遠野遥

徒然 「男は馬鹿だから許してあげて」ってそれでいいんですか?!

徒然 「男は馬鹿だから許してあげて」ってそれでいいんですか?!

肉体の重さ 役割の重さ それらを男性は感じていないとは考えたことがなかった。 これが女性特有の感覚であること、なんて想像もつかなかった。 これだから、文学は面白いんだ。 大学の授業で宇佐見りん『推し、燃ゆ』を分析解説する講義がある。 後期を全部使って、一行ずつ読み解くような丁寧なものなのだが、 講義をする先生も芥川賞作家だ。 純文学のトップとして賞をもらっている作家なわけだ。 ちなみに前期は遠野遥『破局』を分析した。 セックスについて大いに語り合うという、高校では起こ

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食われる〜遠野遥の小説、「教育」を中心に〜

食われる〜遠野遥の小説、「教育」を中心に〜

 遠野遥は女だと思った。  『文藝』、文藝賞発表号の表紙に「かか」宇佐見りんと並んだその名前を見たときのことだ。「改良」遠野遥。それだけ見て、これは間違いなく変な小説で、そして著者はなんとなく小山田浩子みたいな感じの雰囲気の女性だと思った。興味をもってTwitterで調べると、アカウントがあった。目元が髪で隠れたイケメン、好きなタレントの画像かと思ったら本人だった。男だ。遠野遥は男だった。  なんで女性だと思い込んだのだろうと不思議に思ったが別に不思議ではない。「遥(はるか)

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遠野遥『改良』を読んで

遠野遥『改良』を読んで

※このnoteは内容に触れています。 地方自治体からの嫌がらせもひと段落がつかないまま家族も失踪し私の精神も崩壊してしまってからかなりの時間が経過した筈だが自分では大した時間が経過した記憶がなく毎日生活に勤しんでおりその間おもに自炊をしていた。 そうした生活のなかで最近読んだのは遠野遥の『改良』と『破局』という小説だった。 『改良』は冒頭から主人公が小学生時代の友人である“ばやしこ”にレイプされるシーンが書かれている。その描写はまるでその状況を客観視しているようで事実を

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0814 改良

0814 改良

どうして、私は美しくないのだろう。 遠野遥さんの「改良」拝読しました。 個人的にタイムリーな内容で 響きすぎてしまって引きずっている。 綺麗なものが好きだ。 人だったり服だったり音楽だったり芸術だったり 自分の琴線に触れるあの瞬間がたまらなくて 好きなものを見たり集めたり そこには自分のこだわりがあったし 自分の感性には自信があった。 だけどずっと違和感だった。 美しいものが好きなのに自分が美しくないことの矛盾。 この2年間はコンプレックスを解消するた

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『文學界』から干されたオレがなぜかまた文芸時評をやっている件について(第二回)

『文學界』から干されたオレがなぜかまた文芸時評をやっている件について(第二回)

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芥川賞受賞者と最終学歴⑩

芥川賞受賞者と最終学歴⑩

⑩ 第163回~164回(2020年~)  第163回(2020上) 『首里の馬』 高山羽根子→多摩美術大学美術学部絵画学科卒業            『破局』 遠野遥→慶應義塾大学法学部卒業  第164回(2020下) 『推し、燃ゆ』 宇佐見りん→不明  第165回(2021上) 『貝に続く場所にて』 石沢麻依→東北大学大学院文学研究科修士課程修了            『彼岸花が咲く島』 李琴峰→早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了  慶應義塾大学、東

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日記(教育/「現代短歌」9月号のこと)

日記(教育/「現代短歌」9月号のこと)

7/6(火) ふと、自分が今までに一番多く降り立った駅はどこだろうと気になった。高校時代毎日使った地元の豊中駅か、十三駅か。それとも大学時代よく使った出町柳駅、阪急河原町駅、実家の最寄りの駅(豊中駅ではない)か。はたまた就職してから使うようになったなんば駅とか、会社の最寄駅、家の最寄り駅なのか。僕は通勤に電車を使わないので、高校時代か大学時代のどちらかだとおもう。乗り換えも含めると十三が多いような気がするけど、大学以降は梅田の利用が増えたから微妙なところだ。 7/13(火

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最近読んだ本の話 vol.27

最近読んだ本の話 vol.27

 「最近読んだ本の話」の第27弾です。もう夏です!梅雨がたぶん今日には明けます!このシリーズも第27弾となりました。このまま8月まで続けられるかな?できる限り続けたいです。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、遠野 遥『破局』 私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。           -Amazonより引用-  ずっと気になっていて読みたいと思っ

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遠野遥さんのことを好きって言うだけ3

遠野遥さんのことを好きって言うだけ3

「教育」、読んじゃった。 読んだから今度こそちゃんとした感想noteを書こうと思って昨日の夜から試行錯誤してたけど、かなり難しくて嫌になってしまう。いまだに何が何だかわかっていなくて、強い衝撃だけがある感じ。そんな感じでまとまった感想が書けるわけがない、、。 ということで、今回も早々にあきらめて、好きって言うだけにしようと思う。やっぱりわたしには好きって言うだけが似合います。無理して背伸びしてもいいことないです。 「教育」、好き! 遠野遥、好き〜〜!! どこが好きか書

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島田、目を覚ませ。

島田、目を覚ませ。

遠野遥『教育』の感想をつづりたい。つづる、というか、感覚としては嘔吐に近いのかもしれない。 約80ページの中で唯一、ドッグイヤー、ページの端を折っている箇所がある。屋上プールに設けられているドリンクバーで、勇人がアイスコーヒーにミルクを注ぐ一幕で、彼はなぜかポーションの蓋を開けたのち、ミルクを入れずにそれをゴミ箱に放ってしまう。彼はこの工程を「①ポーションの蓋を開ける、②コーヒーにミルクを注ぐ、③空のポーションをゴミ箱に捨てる」と三つのステップに分けて考え、「この二つ目のス

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