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ファッション系エッセイ

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「装い」について、ファッションにまつわる美学と哲学について書いたエッセイをまとめています。
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2023年7月の記事一覧

ファッションの魔法

ファッションの魔法

昨日フルーツ柄についてコラムを書き、レモン柄の友達にも「この間のことについて書いたんだ〜!」とお知らせをしたら。

「今度フルーツ柄のお洋服を着てケーキ食べに行きましょ!」なんていう今年度ベスト・オブ・ファビュラス!!!なお誘いを頂いてしまった。
なんてことだ。なんて粋なんだろうか。そしてなんて有り難き幸せなんだろうか。

早速楽しいことが起こったのであった。ファッションの化学反応、いや、これはも

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愛おしきフルーツ柄

愛おしきフルーツ柄

夏になると着たくなる柄というのはいくつもあって。その中でも私のイチオシはフルーツ柄である。

見ているだけでハッピーな気持ちになれるのはもちろんのこと、フレッシュでジューシーな印象のフルーツ柄。若々しさと瑞々しさを兼ね備えているということで積極的にアラサーの私も取り入れていきたい所存である。

そんなわけでこの夏はフルーツ柄キャミワンピを買ったのであった。我らのメルカリで!!

ぎゃんかわ!!!!

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夏のモノトーン

夏のモノトーン

夏のモノトーンファッションも可愛い。
スマートでスタイリッシュで、そして涼しげで。

この間、図らずもお互いのコーディネートが白黒に揃ったことがあった。そのまま単体でも可愛いというのに、なんとセットで更に可愛いではないか...っ!!

私はオールホワイトコーデ。
友達はオールブラックコーデ。
事前に打ち合わせしてきたかのようにキレイにモノトーンで揃った。

すごい!可愛い!超宇宙〜〜ッッ!!!(う

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明るく華やかに弾ける

明るく華やかに弾ける

以前はどうしても白が着られなかった。
正確に言うと、着たくても着られなかった。

なんだかすぐ汚れてしまいそうで怖くて。

とは言えアンミカ様の言うように
「白は200色ある」らしいし、アイボリーとかオフホワイトとかキナリとか、白に近い色を取り入れたファッションを楽しむことは可能になった。

そしてそんなすぐ汚れるようなシチュエーションって実際にはほとんどない。

カレーこぼしそうだなとか、ミート

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有線イヤホン様

有線イヤホン様

イヤホンがワイヤレス主流になってどれくらいが経つだろうか?今現在、有線イヤホンを持っている人はどのくらいいるのだろう?
あまり時代の流行に詳しい方ではないのでよく知らないけども、私は未だにしっかり有線イヤホンを使用している。いや、愛用していると言っても過言ではないだろう。

こちらが私が今も使っている有線イヤホン。
バッグの中で絡まってなかなか解けず、知恵の輪状態になることもしばしば。だいぶ長いこ

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花火大会と浴衣、そして

花火大会と浴衣、そして

今日はなんだか妙にやたらと浴衣姿の人が多いなあ。夏だもんなあ。仕方ないよなあ。浴衣が着たくもなるよなあ...。青春だなあ...。いいなあ...。

そんなことをなんとなーく思いながら歩いていた。

用事を済ませ、友達とLINEを何気なくしていたら今日は東京一の花火大会であることが発覚。

そもそも友達が話題に出すまで何にも知らず、っていうか何時から何時まで?これは時間帯に気をつけないと帰りが大変な

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ファンシー⭐︎フレンズ現る

ファンシー⭐︎フレンズ現る

毎日毎日びっくりするぐらい暑くて、明らかに身体のエネルギーが奪われている。喉も身体も、なんなら心までカラカラになりそうだ。

なんだか今日は元気がないかも...。

ぐったりしながら電車に乗り込む。
効きすぎなぐらいのクーラーがむしろ心地よい。はあ、身も心もヘトヘトだ。夏バテかなあ...。

そんな私を天が見かねたように、素敵なワンピースを着たお姉さんがスッと、どこからともなく視界に現れた。

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ワンピースと旅して

ワンピースと旅して

ワンピースが昔から好きで、よく着ていたみたいだ。思えば母は手作りのワンピースを私に着せてくれていたらしい。小さい頃で記憶にはないのだけど...、その事実があるというだけで、とてもあたたかな気持ちになる。

ワンピースの良いところ。一枚でコーディネートが決まるところ。だけど小物次第で雰囲気を変えることができるところ。楽ちん。動きやすい。華やか。などなど。

夏にワンピースを着ていた私を見て、ゴールデ

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海と水着と私と

海と水着と私と

夏だ。真夏だ。皆が海に行きたいと言い、SNSには早速海に行った民たちが写真をばんばん上げている。またこの季節が来たんだなあとぼんやり思う。私は海には行かない。もう何年も海には行っていない。いや、嘘だ。十数年は行っていないだろう。

最後に記憶にあるのは...。
高校の修学旅行で沖縄へ行った時のこと。

ああ、そういえば実家がなくなる時にアルバムを持って帰ってきたっけ。

.........。

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パフスリーブが着たい

パフスリーブが着たい

パフスリーブ。それは袖が丸くふわふわと可愛らしい形状をしている。着る人の可憐さを引き立てるパーツである。

しかしなぜだか私が着るとガンダムになってしまう。なんだこの肩のいかつさと破壊力の強さは。おいおい着る人の可憐さを引き立てるパーツじゃなかったのかよ...?

と、数年前まで結構本気で思っていた。

大人になってパーソナルカラーや骨格診断を参考にしたり、体型も思考も変わったり。時を経て、私の「

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試着室で想うこと

試着室で想うこと

お洋服を買う時、私は必ず試着をするタイプ。
自分の中で以下を基準に買うor買わないを決めている。

①手持ちの服や小物と合わせられるか
②ときめくか
③一瞬でも迷ったら買わない

若い頃はバイトで頑張って働いて得たお金を何でもかんでもファッションに注ぎ込んで結局「服はたくさんあるのに着る服がない!!涙」状態に陥っていた。

断捨離も大切だけど、そもそも買う時にきちんと判断できれば物やお洋服はやたら

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誰かのガールフレンド感

誰かのガールフレンド感

友達と話す中で「誰かのガールフレンド感」のある雰囲気が好きという話になった。

これは私もとても共感できる...!と盛り上がったわけだけど、そもそも「誰かのガールフレンド感」って一体どこに感じるんだろう??

映画で見たことあるような雰囲気だったり、それを彷彿とさせるイメージがあるわけだけど。その正体って一体全体なんだろう???

「犬より猫」!
めちゃくちゃわかる気がする...!
あとなんだろう

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髪色をめぐる冒険

髪色をめぐる冒険

今まで一体何度髪色を変えただろう?
茶髪、金髪、銀髪、ピンク髪、青髪、紫髪、緑髪...控えめに言ってこれくらいだろうか。

私にとって髪色を変えることは気分転換みたいなものだった。全く別人のように変身できるたびに、わくわくもしたし安心もした。新しい自分になれたようで。

そんな風に頭皮や毛根を痛めまくっていたのだけど、ある時に気がついた。

「私は一体、何になりたいんだろう?」

度々髪色を変えて

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いくつもの時間を超えて

いくつもの時間を超えて

夏は毎年欠かさず着ているアミアミの羽織り。これはおばあちゃんのお下がりでレトロなデザインがとても気に入っている。軽くて涼しいし着回ししやすい。可愛いだけでなく機能性も抜群なのである。

ちょっと古いものに魅力を感じる。
私はその時代を知らないけど、どこか懐かしく感じたり、愛着を持ったりもする。

ある人が「今の時代はどんどん新しいものが出てくる。だからこそ古いものが逆に新鮮に感じたり斬新に感じたり

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