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眠れない夜の癒し系恋愛小説「SHOOTING STAR」蒼井氷見 #短編
きっかけは、女友達の瑞希のひとことだった。「行ってみたいよねって話になって」
瑞希の言葉に、私は、海水浴帰りの渋滞中に見るともなく目に入る、お決まりのネオンを思い出す。
その建物は、ずいぶん昔からそこに建っていた。明らかに「いかがわしい」雰囲気を醸し出す外観。煤(すす)けた赤茶色の壁。閉め切った窓。電球の切れかかったネオン。建物の周辺に民家はなく雑草が生え放題の荒れ地で、国道から入口へと続くで
自分の人生で何が大切かを考える
昨日、葉書が1枚届きました。自分宛でした。
暑中見舞い?引越し通知?
文面を返すと、友人のご主人が亡くなった知らせでした。しかも半年前に葬儀を済ませたとのこと。
印刷された活字と絵の端に短く、手書きのメッセージが添えられていました。彼女らしい気遣いで、やっとの思いで筆を走らせたことが感じ取れました。そして、突然家族を失ったショックが当然癒えていないことも。
私自身、父の新盆を終えたばかりで、故
移住や2拠点生活ができない代わりに月1で鎌倉旅に行くことにしています#2
*映画「紅の豚」のネタバレが少しあります
鎌倉が好きです。
埼玉からは電車で日帰りできる距離ですが、移住にセカンドハウス…etc、住むとなるとなかなかハードルの高い話。
それならばと、定期的に訪れるのをルーティンにしよう…と思い立ったのがつい先月。今回の鎌倉トリップは、ルーティン化して2回目の来訪です。
朝食は必ずここで外食、特に朝ごはんは洋食が好きです。家で食べられないもの、自分が作れないも