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レビュー&プレビュー<2021年>

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#Jリーグ

山形戦レビュー~前半戦からの進化×進化~

山形戦レビュー~前半戦からの進化×進化~

アルウィンでの劇的な勝利から1週間。名波体制3試合目となった今節。
後半戦の1試合目でもあったこの試合は敵地で上位、かつ8戦負け無しを続けている好調・モンテディオ山形との対戦(いきなりA琉球やら5連勝中の東京Vやらなんなんでしょうか)。

前半戦での対戦は第3節。あの頃は柴田監督と石丸監督で、元反町さんの側近対決などと言われていたが、その後どちらも低迷。この頃はまさか4か月後には「クラモフスキー監

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山雅の今夏の移籍問題がややこしすぎる件

山雅の今夏の移籍問題がややこしすぎる件

生き残りを賭けた勝負の移籍期間が始まる移籍ウィンドーの解放が間近になり、各陣営移籍の噂・希望・妄想が活発になっている。昨年はコロナの関係(降格無し・金銭面)で比較的動きは多くはなかったが、今年はまず明らかに初動が早い。

中にはかなり一か八かに見えるオファーを飛ばして、意外とすんなり合意orお断りのようなニュースもすでに表に出てきているので、見えていないところではさらに多くの話が飛び交っているのは

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2年連続の解任劇とこれから<下>

2年連続の解任劇とこれから<下>

去年の柴田体制発足から今季の戦い、そして解任。現在の名波監督・三浦コーチの就任までを振り返った前編。

後編ではもう少し踏み込んで、名波監督が磐田時代に監督としてどのような戦いをしてきたのかというところから、松本山雅でこれからどのような戦い方をしていくのかを分析・考察していきたい。

■引退から監督就任に至るまで引退した直後にA級ライセンスを取得したという名波監督。レジェンド選手がすぐに現場を任さ

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大宮戦プレビュー~浮上できるのは!?前半戦の山場~

大宮戦プレビュー~浮上できるのは!?前半戦の山場~

前節のレビューをあげて間もないが、早速大宮戦のプレビューを…。続けて読んでくださっている最高な方、もしいましたらより一層感謝です。

ここのところ、シーズン開始直後のように対戦相手の試合を追えていなかったり、情報収集も不十分だったりしたことでプレビューは全くと言っていいほどあげれていなかったが、"新生・大宮の1試合(栃木戦)"と"レノファ山口時代のサッカーをそれなりに見ていた遺産"で今節の展開や注

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町田戦レビュー~逆境で見えた課題と実力差~

町田戦レビュー~逆境で見えた課題と実力差~

キーだった前半の立ち上がりで一気に窮地に前回の岡山戦。ホームでは初の3失点敗戦と書いた矢先、さらなる悲劇が待っていた。前半の早い時間に退場者が出たことで非常に難しい試合になったのは理解ができるが、選手たちに取ってもショッキングな試合になったことは想像に容易い(むしろ、昇格を目指しているチームならそうでないと困る)

水曜日にも試合がある過密スケジュールの前に悪い流れを止めることは叶わなかったが、こ

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栃木戦レビュー~色々あったことは忘れてセットプレーを考える回~

栃木戦レビュー~色々あったことは忘れてセットプレーを考える回~

非常に飛び飛びのレビューとなっています。週2戦はなかなかきついですね。試合の流れに沿って振り返ると時間と文量がかかりすぎるのでできるだけシンプルに要点を抑えて書けるように心がけたいところです(定期的に呼んでくださる方に取っては毎度の流れですが……笑)そんな中でも欠かさず、プレビュー&レビューを書いてる方々を尊敬します。

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新潟戦プレビュー&妄想~相手は最強の敵。今こそその力を示そう~

新潟戦プレビュー&妄想~相手は最強の敵。今こそその力を示そう~

相模原戦のレビューを前日までに書ききれなかったが……大一番の当日ということで、首位・新潟戦のプレビューを。

ここまで山雅は4勝4敗4分。数字上は借金を返済し、成績を五分に戻すところまで成績は立て直してきている。もちろん、このペースのまま行っても勝ち点は56(14勝14敗14分け)。PO圏内にも届かない数字ではあるので、昇格を目指すのであればどこが相手であっても負けてはいけない。それがここまで無敗

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磐田戦レビュー〜近くて遠いあと一歩〜

磐田戦レビュー〜近くて遠いあと一歩〜

理不尽があっても最後に笑うのが強いチーム前節の勝利を追い風にして「4月は逆襲の月」というジンクス(?)を確かなものにしたかった今節の磐田戦。

得点を取ることが最優先のサッカーにおいて、この試合を「内容が良かった」と言っていいのかは微妙なところではあるが、スタッツを見るとシュート21本で今季最多を記録。チャンス構築率は19.1%(今季平均10.6%)、パス成功数も千葉戦に次ぐ約500本の数字を記録

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すぐ読める千葉戦プレビュー~コンパクトに・したたかに~

すぐ読める千葉戦プレビュー~コンパクトに・したたかに~

苦しむ千葉相手にホームで祝杯を2戦連続アウェイの次は2連続ホームで迎えることができる今節。
ここ3試合は3戦3分けで勝ち点3とそのまんま試合数=勝ち点ペースで進んでいる。(まだ試合数は少ないが)一般的に"自動昇格"の目安の勝ち点84には平均勝ち点2ペースが必要で、(今年の降格枠4の場合)平均勝ち点1は自動降格ペースとなるので、満足できる勝ち点ではないどころか危機的な勝ち点推移というのはデータとして

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山形戦レビュー~負けないチームから勝てるチームに~

山形戦レビュー~負けないチームから勝てるチームに~

またしてもドロー決着で終わった山形戦。近年の山形との対戦成績、石丸監督との好相性は無事継続できた()という見方はできるが、先制点を取りながらも攻撃のクオリティの違いを見せつけられ、果てしなく負けに近い試合にしてしまったのは同じく昇格を目標にするチームとしては歯がゆいところ。「負けなくてよかった」で終わりたくはない。

ここ3戦を振り返ると1得点1失点の3分け。(試合後にもツイートしたが)典型的な「

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すぐ読める山形戦プレビュー~ホームで昨季の再現を~

すぐ読める山形戦プレビュー~ホームで昨季の再現を~

H開幕戦の相手は前節圧倒的な力を見せた山形アウェイ連戦で迎えた京都戦はアクシデントもありながら、アグレッシブで気持ちの感じられる試合を見せ、結果はドロー。これで2戦連続無得点となったが、試合を通して一定の手ごたえは得たはず。この2戦での成果・反省を生かしてホームアルウィンでは今季初得点、初勝利をあげたい。

今節対戦する山形は今季ここまで町田東京Vと対戦して1勝1分け。
開幕戦では固い試合展開でな

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すぐ読める京都戦プレビュー~跳ね返せ、全員攻撃の圧力~

すぐ読める京都戦プレビュー~跳ね返せ、全員攻撃の圧力~

開幕戦をドローで終えた山雅。引き続き松本ではなく、静岡で調整をして京都に乗り込む。前回は初戦とあってやや動きは重く、気温の影響も指揮官は口にしていたが、前節(19℃)よりも5℃以上は低い予報。いくらか身体は動きやすいのではないか。現時点での優勝候補相手に6ポイントゲームのつもりで大事に、そして大胆に挑んでいきたい。

<予想スタメン>

・松本正直なところ、去年からの中央固定メンバー以外はどこが変

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山口戦レビュー~期待と不安の新シーズンの幕開け~

山口戦レビュー~期待と不安の新シーズンの幕開け~

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新たなシーズンの開幕戦。
昨シーズンからお世話になっている方々、新たにこの記事を目にしてくださった方々、間違えて入ってきてしまった方々、まずはこの一文に辿り着いていただき感謝致します。昇格にむけて大挑戦を始めたチームとともに、自分自身も読んでくださる方の

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