マガジンのカバー画像

死ぬのか、生きるのか。を考えた期間

11
鬱になって、死を(少しだけ)考えてしまったあの時のnote。
運営しているクリエイター

記事一覧

ゆっくりと、息をしていて。

ゆっくりと、息をしていて。

仕事も
身支度も
洗濯も
掃除も
お風呂も
連絡も

全てが出来なかったとき、
私は私以外の人類皆敵に見えていた。

大丈夫かい?という心配の声も
なにか行動しないとだめだよという有難い声も
自分に投げかけられる全ての声が怖かった。

誰も私に構わないでよ。期待しないでよ。
誰にも何も言われたくない。
死にたい。

人生で初めてそんな感情を抱いた。
(人生と言っても今年24になるくらいしかまだ生

もっとみる
夜はもともと長いのか、それとも長くしているのか。

夜はもともと長いのか、それとも長くしているのか。

少し前の鬱になっている時は、
PM23時からAM6時までが
私の安心出来る唯一の時間だった。
誰からもLINEや電話が来ない、私だけの時間。
その「7時間」は長いようでとてもあっという間。

毎日不安が後を絶たなかったあの頃は、
"この時間がずっと続けばいいのに" と
夜を長くしたがっていた。

実家に帰ってきて、ゆっくりと普通の生活に戻ってきてはいるものの、夜はまだまだ長いようだ。
今日もまた寝

もっとみる
あの頃とは正反対の感情で流れる涙

あの頃とは正反対の感情で流れる涙

仕事を辞め、実家に帰省してもうだいぶ経つ。
地の底に落ちた私を両親は温かく迎えてくれ、これまで一緒にいなかった時間を埋めるように過ごしている。
私は高校生になってから仕事を辞めるまでの間、
実家ではない遠い所で生活をしていた。
私にとって「実家」は息苦しい場所だった。だから物理的に距離を置いていた。

仕事を辞め、何もしていない私。
ずっと家で猫と戯れて、食事が終わったら食器を洗って、シンクを掃除

もっとみる
自分の顔なんて見たくなかった。

自分の顔なんて見たくなかった。

約4か月ぶりに美容室に行ってきた。
仕事を辞め、鬱になってから自分のために何かをするという時間は久しぶりだった。
いつものスタイリストさんは本当に気さくで、毎回曖昧なイメージで行っても丁寧にカウンセリングをしてイメージを固めてくれる。
仕上がりも毎回完璧すぎる。(だからこうして何年も通っている。)

髪を切られながら、こんなことを思っていた。
”自分の力(カウンセリング、技術等)で目の前の人を最高

もっとみる
「いきなり」という言葉は存在するのか。

「いきなり」という言葉は存在するのか。

「いきなり」会社を辞める

「いきなり」連絡が取れなくなる

「いきなり」死にたくなる

"いきなり" という言葉は本当に存在するのだろうか。

これから書くことはあくまでも私の感覚や思ったことなので、いやいや私はこうだと思うよなどがあれば教えてください。

冒頭3行に いきなり〜〜 と書きましたが、
私はこの3つ、全てに当てはまると言える。
なんてことないある平日、
いつも通り6:30に目が覚め

もっとみる
予定は、希望だ。

予定は、希望だ。

実家でのんびり生活をして早数か月。
ついこの間まで鬱になって連絡を遮断していたことが遠い昔に思えてくる。
(ついこの間までの状況は下記noteをご参照ください。)

やっと、近しい人に自分の近況報告をしようかなという気持ちになってきた。この心境の変化は私にとって大きな一歩だ。

私の状況を知っている人はほんのわずか。
そのうちの1人に中学の同級生がいる。
次の休みの日に会おうと約束をした。

(会

もっとみる
私はわたしに何を求める。

私はわたしに何を求める。

今話題になっている『世界でいちばん透きとおった物語』を読んだ。
それは、世界で1番透き通った物語だった。ぜひ読んでいない人は読んでみて欲しい。
本にはこんな書き方もあるんだと世界が広がったような感覚だった。

仕事を辞め、今後のことをぼんやりと考えている。
何をしようか、と。
インスタ運用やライター等在宅で出来るのも良い。
いつか自分の本を出してみたいという思いもあるが
漠然とし過ぎている。

もっとみる
心からの有難う

心からの有難う

メンタルが地に落ちていた時、
どんなに温かいメッセージを貰っても、
どんなに心配されていても、
全て受け取れなかった。
全部の連絡を無視して、閉じこもっていた。
LINEの通知はどんどん溜まり、
電話がくることも怖くなった。

"私の気持ちなんかわからないくせに"

"こんな風に惨めになったことのない人に何も言われたくない"

"私はいいから、お願いだから誰も私に構わないで"

"何も求めないから

もっとみる
明日の私はどんな私?

明日の私はどんな私?

すごくすごく前向きに
毎日予定を詰めて
毎日誰かのために面談をして
自分のために問いを投げかけて
時には色んな人に問いを投げてもらって
給料はそれなりだったけど週4.5でカフェバイトをして


そんな毎日を送っていた自分は本当にいたのだろうかと疑ってしまう。
いや、疑ってるのではなく羨んでいる。

過去にすがる時は、今が上手くいっていないから。
色んな過去を思い出して、
涙が出るほど遠い記憶で、

もっとみる
周りがやっと見えてきた

周りがやっと見えてきた

死にたいと少しでも思ってしまった4月のメンタルから、実家に帰ってゆっくり休んで少しづつシンプルに物事を考えられるようになりました。

1つ前の投稿(下記参照)で私の状況をざっくりと書きましたが、温かいメッセージをいただきました。
本当に有難うございます。

少し前の私だったら、この温かいはずのメッセージを冷たいと感じ、受け取ることを拒否していたと思います。

私の何がわかるんだ。
誰にも共感なんて

もっとみる
つくづく自分を好きになれない

つくづく自分を好きになれない

ある日、私の中の何かが切れてしまって仕事をやめた。
塞ぎ込んで、連絡を断ち切って、外にも一切出ない
そんな毎日を送った。
見かねた親は実家で休めと行ってくれた。
私は今も実家で過ごしている。

冒頭で"ある日、私の中の何かが切れてしまった"と書いたが、今思うと溜まっていたものがぶわっと溢れ出てしまった感覚だと思う。ある日突然会社に行けなくなるなんてことはなかったから。
朝、準備する時間になって目が

もっとみる