【裏側】長期インターン選びで失敗する人が多すぎるので、大学生がサービスを作ってみた
0.はじめに
初めまして、中央大学4年生、C,inc.の稲次悠介と申します。
このnoteは私が立ち上げから関わっており、現在共同責任者である長期インターン体験サイト「Cenakaインターン」をリリースに至った理由を書き出しました。
Cenakaインターンは、私が3年前、長期インターンを探す時に困ったこと、わからなかったことを解決する為の機能を詰め込みました。
そして長期インターンを複数経験した今だからわかる、こういった情報があれば、これから就活を行う方々が将来やりたいことを意識した企業選びができるのではないかと思った情報を
大人の言葉ではなく、大学生が理解しやすい言葉とデザインで伝えることを意識しました。
大学生の目線をふんだんに活かした、大学生のためのサービスになっています。
Cenakaインターンをなんらかの形で知ってくださった皆さんが
作った人は、こんな思いで作ったんだと思ってくだされば嬉しいです。
1.Cenakaインターンを作った理由
1-1.長期インターンの良いところ
まずは私自身が長期インターンをやってみてよかったことを伝えます。
私は長期インターンを、海外留学と同じくらいの意義のある経験だと思っております。
その理由は3つあります。
沢山の社会人に会えるので、いろんな人の良いところだけ抽出した、自分のだけの将来なりたい像を作れるから
長期インターンの体験が、ガクチカとして就活で使える&新卒入社後も同期に差をつけれるきっかけになるから
「学生」という肩書きがあるおかげで、通常社会人を数年経たないとできない経験ができるから
1.について、
いろんな分野の社会人にたくさん会えるのは学生のうちにしかできない経験だと思います。
私は大学1年生の冬から現在までの3年弱で、1社目に人材紹介会社、2社目に代表井端と出会ったキャリーミー、3社目にSpeeeそして4社目に現在所属しているThe Breakthrough Company GOと長期インターンを経験してきました。
業界や年齢、立場や育ってきた環境が違う人たちと実際会話をし一緒に働くことで「この人の考え方が凄く自分にあっているな」とか「この事業面白いな」とか、逆に「こういう働き方はできないな、やりたくないな」などを実体験で経験し自分の人生に活かせることは良いことだと考えます。
これらの経験は我々学生が、仕事や企業を選ぶ際に、「思ったのと違った」という意思決定を避けることができると思っています。
実際就活の時に、なんとなくのイメージで良いなと思っていた、ある会社の座談会に参加した時に、社員の方が「うちの会社はxxxを大事にしてます!」と発言していたのを聞いて、xxxを自分は好きではなかったので、選考を辞退した経験があります。
自分と似たような思考を持っていた先輩がその会社に入社して数ヶ月で合わなくてやめたと言っていた時は、おそらく私も合わなかったと思うので辞退しておいてよかったと思いました。
2.について、
長期インターンを本気でやると、社会人1-3年目くらいのマインドセットと、実務力が身につきます。
そして長期インターンで結果を出すまでの過程は十分、難関企業で戦えるガクチカになります。私も実際長期インターン経験をガクチカに就活してましたし、難関企業のサマーインターンに参加した際に班の子全員が長期インターン経験者ということもありました。それくらい汎用性がある体験だと思います。
入社後同期に差をつけれるきっかけになるについては、私がまだ学生なので実体験ではないですが、長期インターンで出会った先輩達が皆新人賞や、過去最高〇〇を記録しているのを見ると、実際長期インターンを経験している学生は強いんだなと思います。業務レベルもそうなのですが、社会人の基礎能力・思考力ができているので学生から社会人までの移行がスムーズに行えるのではないのでしょうか。要は飛び級と一緒だと思います。
自分も先輩たちのように新卒で入る会社で活躍できるように頑張ります。
3.について、
例えば、イベントに参加した際に、来場頂いていた社長さんと名刺交換をする機会があり、「学生」という肩書きに興味を持って頂いて私の相談に親身に乗っていただいたことがあります。
勿論私が出会ってきた社会人の皆さんのお人柄が素晴らしかったのは言うまでもないのですが、「えっ!学生なのに凄いね」と自分に興味を持っていただく機会はこの数年で数え切れないくらいありました。
若手だとなかなか話せないハイレイヤーの方々が、「学生なのに面白い」と足を止めてもらう理由になるのは今しかできない貴重な経験だなと思います。
また大人の現場での、マナーや若手の振る舞いを先に学べたのも良かったです。例えばテーブルマナーや、タクシーの座り方、目上の方との会話術など、将来知らなったでは済まされないことを学生のうちに学べるのは大きいと思います。
「あ、こいつできる後輩だな」と思われる要素を学べるのは今後の社会人生活でも役立つのではないでしょうか。
今の時代、そんなことしなくて良いよとおっしゃる先輩方は多いと思いますが、社会人としての行動が求められた時に、実践できることは良い経験だと思います。
1-2.残念ながら運命の長期インターン先に出会える人はほぼいない
しかしながら、私や、私の友人たちのような貴重な経験を必ずしも長期インターンをやれば絶対に詰めるわけではないと、私は数十人に渡る長期インターン経験者とのインタビューと、実体験で確信を持っています。
その理由は2つあります
長期インターンを始める人の多くが大学2,3年生で、自分が仕事でやりたい事や向いている事、どんな人と働きたいか?など、分からないことが多すぎて、自分に合っている企業を探し出す判断基準を持っていないから。
長期インターン自体が直近数年で行われるようになった、バイトでも就活でもない新しい取り組みであり、社会人の方々でも経験していない方が多い。そのため長期インターンサイトを作ったりする方々の多くが大学生が長期インターンを探す上で欲しい情報や、必要じゃない情報を理解しづらいから。
簡潔にまとめますと
長期インターンをやる人の約8割が就活を経験しておらず、ガクチカ目的やバイトの延長線上のような形で多くの学生が興味を持ちます。
しかしながら、人生で初めてバイトではなく、社会人として働くことに直面する大学生の大半が自分の仕事観が理解できていないので、自分に適した長期インターン先がわかっていません。
そんなどんな仕事が自分に合っているか理解できない学生が、大量の企業情報が溢れるサイトの中から企業を選び、30〜60分の面接を通して自分に合っている合っていないを判断することは難しく
結局の所、大学の通学圏に近い勤務地や聞いたことある情報(マーケティングって授業でやったことがあってなんかかっこいい、など)から、たまたま目についた長期インターン選考を受けて受かった会社に行くという形になる人が多いです。
もしくは大学の先輩の紹介で、同じ会社に入社するという形で、長期インターンを選んだ学生が大半でしょう。
(大学の先輩は言っちゃえば他人であり、また多くの場合は上司から後輩を紹介してと頼まれるケースが多く、本当の意味でマッチした企業に出会える訳ではないと私は思っています。適当に探すよりマシですが。)
このような現状の長期インターン採用環境が、
僕の身の回りで多発していた
多くの大学生が当初の任期を全うせずにインターン先を退職
またはバイトと同じように、ただ時間と時給の交換をしているだけの、なんの経験もガクチカも得られない、ただただ無駄な時間を長期インターンで過ごすことになるというわけです。
そしてそれは当初長期インターンを始めた目的を達成できていないでしょう
「長期インターンで自分に合っている会社に出合い、そこで結果を出し、社内外の社会人と親密の関係になり、長期インターンを通して貴重な経験をすること」は今の長期インターン採用モデルだと、非常に確率の低い運ゲーだと私は思っています。
1-3.私なら運ゲーをなんとかできるんじゃないか・・・??
ではなぜ運ゲーが発生しているのでしょうか。
長期インターン採用が運ゲーになってしまっているのは、学生側に非は全くないと僕は考えています。だってしょうがないですから。学生は学生です。社会人ではない。だから仕事のことなんてわからなくて当然だし、自分に合っている仕事を理解している方がすごい。この運ゲーの根本原因は、一個前で記載した今の長期インターン市場のマッチングの仕方だと思っています。
そして、ぶっちゃけ企業側もそんなに非があるわけではないとも思っています。長期インターンを募集している企業の社員は、ベンチャー企業が多く、超忙しいのでいちいちインターン生の採用に時間をかけれないですし、そもそも採用の仕方すらわからないというのを、人事を1年以上やったことがある私は知っています。
では、どうすればこの問題だらけの長期インターン採用市場を変えることができるのか?
学生はどうすれば、自分にあった企業を探せるのか?
長期インターン採用の運ゲーをなんとか解決できないのか?
でもそんなことができる人はいるのか?
そこで僕は決意しました。
長期インターンを大1から合計4社でやり、キャリアについて死ぬほど考えた「大学生の気持ち」が理解でき、企業の人事代表を務め、「企業の求める採用要件」が理解できる私ならば
この運ゲーな長期インターン採用の仕組みを根本的に変えることができるのではないか?というか、僕がやらないと一生長期インターンは、ごく一部の学生と企業がいい思いをして、その他は運ゲーに負けてしまうのではないか?
就活が完全に終了して、ぼけーっとしていた大学4年生の夏前にそんなことを思い、学生生活最後ビジネス分野で何か頑張ろうと思っていた私は色んな企業で、どうすれば長期インターン採用が学生と企業にとって上手くいくのかをテストをしながら、
個人的に付き合いがあったC,inc.のメンバーのみなさんと一緒に、これだ!という他の採用サイトが行なっていない採用の仕組み(※)を発見し、世の中に提案するCenakaインターンを立ち上げました。
巻末にCenakaインターンの説明を書きましたので、見てください。
2.まとめ
2-1 長期インターンが留学と同じくらい大学生にとってポピュラーになる日を目指して
私が長期インターンに関する事業を作りたいと思った理由は単純で、自分が長期インターンで人生が良い方向に変わったと思っているからです。私の能力は全く凡人です、と言うか呪術廻戦と進撃の巨人がストーリーが複雑すぎて、何が面白いかわからないと言うくらい地頭も悪いという点では凡人以下でしょう。
そんな私が長期インターンを経験したおかげで、働くことへの意識が変わって人生が前向きになりましたし、他大の優秀な友達にも出会い、将来会社をクビになっても一人で生きていけるくらいの営業力はつけれたし、大学生活普通に生きていたら絶対落ちてた企業から内定ももらいました。
私は長期インターンが、留学と同じくらい当たり前のものになればいいなと思います。留学に行って価値観が変わり、自分のやりたいことが見える子たちがいるように、長期インターンもそう行った経験ができるからです。しかも長期インターンはお金がもらえて普遍的なスキルが手に入ります。
一人でも多くの方が、仕事を我慢の時間ではなくて、前向きにやりがいを持って取り組めるようになれれば素敵な社会だなと私は思っております。
やりたくないことをやるほど人生は暇ではない、嫌なことはやらなくていいんです。もちろん仕事も。
ただ何か働くことに興味があるならば、長期インターンに挑戦してみてください。きっとあなたの人生を変えてくれます。
Cenakaインターンについて
現在運ゲーである長期インターン採用の仕組みを変えるために、面接の前に超短期インターンを実地し、事前に学生が企業との相性を確かめれるサイトCenakaインターンを現在頑張って運営中です。
Cenakaインターンの特徴
①長期インターン参加前に30分の超短期インターンをすることで、会社や入社後業務との相性を実体験で理解できる
②超短期インターン参加後、合わないと思ったら選考辞退をしていい。むしろどんどんしてほしい。
③長期インターンを3年行った現役学生の私がプログラム設計をしているので、学生目線のサイトにしている。
(例:横文字をなるべく使わない。企業の誇大表現を許さない。 etc・・・)
私も今まで他社のサイトを使ってきましたが、その多くが社会人向けのフォーマットをそのまま長期インターンに横展開しているので、使いにくくわかりにくいことが多かったです。
現状の30-60分の学生が一方的に喋る面接で、自分が本当にその企業にあっているか、社会人経験がない大学生がわかるわけないんです。僕も1社目の長期インターンを受けるとき全くわかっていなかった。
だからこそ、超短期インターンという仕組みを作りました。長期インターンのつまみ食いですよね。
事前に体験するから、自分がやりたい業務やりたくない業務がわかる
事前に体験するから、一緒に働きたい会社か、働きたくない会社かわかる
なんでもできる大学生活、せっかく長期インターンをやるなら、やってよかったと思えるような環境を僕はみなさんに届けたい
企業が学生を選ぶ採用から、学生が企業を選ぶ時代に
僕は長期インターン市場を変えたいと思っています。
気になった方は是非登録してチェックしてみてください。
友達、知り合いで読んだ方いたら感想ください♡
読んでくれてありがとうござました!これからも頑張ります!
2022年10月21日 稲次悠介
このnoteを書いた人について
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