私の人生において、学問的に、最も大きな基盤になったのは、20歳台後半に築いた「理論物理学」、特に、「場の理論(素粒子論の基礎理論)」の修得と研究で、最強の学問と思い、大きな自信になり、しかし、諸事情から、そのテーマで、博士学位を取得しなかったのは、心の傷が消えないほどの不本意。
「理論物理学」の勉強を始めた頃は、学部で「量子力学」8単位取得後、大学院で「場の理論」4単位を基礎に、当時先端の「クオークモデル」や「場と粒子の対立」の文献あさりをしていました。結局は、能力不足から、深刻なノイローゼに陥り、リハビリを続ける中、再起の夢は、持ち続けました。