下の子の夜泣きは睡眠不足でも寝言泣きでもなくて

下の子、珍しく夜泣き。
お茶を飲ませる。くすぐる。抱き起こす。全てに無反応。眠ったまま泣いている。
何をしても号泣したままなので、諦めて放っておいたところ、40分程泣き続け、その後15分程、数秒おきに泣き声をあげながら眠る状態に。その後静かになった(今)。

下の子はめったに夜泣きをしないが、同じような夜泣きは、正月の帰省中にもあった。
どちらも、親戚に囲まれてよく遊んだ日の夜だ。
よく遊んだ後、普段より早めの時間にお風呂に入り、そこでも機嫌よく遊び、いつも通りすんなり寝付いた。
その後突然泣き始め、泣き止むまで1時間以上かかった。

ネットで「夜泣き 原因」と調べると、「睡眠不足が原因」という記事が多く見つかる。
しかし実感として、睡眠不足だとはとても思えない。
普段から遅くも早くもない時間に寝ているし、今は田舎に帰省しており、普段より1時間以上多く寝ている。

ウェブの検索では、寝言泣きというのもよく見かけた。
この場合、
「寝言泣きなのに、すぐに抱き上げてあやしてしまったので、かえって赤ちゃんの睡眠リズムを崩してしまい、なかなか夜泣きが治らなかった」というドキッとする話とセットになっていることが多い。

しかしうちの場合、ゆすってもさすっても無反応。私の介入によって何かが起きているとは思えず、徒労感を増幅させられた。
起きて泣いているのではなく、寝ているという点では実感に近いが、普通の寝言のように浅い睡眠下ではなく、「寝言泣き」というネーミングは適切かどうかわからない。

下の子の夜泣きを見た感じでは、いったん寝入った後、神経の高ぶりを落ち着けるために「ガス抜き」しているような印象だ。

「金縛り」は意識は目覚めていて身体が眠っている状態だと言うけれど、それに似たような、神経と体のギャップを埋めるための生理現象という感じ。
打つ手立てはない。

子育てをしていると、なぜこうなる?と思う場面は多々ある。
同時にたいていは、言葉になっていない実感として「こうなんじゃないか?」という推定がある。
しかしその答えを本当に調べだすと、つかんでいた実感と全く違う「答え」しか見つからないことが多い。

もし私が、知識を得たいだけの人ならば、その答えを読んで納得するだろう。
しかし子育ての場面においては、「答え」と実感があまりに乖離していて、「じゃあこの実感は何?」となることが多い。
これを簡単に「母親の勘」で片付けられると腹が立つが、これを本腰入れて研究する時間もないんだよなあ。

私はできないけれど、子育てで感じるこうした実感を一つ一つ拾い上げていったら、相当革新的な研究ができる気がする。
それだけ実感が周りの言ってることと違う。
言葉にすると「子育てに正解はない」みたいな陳腐な標語になってしまうのがもどかしいけれど。

#子育て #夜泣き

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