2023年「は」
腹の底がフワフワして、ふやけちゃう日。言葉にも成らず、泣くことしか出来ない日。御店が1歳を迎えた日。好きな人が増えた日。昨日、今日、明日。続く生活と音楽。絶え間ない夢。
今年が終わる。
2023年も、たくさんの人に歩かせてもらって、笑わせてもらった1年だった。一昨年や去年は、目を瞑って浮かんだのは、ひりつくようなことばかりだったから、今年はなんか、素直に心から笑えた年だったように思う。思える。
すれ違って、仲直りして、愛しく思う人、守りたい人が増えたね。守りたい場所も増えた。そして幾分か、私自身にも守れるものの量が増えた。幸せで泣くことの方が多くなった、涙の量は変わらないけど。
自分の不甲斐なさに奥歯をすり減らして、それでも腐らなかったのは、あなたがいたから。あなたにまた会いたくて、生きていけたから。私は、あたしは、今年になってやっと、生きていてよかったと心から言えるようになりました。
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あの時死ななくてよかった。
母さんが繋ぎとめてくれたから、ここに私がいる。歌って飲んで眠って仕事をして、生活を紡いでるよ。
左腕の傷は生々しく残るけど、生き抜いた勲章だと思えるようになりました。
次そっちに行くのはいつだか分からんけど、またお話しよう、話したいことがたくさんある。
生きていてよかったと思う度に、母さんに感謝を浮かべてることを、伝えに行く。
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23歳のあたしは、どこにいるだろう。
変わらない為に変わることを辞めないでいて、好きなものが霞まないようによく見ていて、寒い時は好きな人達の中にいてね。これは全部、22歳のあたしがみんなから教わったことだから。来年もどうか、歌い続けていてね。
よいお年を。