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『ブルシット・ジョブ』/技術革新と人類の増加
仕事に就く以前の学生時代は、間接的であっても労働を通して自分の仕事が世の中の役立つことを実感できるだろうと素直に考えていた。ある程度の年月を民間企業で働いた後の現在、過去の期待はやや無邪気だったと思える。私が実際に経験した仕事の多くは、その本質から離れた形式的な作業で肥大化し、仕事が受け手にとって価値あるものかは第一義的ではなく、表面上の目的は体裁を整えるための虚飾でしかないことも珍しくはない。
もっとみる「リアリティがない」とは?
「リアリティがないっていうけど、そんなにリアリティが欲しいんなら小説なんか読まなければいい」。先日、概ねそんな意味の言葉を、読書レビュー目的のツイッターアカウントのタイムラインで目にした。有名な小説家の発言を、ユーザーが拾ってツイートしたものだ。
「リアリティがない」はフィクションに対する批判として誰もが見聞きしたことがあろう常套句だ。そして、擦り切れた安上がりの言葉のわりには、もっともらし
SNSで、メメント・モリ
読書レビュー用のTwitterのアカウントを使い始めて7ヵ月ほどが経過した。発信も兼ねて本格的にツイッターを利用するようになって、ときどき目にするようになったのが、フォローとフォロワー(FF)数が同時にひとつずつ減る現象である。私が知る限り、原因は次のふたつである。
①相互フォローからのブロック(ブロ解)
②相互フォロワーがアカウントを削除
SNSを利用していない人や、ツイッター利用歴