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「記憶の定着とは?」◆HSPさんにもおススメです◎記憶の定着を高める効果的な2つの方法を紹介します◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「記憶の定着」◆記憶の定着を高めるには?記憶の定着を高める効果的な2つの方法◆についてお話していきますね。

あなたはこんなことを感じたことはないですか?

「映画の内容はよく覚えていないけど、主人公の最初の一言は印象的に覚えている」

「水平リーベ僕の船で元素記号を憶えることができた」

「衝撃的なニュースが頭から離れない」

このような経験をしたことがある方が多いのではないでしょうか。

今回は効果的な記憶の定着方法とは?覚えたことを忘れないようにするには?といったことが理解できるようなお話をしていきたいと思います。

1.「初頭効果」と「親近効果」を応用した方法

系列位置曲線を応用したテクニック。

◆初頭効果と親近効果◆
「初め」と「最後」に大切なことを伝えると憶えやすい

人間の記憶は初めの記憶と最後の記憶が定着しやすい傾向を持っています。この傾向を調査するために人間の「短期記憶」に着目した心理学者アトキンソンとシフリンは「系列位置曲線」を見つけ出しました。

彼らは10から15の単語を実験協力者に一つずつ聞かせて、すべての単語を伝えたすぐ後に今話した単語を思い出してもらうという実験を実施しました。

思い出す時にはどういう順番で思い出してもいいよと言うように言って、さらに自由に思い出してもらうように指示を出し、どの位置の単語が再生されやすいかに注目したんですね。

その結果、最初に聞かされた単語と最後に聞かされた単語の再生率が高く(初頭効果と親近効果)真ん中の単語の再生率が低くなったんですね。

この実験から何かを短期間に覚えようとする時は始めと終わりの記憶の定着が良いということが明らかになりました。

この理論は他者に自分の意見を伝える時にとても役に立ってきます。最初に言われたことと最後に言われたことの記憶が定着しやすいということは重要な部分を最初と最後に持って来れば良いのですね。

ミーティングで長時間話をする時や、子供に対して長時間話をしたとしても、真ん中あたりの記憶は残りにくいということになります。

長い時間頑張って説明しても無駄な努力に終わってしまいやすいということになるんですね。相手に伝えたい時は「初めと終わりに伝えたいことを持ってくる」などするとの記憶に残しやすいということになります。

2.「維持リハーサル」と「精緻化リハーサル」

反復記憶「維持リハーサル」と関連記憶「精緻化リハーサル」の違い。

◆「維持リハーサル」◆
【単純反復記憶】魚、猫、川、魚、猫、川…etc

◆「精緻化リハーサル」
【関連記憶】「魚」が「川」で泳いでいて「猫」が魚を捕まえた

短期記憶から長期記憶に移行するにはリハーサルが重要です。このリハーサルにも種類があります。

記憶研究者として知られるファーガス・クレイクとロックハートはリハーサルを「維持リハーサル」と「精緻化リハーサル」の2つに分けました。

維持リハーサルとはただ単に繰り返し情報を一時的に記憶に留めておくだけのリハーサルです。例えば「魚」「猫」「川」という3つの単語を覚えるときにただ単に、魚、猫、川…と復唱をしているだけのリハーサルです。

精緻化リハーサルは意味や関連を考えて深い処理を行うリハーサルになります。先ほどの3つの単語を覚える時に「魚が川で泳いでいてその魚を猫が取って食べていた」など単語を関連させて覚えていくという手法です。

実験の結果維持リハーサルよりも精緻化リハーサルを実施した方が長期記憶に移行しやすいということがわかりました。

記憶力がないと悩む前に自分の記憶の方法を思い返してもし維持リハーサルばかり実施しているようであれば、記憶の方法を考えてみるのも一つの方法だと思います。まずは精緻化リハーサルを意識して記憶の定着を図ると良いかもしれません。

3.「フラッシュバルブ記憶」

忘れたくても忘れられない記憶「フラッシュバルブ記憶」

◆フラッシュバルブ記憶◆
衝撃的な場面に出くわすと覚えようとしなくても長時間記憶に残る

ここまで人間の記憶の方法・傾向についてお話ししてきました。努力してリハーサルをしなくても忘れられない記憶もあります。

それは「フラッシュバルブ記憶」という記憶です。私たちはあまりにも衝撃的な場面に出くわすと、覚えようとしなくても長時間記憶に残る傾向があります。

例えば非常に衝撃的なニュースとか結婚、大切な人との死別などですね。そういった強烈な印象を持つような出来事については時間が経過しても思い出しやすい傾向があるんですね。

フラッシュバルブ記憶は思い出すのに特別な努力を必要としないんですね。場合によっては忘れたくても忘れられずに強烈な記憶として私たちを苦しめるようなことにもなります。

特に大切な人との死別体験や悲惨な自然災害などの衝撃的な記憶は何十年経った後でも鮮明に思い出されて人の心を苦しめたりするんですね。

4.まとめ

今回は効果的な記憶の定着方法とは?覚えたことを忘れないようにするには?といったお話をしてきました。

人間の記憶のメカニズムや、効果的な記憶の定着法を知っておくことは日々の生活にとても役立つ知識です。

今回お話した記憶の定着2つのポイントを少し振り返りますと、

ポイント①伝えたいことは話はじめと終わりに伝えることで相手の記憶に残りやすくなります。

ポイント②物語を作りながら憶える、効果的な精緻化リハーサルを実施して知識の定着を図るようにすると自分の記憶に残りやすくなるんですね。

是非、これらの方法を日々の生活で活用してみてくださいね。

今回の記事があなたにとって何か一つでもためになったと感じることがあれば嬉しいです。

今回は「記憶の定着」◆記憶の定着を高めるには?記憶の定着を高める効果的な2つの方法◆についてお話しました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページかLINEよりご連絡いただければと思います(^^)

それではまた次回の記事でお逢いしましょう。

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