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季節の変わり目、猫とわたし。


秋が来た。

すっかりアラサーのわたしは、肌寒くなると身体の節々が痛むようになった。
秋を迎えるのはもう27回目だけど、去年と同じ自分ではない。
しっかりと年齢を重ねて、去年とは別のわたしが、今年も秋を迎えた。

愛猫と過ごす秋は3回目。
夏の暑さで床にぺたんと寝転んでいた猫は、すっかり毛がもこもこになり、寝る場所もベッドやキャットタワーの上など、より温かい場所を選ぶようになった。

秋の支度をしなくてはならない。
もう何度もnoteに書いているが、わたしは猫の下僕。
毎日家を守ってくれている愛猫にとって、家は常に快適でなくてはならない。
季節が変われば、家の環境も変えなくてはならないのだ。


まず、第一に室温管理。
夏場はエアコンを付けっぱなしだったが、この季節は朝晩と昼間では気温差が大きい。
朝晩は寒いのでエアコンは消しているが、昼間、日当たりだけはやけに良い我が家は割と暑くなる。
毎朝血眼で天気予報を見て、室温が高くなりそうな時間に合わせてクーラーをタイマーで付けていく。

一応、エアコンの冷気からの逃げ場を作れるよう、エアコン無しの隣室と行き来出来るようにもしてある。
猫飼いにとっては当たり前の事かもしれないが、快適かつ健康で、ストレスのない環境を確実に作り上げる。
季節の変わり目こそ、より敏感に、神経質になってしまうのだ。


次にお水問題。
愛猫は夏場はよく水を飲んでくれるが、肌寒くなってくるとどうしても量が減ってしまう。
カリカリとウェットフードを常にあげているものの、うちの猫は男の子なので尿路疾患などが怖い。
お水を飲んでもらう事はとても大切なので、お湯をあげてみたり、ちゅーるを溶かしたり、試行錯誤している。
そしてきっと、今年も試行錯誤するのだろう。


次に、温かいお布団の準備。
朝晩気温が下がり始めてからというものの、夏場いっさい布団に入ってきてくれなかった猫がちょこん、と入ってくれるようになった。
数ヶ月ぶりのパラダイス。嬉しくて嬉しくて、涙が出そうだ。

となれば、お布団もしっかり準備をしておくべきだ。
毎年使っている分厚めの布団を引っ張り出し、カバーの洗濯。
しっかり天日干しさせて、すっきり綺麗な状態にしておく。

ふかふかの布団を出すと、愛猫は必ず「ふみふみ」をしに来てくれる。
4.8キロがお腹の上でふみふみするのは、なかなかの重量感で割と苦しいが、きっと重さで苦しいのではなく、幸福感で苦しいのだ、きっと。

そんな、毎晩ふみふみをしに来てくださる猫の為、お布団の準備もぬかっちゃいけない。

その他にも、「もっと寒くなったらホットカーペットを出さなきゃ」とか、「トイレ周りの床が冷えていたらいけないから温かめのマットを敷かなきゃ」とか、「わ、そうこう言っていたらクリスマスが来るぞ、プレゼントは何にしよう…」とか、色々やらなくてはいけない事が出てくる。

ああ、猫の下僕って忙しいなあ。
そんな事を思いながら、顔はでれでれに緩んでいる。
今年も大好きな愛猫と、ぬくぬくと温かく、しあわせな秋を過ごすのだ。


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