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ヘタな絵が添えられた日々の記録

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ほっこりすることを、拙い絵を添えて残そうとした記事たちです。 時々絵がなかったり、ほっこりはしなかったりします。
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記事一覧

マイペースなわんちゃんと、わんちゃんに甘々なおばちゃんがいた話

マイペースなわんちゃんと、わんちゃんに甘々なおばちゃんがいた話

お昼にパンを買って公園で食べてたら、よたよたと歩く老犬と、飼い主のおばちゃんが散歩してた。僕が腰掛けていた、ブロックで囲われた花壇がどうも気になるわんちゃん。立ってブロック塀に足をかけ、飼い主のおばちゃんを何度も振り返る。「さあ行くよ、登れないでしょう」とおばちゃん。しかし、なぜさか動こうとしないわんちゃん。困ったおばちゃんは、わんちゃんを抱き抱えて、ブロック塀に腰掛けた。わんちゃんを花壇(といっ

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お客さんのおじちゃんが電話口で親御さんに優しい口調で話していてほっこりした話

お客さんのおじちゃんが電話口で親御さんに優しい口調で話していてほっこりした話

友人の誕生日のお祝いに、浅草のもんじゃ焼きをご馳走しに行きました。普段ご馳走してもらってばかりなので、全然恩返しが足りていないのが事実ではありますが…。
それはさておき、そんなこんなで今日はもんじゃ焼き屋さんにおりました。浅草の、六文銭というお店。18時過ぎに着いたら満席で、ちょっと待っていると、「支店でお席取れましたので」って通してくれて、助かりました。支店も既にお客さんが数組並んでいたので、ち

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職場の近所の商店のおばあちゃんが、白内障の手術を終えて嬉しそうにしてた話

職場の近所の商店のおばあちゃんが、白内障の手術を終えて嬉しそうにしてた話

私は爺さま、婆さまが好きです。血縁の祖父母はもちろんのこと、そうでないご老人も、とても。小さい子どもを見ると、ぱぁっと気持ちが明るくなって、わしゃわしゃーとしたくなる、あれと同じではないが方向性は近い感覚。だから自ずと、よく行くお店は、ご老体の営む古くからのお店が多いような気がします。
私の職場は、大都会新宿から少し北に行った、早稲田大学周辺のエリアなのだが、この辺りは古いビルが立ち並んでいて、人

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中華料理屋の中国人はどことなく自由で気さくで、なんかいい。

中華料理屋の中国人はどことなく自由で気さくで、なんかいい。

まず、昨日のリベンジは果たしました。朝から祖母に電話し、明るい話をして、ケアに送り出せました!今日は仕事帰りもかけてみたけど、終始明るく、楽しげな話をできたのはよかったです。よしっ。
さて、今日。今日は、お昼に一人、職場近くの中華に行ってきました。行きつけもあるんだけど、今日の昼は誰にも会いたくなかったので、はじめてのお店にふらっと。
遅めのお昼だったので、一組のお客さんだけでがらっとしてた。「お

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心が穏やかじゃないと人に優しくできないなと思った日。明日の朝からリベンジするよ

心が穏やかじゃないと人に優しくできないなと思った日。明日の朝からリベンジするよ

なかなか仕事でうまくいかない日が多い私です。今日も、そんな日。まぁ、いいんです、そんなことは。冷たい言葉を吐かれても、お前はできないみたいな態度を取られようとも、もう気にしない。言ってる側にもいろいろあるんだろう。でも、私のやる気スイッチはそれでは押せないぞ!
さて、ともかく、あんまりいい気分じゃなく職場を後にしまひた。いつものように祖母へ電話をかけました。私は祖母が好きだ。時間を作っては用もなく

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自分らしくいていいんだと思える、母からの手紙

自分らしくいていいんだと思える、母からの手紙

今年の誕生日は、めずらしく母から手紙が届いた。「めずらしく」、というのは、しっかりと手紙だったということ。いつもは食品がぎゅうぎゅうに詰まった段ボールにカードを入れて送ってくれます。今回は、ぴったり84円になるよう6枚も切手が貼られた、綺麗なコスモスの封筒で送られてきました。
さて、?四枚に渡る手紙には、私を元気付けるのには十分な言葉がたくさん込められていた。特別なことはない、どこの家庭にもありそ

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切符の落とし物が返ってきました

切符の落とし物が返ってきました

先日、乗車券を紛失した際、念のため帰りに駅員さんに尋ねたところ、届けられていて、ありがたく思った話です。
私は休日にはよく、東京メトロの24時間券なるものを使います。その名の通り、一日乗車券ではなく、買ったその時間から、翌日のその時間まで使えるという素敵な切符です。600円。東京メトロは都内のかなり広い範囲をカバーしているので、多少遠回りを許せば、これ一つで何処へでも行けます。この切符を持っている

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缶ビールに誕生日祝いの一言を書くという、父の照れ隠し

缶ビールに誕生日祝いの一言を書くという、父の照れ隠し

つい先日、私は31歳の誕生日を迎えました。
私たち家族は、たぶん人並み以上に仲がいいのだと思う。その日、仕事を終えて、コンビニで実家からの "贈り物" を受け取り、家族揃ってzoomで乾杯しました。
贈り物と言っても、ほとんど食料の仕送りのような内容で、入っていたのはちょっと変わり種の缶ビール5本と、ナッツ、私の好きなドリップコーヒー、レトルトカレー、お菓子。
手紙はないんかい、と思っていると、缶

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石田ゆり子さんの小説を読んでいて、私も日記を書くことにしました。

石田ゆり子さんの小説を読んでいて、私も日記を書くことにしました。

ここ一年くらいで、本を読むようになりました。31歳でやっと。小さい頃から本を読むのが苦手で、嫌いで、小6の時なんか、父がいくつかの本に値札をつけて、「今年中に読んだら、お小遣いあげるよ」と言うほどのものでした。年末の数日間、半泣きになりながら、2000円の値札がついた『ハリー・ポッターと賢者の石』を読んだのを覚えています。
そんな私も、大学生、社会人を経て、稀ではありますが、頑張って本を読むことは

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