「あなたが好き」を貰う度に、眠れなくなるほど嬉しいのに、同時に不安になってしまう。 いつか、私よりずっと素敵な人を見つけたら、私のことなんて忘れてしまうでしょ。…
すうっと風が胸に溶ける朝が、単純に心地いいと思えた。微睡む街を歩いて、飛行機雲をぼーっと眺めていた。 春の訪れにときめいている日々に浮かぶのは、大切な人たちのこ…
バンド名を「kleenvy」にした。クローバーのkleeと、嫉妬のenvyを足してうまれた造語に。 * この四半世紀の人生は憧れを追い続けていた。あの人みたいになりたい、とかあ…
妹と、Instagramでやり取りをすることが増えた。あの子はあたしと同じでアホだから、脈絡のないどうでもいい連絡を寄越してくる。小指がしもやけになっただの、彼氏の惚気…
ほんの一例。 「会える?」より「会いたい」の方が、言葉の裏側にある甘さが伝わる、気がする。 バイト先の店長が言っていた。 「映画というものは、監督の生き様そのもの…
電車に揺られている時が、最も自然な文章がうまれる時間だと思う。それと同等に、静かな海に浮かぶ時やだだっ広い川を見る時もそう。これは、私がすぐ眠りにつく条件と全く…
また今年も、「今年が終わる」のだと思い馳せる。雪が舞う深夜、山の中の宿で重たい布団にくるまれながら。 終わってしまう、の方が近いかもしれない。けれども、やり残し…
腹の底がフワフワして、ふやけちゃう日。言葉にも成らず、泣くことしか出来ない日。御店が1歳を迎えた日。好きな人が増えた日。昨日、今日、明日。続く生活と音楽。絶え間…
誰と誰が嫌い合ってて、誰と誰がギスってて、まあそれは仕方ないしぶっちゃけ関係ないけど、気にはなっちゃう人の性。歌うように日々を過ごせたら、それほど幸せなことは無…
寝過ごして始発を送り、朝10時前の電車に揺られた。偏頭痛と少しの二日酔い、喉の痛み、充電4%。バンドミュージックだけがせめてもの救いでいた。 目を、逸らせないでいた…
元気度を1から10の段階で振り分けた時、一般の人の普通が5だとするなら、私は大概3から4を行き来している。自覚していないストレスを溜めやすいし、子どもくらい頻繁に熱が…
雪虫が飛ぶ様に既視感を覚えた 記憶の各駅停車 地下鉄に乗り込むのと同時に、ああそうだ、と 思い出してしまった 伝えたいことはいつも、白息に変わる 泣いたあとの鼻がや…
褒められてたい。人に囲まれてたい。歌っていたい。好きって言われたい。 人より倍の承認欲求があるけど、これは言い換えれば、寂しい心が生まれやすいのも人の倍。私はね…
どんな顔して。 早くてだったか、このまま順当にいけばだったか、忘れたけれど、秋頃にだいすきな人がまた遠くへ行く。 今日も飲み会で会う、こないだも会った、店に行け…
出勤途中、必ず母校の前を通る。 何も思い出も友達も残らなかった高校生活だった。屋上に続く埃臭い階段は私の居場所で、壁の落書きを見ていた。教室に入れない時は、保…
きちんと仲直りをする、という機会は22年間でまあそこそこにあった。でも、これってね、よく考えたらすごいの。お互い許せないことがあって、それでもまたあの子とお話し…
三谷
2024年3月28日 12:28
「あなたが好き」を貰う度に、眠れなくなるほど嬉しいのに、同時に不安になってしまう。いつか、私よりずっと素敵な人を見つけたら、私のことなんて忘れてしまうでしょ。遠くに行ってしまうでしょ。静かすぎる夜は余計に寂しくなって、余計なことばかり考えてしまうね。私の何かを好いてくれている人、認めてくれている人、見ていてくれる人。1人残らず大切で、眠れない夜がありませんようにと毎日願ってるよ。あなたのこ
2024年3月27日 07:11
すうっと風が胸に溶ける朝が、単純に心地いいと思えた。微睡む街を歩いて、飛行機雲をぼーっと眺めていた。春の訪れにときめいている日々に浮かぶのは、大切な人たちのこと。きれいなものを見て、きれいだと思えるのはほんとうに素敵。きれいだね、と見せたい人や話したい人が居るのはもっと素敵。命絶つ日まで決めていたあの頃の私じゃ、きっとこんな朝をきれいと思えなかった。違うかも、きれいだから憎らしくて泣い
2024年2月26日 01:42
バンド名を「kleenvy」にした。クローバーのkleeと、嫉妬のenvyを足してうまれた造語に。*この四半世紀の人生は憧れを追い続けていた。あの人みたいになりたい、とかあるいは、あれが欲しいとか、そんな憧れたちを。私には秀でた才能はひとつも無くて、今でこそ褒めてもらえるようになった文章も歌もその他諸々も、全部誰かしらの真似事から出来たもの。言うなれば、パッチワークみたいな。時に立ち止まっ
2024年2月21日 03:24
妹と、Instagramでやり取りをすることが増えた。あの子はあたしと同じでアホだから、脈絡のないどうでもいい連絡を寄越してくる。小指がしもやけになっただの、彼氏の惚気だの、私が初任給で買った蟹で作った鍋が忘れられないだの。実家にふたりいた頃は、一触即発だったのに、目を合わせるだけで大喧嘩だったのに。3、4年会わないでいたら、今はいとしくてたまらない。なんて罪な女か。少し昔の話をしよう。今
2024年2月9日 15:19
ほんの一例。「会える?」より「会いたい」の方が、言葉の裏側にある甘さが伝わる、気がする。バイト先の店長が言っていた。「映画というものは、監督の生き様そのものだから観ていて楽しいんだ」あらゆるアーティストの曲もきっとそう。ラブソングひとつ取っても、好きの表現は違う。好きだよとストレートに書く人、好きを使わないで詩的に書く人、そしてまた音だって違う。*まだ音のない曲を産み落としている
2024年1月3日 19:26
電車に揺られている時が、最も自然な文章がうまれる時間だと思う。それと同等に、静かな海に浮かぶ時やだだっ広い川を見る時もそう。これは、私がすぐ眠りにつく条件と全く同じ。頭の中がいい具合にとろけるからだろうか。2024年になって早々、災害が起こり、事故が起こり。私は私で義実家で高熱を出したり、実母からのコンタクトで乱れたり、踏んだり蹴ったり。おめでたい気分とは程遠い、鬱屈とした正月でなんのこっちゃ
2023年12月19日 21:04
また今年も、「今年が終わる」のだと思い馳せる。雪が舞う深夜、山の中の宿で重たい布団にくるまれながら。終わってしまう、の方が近いかもしれない。けれども、やり残したことはあるか、と問われればこれと言って無い。そうじゃなくて、今年1年があまりに色とりどりすぎて、祭りみたいな年が「終わる」のが寂しい。何にしても、始まってしまえば終わることへの寂しさは、私の中で常に居座っているけれど、この丸々1年は特に
2023年12月2日 00:26
腹の底がフワフワして、ふやけちゃう日。言葉にも成らず、泣くことしか出来ない日。御店が1歳を迎えた日。好きな人が増えた日。昨日、今日、明日。続く生活と音楽。絶え間ない夢。今年が終わる。2023年も、たくさんの人に歩かせてもらって、笑わせてもらった1年だった。一昨年や去年は、目を瞑って浮かんだのは、ひりつくようなことばかりだったから、今年はなんか、素直に心から笑えた年だったように思う。思える。
2023年10月11日 08:22
誰と誰が嫌い合ってて、誰と誰がギスってて、まあそれは仕方ないしぶっちゃけ関係ないけど、気にはなっちゃう人の性。歌うように日々を過ごせたら、それほど幸せなことは無いけれど、そう上手くはいかんです。思い出す人達、がこれ以上増えないように。いくら大好きでも、垣間見える違和感には目を背けられなくて、ついムッとしてしまう。表に出すか出さないか、伝えるか伝えないかの違いだけで、みんなみんなそういうシーンは
2023年9月5日 10:30
寝過ごして始発を送り、朝10時前の電車に揺られた。偏頭痛と少しの二日酔い、喉の痛み、充電4%。バンドミュージックだけがせめてもの救いでいた。目を、逸らせないでいた。発車して僅か、一軒家が近づいてくる。線路沿いにある家、電車が通れば揺れる家、バスケットゴールがある家。私の、実家だった家。目を、逸らせないでいた。乾ききったコンタクトでしっかり見据えた。焼き付けるように、燃やすように。いっそ
2023年8月22日 12:11
元気度を1から10の段階で振り分けた時、一般の人の普通が5だとするなら、私は大概3から4を行き来している。自覚していないストレスを溜めやすいし、子どもくらい頻繁に熱が出る。それゆえに、予定が予定通りいかなくて、またそれで塞ぎ込んで、1日を寝潰す日も未だにあるしこれからもきっとある。そしてここに不安障害由来の発作が出ると、しばらく引きずる。スクリーンが広がっていくような感覚の後、指が痺れて、息が浅く
2023年8月22日 11:24
雪虫が飛ぶ様に既視感を覚えた記憶の各駅停車地下鉄に乗り込むのと同時に、ああそうだ、と思い出してしまった伝えたいことはいつも、白息に変わる泣いたあとの鼻がやけに赤いのを寒さのせいにして三十六度がみぞれになっていく二駅先にあるあなたの家は私、もう忘れました路地に入った所で煙を吐いてみる喉が震えるのは、冷たい空気のせい冷たい空気の、せい
2023年8月19日 06:39
褒められてたい。人に囲まれてたい。歌っていたい。好きって言われたい。人より倍の承認欲求があるけど、これは言い換えれば、寂しい心が生まれやすいのも人の倍。私はね。満たされないし、満たされることは無い。だからどんなにこれから凄いヒトになったとしても、寂しいなって泣く日は無くならない。最近になって気づいた、私の原動力は寂しさゆえに、かも。私は決して清廉潔白ではないし、勿論生きてれば嫌われる場
2023年8月7日 13:08
どんな顔して。早くてだったか、このまま順当にいけばだったか、忘れたけれど、秋頃にだいすきな人がまた遠くへ行く。今日も飲み会で会う、こないだも会った、店に行けばいつでも会える。がはがは笑うあの時間が愛しくてたまらなくて、たのしいなあとぼやく時、かならず「この時間ももうすぐ終わってしまう」と、誰にも共有しない心が実はある。彼が遠くへ行ってしまうのを聞いた朝、家に帰るまでずっと泣いていた。朝
2023年8月7日 06:30
出勤途中、必ず母校の前を通る。 何も思い出も友達も残らなかった高校生活だった。屋上に続く埃臭い階段は私の居場所で、壁の落書きを見ていた。教室に入れない時は、保健室か図書室が避難場所で、図書室の先生はいつもお茶を淹れてお菓子をくれた。色々あったよな、と数年前に思い馳せて、ふと記憶の中にいた人を思い出した。厳しくて怖くて、皆から嫌われていた先生のこと。私は、あの先生のことを嫌いだなんて思わなかった
2023年7月31日 05:02
きちんと仲直りをする、という機会は22年間でまあそこそこにあった。でも、これってね、よく考えたらすごいの。お互い許せないことがあって、それでもまたあの子とお話したいが勝って、向き合っていく心の変化。心の移り変わりは、喜ばしいも悲しいも多かれ少なかれ体力を使うし、思考を止めればそれまで。止められなくて、止めたくなくて、また考えては空想して、動いて、また元に戻る。 私を、水のようだと言った人がいる