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行動経済学が教えるデートで割り勘がNGなワケ:「予想どおりに不合理」から

行動経済学が教えるデートで割り勘がNGなワケ:「予想どおりに不合理」から

"デートの相手は、この食事のためにあなたがいくら費やしているか気づかないかもしれない。(中略)
だがこれは、人間関係を特別な領域に維持して、市場規範から遠ざけておくために支払わなければならない金額なのだ。"

こんにちは、こんばんは。
「エストニアからの手紙」執筆者の神長広樹です。

これまではエストニアの団地からコミュニティへとスキップしてまいりました。
さて、今回は好奇心の記録指針(ログポース

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アートなコミュニティ

アートなコミュニティ

「何事も始めるよりも続ける方が難しい。個人的な新年の抱負でさえ1年通すのは難しいのに、ましてや出自や関心ごともマチマチなコミュニティ運営なんてどうしよう。。。」

こんにちは、こんばんは。
ここ最近はエストニアの貧困状況から始まり、「団地」にフォーカスしてその近代史を追ってきました。ロシア語話者とエストニア人との確執も"そういうことだったのかー"と歴史を紐解くことで両者の理解に、個人的には3歩くら

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「"何もしない"が正解に...」 再開発のジレンマ。首都タリンの団地事情 ‐この頃編‐

「"何もしない"が正解に...」 再開発のジレンマ。首都タリンの団地事情 ‐この頃編‐

"こんにちは、こんばんは。

有難いことに前回の「首都タリンの団地事情-歴史編-」はすごく反響を頂きました。こちらは、その前の投稿でエストニアの貧困事情に触れ、その実態、自分も実際に住んでいる団地について詳しく知ろうという想いで書かせていただきました。ソ連が残したMicrodistrict政策が今なおタリンの都市環境に大きな影響を与え続けており、歴史とは過去のただ一点ではなく、そこから連続して未来

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哀しくも深い。首都タリンの団地事情‐歴史編‐

哀しくも深い。首都タリンの団地事情‐歴史編‐

”こんにちは、こんばんは。

前回はですね、自分も住んでいる団地について調べようと思ったきっかけともいえる高齢者の貧困事情について取り上げました。実に35%の方がOECDにより貧困と位置付けられ、約50%が貧困予備軍であるという衝撃的な事実をお伝えしました。あまりハッピーとは程遠い内容なので"スキ"の数が寂しいのが残念に映りますが。。。よかったら"読んだよー"という証で押してってくれますと励みにな

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なぜエストニアでは高齢者の貧困率が35%と高いのか. 首都タリンの団地事情‐導入編‐

なぜエストニアでは高齢者の貧困率が35%と高いのか. 首都タリンの団地事情‐導入編‐

"こんにちは、こんばんは。

まだ学生だった頃タリン空港から大きな荷物を担いでタクシーに乗っていた時に運転手のおっちゃんに

「学生か?何を勉強しているんだ?」と聞かれたので得意げに
「電子政府だよ」と答えたら、
「なんじゃそりゃ?」と返ってきました。

ぼくもびっくりしたので、
「IDカード持ってるでしょ?それを使って窓口に行かなくてもほとんどすべての公的サービスを受けれるでしょ?そのことですよ

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