髙城 光

たかしろひかり。都内の大学で働きながら、古い印章や篆書体の研究をしています。漢字書体の遍歴を、タイポグラフィ史と結びつけたい。 学びて思わざるものはすなわち昏(くら)し。思いて学ばざるものはすなわち危うし。twitterID→@hika_taka

髙城 光

たかしろひかり。都内の大学で働きながら、古い印章や篆書体の研究をしています。漢字書体の遍歴を、タイポグラフィ史と結びつけたい。 学びて思わざるものはすなわち昏(くら)し。思いて学ばざるものはすなわち危うし。twitterID→@hika_taka

最近の記事

glyphsのスマートコンポーネントを作る準備…

    • 蔡侯盤の銘文をモデルにした書体を作っている。今日はGlyphsのスマートコンポーネントの作り方を理解した!ちょっとしたことでも、前に進むと嬉しい。

      • 下の子の夜泣きは睡眠不足でも寝言泣きでもなくて

        下の子、珍しく夜泣き。 お茶を飲ませる。くすぐる。抱き起こす。全てに無反応。眠ったまま泣いている。 何をしても号泣したままなので、諦めて放っておいたところ、40分程泣き続け、その後15分程、数秒おきに泣き声をあげながら眠る状態に。その後静かになった(今)。 下の子はめったに夜泣きをしないが、同じような夜泣きは、正月の帰省中にもあった。 どちらも、親戚に囲まれてよく遊んだ日の夜だ。 よく遊んだ後、普段より早めの時間にお風呂に入り、そこでも機嫌よく遊び、いつも通りすんなり寝付

        • 読書会記録『ソロモンの指環』@ダーウィンルーム

          日時 2019年4月15日(月)19:30~ コーヒーと紅茶をお供に始まる。 お店の常連さんが多い印象。でも、どなたも気さくで、初めての人もウェルカムな雰囲気。 --- --- --- 『ソロモンの指環』 動物行動学者 コンラート・ローレンツの著書。飼育・観察を通じて発見した、動物の行動の魅力を説く。人間のようであったり、さらに人間と友情を結び、コミュニケーションを行う動物の行いが細やかに描かれ、まるで人間の物語を読んでいるかのようにひきこまれる。一方、動物の種類によって

        • glyphsのスマートコンポーネントを作る準備…

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          地元で3番の店が生き残れる社会

          町の中の八百屋は、大きなスーパーとかに比べるとちょっと高い。 なのでなかなか、そこで買おうと思わなかったのだけれど、 最近、そういう、大手に比べると劣る小さな店で買わなければならない、と思う。 それは、社会の一員として何かを生産し、サービスする立場にある 自分自身を生かすことにつながると思う。 「全ての人が活躍し、居場所のある社会へ」というようなスローガンをよく見るけれど、 これは逆に言うと、今の社会で居場所のない人が増えているということだ。 私自身、自分の居場所がなくなる

          地元で3番の店が生き残れる社会

          顔真卿展に来ています

          顔真卿展に来ています

          「鳥蟲篆における字画と屈曲の変化について—小篆との字形比較の報告—」(第1回 日本漢字学会 研究大会 ポスター発表記録)

          2018年12月1日・2日に京都大学で行われた、第1回 日本漢字学会 研究大会でのポスター発表を冊子にまとめた。鳥蟲篆(ちょうちゅうてん)の字形がどのように変化され、装飾されているのかという調査。会場で配った冊子に、会場で出た質問と回答を追加した。(あと、恥ずかしいので顔写真を消した) 鳥蟲篆は装飾や変形が激しく、印面のなかで文様のように見え、とても読みにくい。そのような字形にそれぞれの文字本来の字体がきちんと保持されていることがわかれば、鳥蟲篆が「文字」として機能するため

          「鳥蟲篆における字画と屈曲の変化について—小篆との字形比較の報告—」(第1回 日本漢字学会 研究大会 ポスター発表記録)

          ‪仕事終えて学バスの最終便へ。工学部の学生がたくさん乗っている。実験とかかな。がんばってたんだな。連日午前様でぐったりの私だけど、少し元気出た。‬

          ‪仕事終えて学バスの最終便へ。工学部の学生がたくさん乗っている。実験とかかな。がんばってたんだな。連日午前様でぐったりの私だけど、少し元気出た。‬

          2019/01/21 飛鴻堂印譜の序が全然読めなかった

          今朝、おととい入手した飛鴻堂印譜の複写から、序文を読もうと試みたものの、全く歯が立たなかった。 中国語の文献をいくつも無理やり読んでいるうちに、現代中国語はだいたいの意味をつかめるようになった。 しかし、漢文と言っていいのか、古い中国語は全くだめ。 なんといっても知らない漢字がバンバン出てくる(例えば「㝎」みたいなの。)。 どれが動詞なのか、どこまでが名詞なのか、この初めて見る単語は一般名詞か、固有名詞か…現代中国語でヒントにしている推測が全く立たない。 清朝の文献なので、

          2019/01/21 飛鴻堂印譜の序が全然読めなかった

          2019/01/21 金文の研究を「タイポグラフィ研究」と称しているけれど

          私は「タイポグラフィ研究」と称して金文書体の研究をしている。 私が研究している、中国の戦国時代の金文(列国金文/注1)の形は明らかにそれ以前の金文(西周金文)と違っており、 文字の形によって言葉そのもの以外の印象(厳正な、とか神秘的な、とか)を伝えようと意図した形をしている。 これはまさに文字のデザインである。 しかも、漢字の歴史の中では時代が最も古い。 文字デザインの始まりと言ってよいと思って、とても注目して研究している。 文字のデザイン=タイポグラフィだという前提で、「

          2019/01/21 金文の研究を「タイポグラフィ研究」と称しているけれど

          日曜だけど仕事。帰るぞ。

          日曜だけど仕事。帰るぞ。

          2019/01/19 国立国会図書館デジタルコレクションから「飛鴻堂印譜初集8卷」を入手

          12月の学会で、調査対象の印影の真贋について質問が出た。出典のしっかりした印譜の入手の仕方がわからず(神保町で渉猟するくらいしか、アイデアがなかった。そしてその時間はなかった)、二次資料を使っていたためで、「どうしたらいいんですか?」と逆質問したかったくらいのところだった。 ところが、ちょっと調べれば、国会図書館のデジタルコレクションやその他古典藉の文庫に、古い印譜が収蔵されていることはすぐにわかったのだった。 そこで、以前から利用していて馴染みのある国会図書館へ行った。

          2019/01/19 国立国会図書館デジタルコレクションから「飛鴻堂印譜初集8卷」を入手

          国会図書館、閉館まで少しあるけど、退館。古典籍のプリントアウトの手続きが16時なのに気づかず、時間切れになるところだった。

          国会図書館、閉館まで少しあるけど、退館。古典籍のプリントアウトの手続きが16時なのに気づかず、時間切れになるところだった。

          今日は国立国会図書館へ。その前にまず職場へ。早く図書館行きたいぞ!

          今日は国立国会図書館へ。その前にまず職場へ。早く図書館行きたいぞ!

          2019/01/18 漢籍・古典藉のデータベースを知って、新しいスタート

          全国漢籍データベースと古典藉総合データベース どこへ行けば見られるのかわからなかった古い印譜の画像が、無料で公開されている!今まで国立国会図書館のデジタルコレクションくらいしか、知らなカッッタ!このデータベースを使って調査をするぞ!と意気込んでいる。 このへんのデータベースって、文系の研究者には基本中の基本なんだろうな。。。新しい調べ方、新しい資料、新しい研究分野、新しい言葉を知るたびに、私はやっとスタート地点に立ったような気持ちになる。気持ちがはやる。 明日は国会図書館

          2019/01/18 漢籍・古典藉のデータベースを知って、新しいスタート