髙城 光

たかしろひかり。都内の大学で働きながら、古い印章や篆書体の研究をしています。漢字書体の…

髙城 光

たかしろひかり。都内の大学で働きながら、古い印章や篆書体の研究をしています。漢字書体の遍歴を、タイポグラフィ史と結びつけたい。 学びて思わざるものはすなわち昏(くら)し。思いて学ばざるものはすなわち危うし。twitterID→@hika_taka

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glyphsのスマートコンポーネントを作る準備…

髙城 光
4年前

蔡侯盤の銘文をモデルにした書体を作っている。今日はGlyphsのスマートコンポーネントの作り方を理解した!ちょっとしたことでも、前に進むと嬉しい。

髙城 光
4年前

下の子の夜泣きは睡眠不足でも寝言泣きでもなくて

下の子、珍しく夜泣き。 お茶を飲ませる。くすぐる。抱き起こす。全てに無反応。眠ったまま泣いている。 何をしても号泣したままなので、諦めて放っておいたところ、40分程…

髙城 光
5年前

読書会記録『ソロモンの指環』@ダーウィンルーム

日時 2019年4月15日(月)19:30~ コーヒーと紅茶をお供に始まる。 お店の常連さんが多い印象。でも、どなたも気さくで、初めての人もウェルカムな雰囲気。 --- --…

髙城 光
5年前
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地元で3番の店が生き残れる社会

町の中の八百屋は、大きなスーパーとかに比べるとちょっと高い。 なのでなかなか、そこで買おうと思わなかったのだけれど、 最近、そういう、大手に比べると劣る小さな店で…

髙城 光
5年前
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顔真卿展に来ています

髙城 光
5年前

「鳥蟲篆における字画と屈曲の変化について—小篆との字形比較の報告—」(第1回 日本漢字学会 研究大会 ポスター発表記録)

2018年12月1日・2日に京都大学で行われた、第1回 日本漢字学会 研究大会でのポスター発表を冊子にまとめた。鳥蟲篆(ちょうちゅうてん)の字形がどのように変化され、装飾…

髙城 光
5年前
1

‪仕事終えて学バスの最終便へ。工学部の学生がたくさん乗っている。実験とかかな。がんばってたんだな。連日午前様でぐったりの私だけど、少し元気出た。‬

髙城 光
5年前

2019/01/21 飛鴻堂印譜の序が全然読めなかった

今朝、おととい入手した飛鴻堂印譜の複写から、序文を読もうと試みたものの、全く歯が立たなかった。 中国語の文献をいくつも無理やり読んでいるうちに、現代中国語はだい…

髙城 光
5年前

2019/01/21 金文の研究を「タイポグラフィ研究」と称しているけれど

私は「タイポグラフィ研究」と称して金文書体の研究をしている。 私が研究している、中国の戦国時代の金文(列国金文/注1)の形は明らかにそれ以前の金文(西周金文)と違…

髙城 光
5年前
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日曜だけど仕事。帰るぞ。

髙城 光
5年前

2019/01/19 国立国会図書館デジタルコレクションから「飛鴻堂印譜初集8卷」を入手

12月の学会で、調査対象の印影の真贋について質問が出た。出典のしっかりした印譜の入手の仕方がわからず(神保町で渉猟するくらいしか、アイデアがなかった。そしてその時…

髙城 光
5年前

国会図書館、閉館まで少しあるけど、退館。古典籍のプリントアウトの手続きが16時なのに気づかず、時間切れになるところだった。

髙城 光
5年前

今日は国立国会図書館へ。その前にまず職場へ。早く図書館行きたいぞ!

髙城 光
5年前

2019/01/18 漢籍・古典藉のデータベースを知って、新しいスタート

全国漢籍データベースと古典藉総合データベース どこへ行けば見られるのかわからなかった古い印譜の画像が、無料で公開されている!今まで国立国会図書館のデジタルコレク…

髙城 光
5年前
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glyphsのスマートコンポーネントを作る準備…

蔡侯盤の銘文をモデルにした書体を作っている。今日はGlyphsのスマートコンポーネントの作り方を理解した!ちょっとしたことでも、前に進むと嬉しい。

下の子の夜泣きは睡眠不足でも寝言泣きでもなくて

下の子、珍しく夜泣き。
お茶を飲ませる。くすぐる。抱き起こす。全てに無反応。眠ったまま泣いている。
何をしても号泣したままなので、諦めて放っておいたところ、40分程泣き続け、その後15分程、数秒おきに泣き声をあげながら眠る状態に。その後静かになった(今)。

下の子はめったに夜泣きをしないが、同じような夜泣きは、正月の帰省中にもあった。
どちらも、親戚に囲まれてよく遊んだ日の夜だ。
よく遊んだ後

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読書会記録『ソロモンの指環』@ダーウィンルーム

日時 2019年4月15日(月)19:30~

コーヒーと紅茶をお供に始まる。
お店の常連さんが多い印象。でも、どなたも気さくで、初めての人もウェルカムな雰囲気。

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『ソロモンの指環』
動物行動学者 コンラート・ローレンツの著書。飼育・観察を通じて発見した、動物の行動の魅力を説く。人間のようであったり、さらに人間と友情を結び、コミュニケーションを行う動物の行いが細やかに描か

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地元で3番の店が生き残れる社会

町の中の八百屋は、大きなスーパーとかに比べるとちょっと高い。
なのでなかなか、そこで買おうと思わなかったのだけれど、
最近、そういう、大手に比べると劣る小さな店で買わなければならない、と思う。
それは、社会の一員として何かを生産し、サービスする立場にある
自分自身を生かすことにつながると思う。

「全ての人が活躍し、居場所のある社会へ」というようなスローガンをよく見るけれど、
これは逆に言うと、今

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顔真卿展に来ています

「鳥蟲篆における字画と屈曲の変化について—小篆との字形比較の報告—」(第1回 日本漢字学会 研究大会 ポスター発表記録)

2018年12月1日・2日に京都大学で行われた、第1回 日本漢字学会 研究大会でのポスター発表を冊子にまとめた。鳥蟲篆(ちょうちゅうてん)の字形がどのように変化され、装飾されているのかという調査。会場で配った冊子に、会場で出た質問と回答を追加した。(あと、恥ずかしいので顔写真を消した)

鳥蟲篆は装飾や変形が激しく、印面のなかで文様のように見え、とても読みにくい。そのような字形にそれぞれの文字本来

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‪仕事終えて学バスの最終便へ。工学部の学生がたくさん乗っている。実験とかかな。がんばってたんだな。連日午前様でぐったりの私だけど、少し元気出た。‬

2019/01/21 飛鴻堂印譜の序が全然読めなかった

今朝、おととい入手した飛鴻堂印譜の複写から、序文を読もうと試みたものの、全く歯が立たなかった。

中国語の文献をいくつも無理やり読んでいるうちに、現代中国語はだいたいの意味をつかめるようになった。
しかし、漢文と言っていいのか、古い中国語は全くだめ。
なんといっても知らない漢字がバンバン出てくる(例えば「㝎」みたいなの。)。
どれが動詞なのか、どこまでが名詞なのか、この初めて見る単語は一般名詞か、

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2019/01/21 金文の研究を「タイポグラフィ研究」と称しているけれど

2019/01/21 金文の研究を「タイポグラフィ研究」と称しているけれど

私は「タイポグラフィ研究」と称して金文書体の研究をしている。
私が研究している、中国の戦国時代の金文(列国金文/注1)の形は明らかにそれ以前の金文(西周金文)と違っており、
文字の形によって言葉そのもの以外の印象(厳正な、とか神秘的な、とか)を伝えようと意図した形をしている。
これはまさに文字のデザインである。
しかも、漢字の歴史の中では時代が最も古い。
文字デザインの始まりと言ってよいと思って、

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日曜だけど仕事。帰るぞ。

2019/01/19 国立国会図書館デジタルコレクションから「飛鴻堂印譜初集8卷」を入手

12月の学会で、調査対象の印影の真贋について質問が出た。出典のしっかりした印譜の入手の仕方がわからず(神保町で渉猟するくらいしか、アイデアがなかった。そしてその時間はなかった)、二次資料を使っていたためで、「どうしたらいいんですか?」と逆質問したかったくらいのところだった。

ところが、ちょっと調べれば、国会図書館のデジタルコレクションやその他古典藉の文庫に、古い印譜が収蔵されていることはすぐにわ

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国会図書館、閉館まで少しあるけど、退館。古典籍のプリントアウトの手続きが16時なのに気づかず、時間切れになるところだった。

今日は国立国会図書館へ。その前にまず職場へ。早く図書館行きたいぞ!

2019/01/18 漢籍・古典藉のデータベースを知って、新しいスタート

全国漢籍データベースと古典藉総合データベース
どこへ行けば見られるのかわからなかった古い印譜の画像が、無料で公開されている!今まで国立国会図書館のデジタルコレクションくらいしか、知らなカッッタ!このデータベースを使って調査をするぞ!と意気込んでいる。

このへんのデータベースって、文系の研究者には基本中の基本なんだろうな。。。新しい調べ方、新しい資料、新しい研究分野、新しい言葉を知るたびに、私はや

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