法月綸太郎

最近読んだミステリーのレビュー「一の悲劇/法月綸太郎(1991)」

一の悲劇/法月綸太郎

エラリークイーンにあやかって、著者と同名の探偵役が登場する法月綸太郎シリーズの4作目。

山倉家に、息子の隆史を誘拐したという電話がかかってくる。
しかし、その日隆史は学校を休んでおり、実際に誘拐されたのは、隆史の同級生の冨沢茂であったことが判明。
誤認誘拐という特殊な状況の中、主人公である山倉史朗は、身代金の受け渡しに失敗。
茂は犯人に殺されてしまう。
犯人として捜査線上

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ハッピーカムカム!
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【有栖川有栖・法月綸太郎各氏の推薦コメント紹介!】エラリイ・クイーンフェア 開催中!

◎エラリイ・クイーンの円熟期の四部作が新訳で読める!

本格ミステリの巨匠エラリイ・クイーン。そのキャリア中後期の円熟期における傑作4点が、ハヤカワ文庫より新訳版で大好評発売中です!

『災厄の町〔新訳版〕』
『フォックス家の殺人〔新訳版〕』
『十日間の不思議〔新訳版〕』
『九尾の猫〔新訳版〕』

◎有栖川有栖・法月綸太郎各氏からの推薦コメント紹介!

 小社noteで既報のとおり、『フォックス家

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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【先行公開】法月綸太郎の解説全文!/2021年2月10日発売『旗師・冬狐堂【四】瑠璃の契り』(北森鴻)



   解 説
                        法月綸太郎

『瑠璃の契り』は、北森鴻の古美術ミステリ「旗師・冬狐堂」シリーズの第二短編集にして、最終巻である。二〇〇三年から翌年にかけて「オール讀物」に発表された作品をまとめたもので、二〇〇五年一月に文藝春秋から刊行された。
 この時、北森鴻四十三歳。亡くなる五年前の本である。

 シリーズ第一作『狐罠』の解説で、阿津川辰海氏は

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キング.クリムゾン

田舎の高校生だった私が大阪の友人に勧められて聴いたキングクリムゾンのファースト、今は大人の事情で「21世紀のスキゾイドマン」と言っているが、当時は「21世紀の精神異常者」を聴いた時の衝撃。ぶっ飛んだ。

アバンギャルド、ハードロック、フリージャズ、インプロビゼーション、カオス。
後にフリージャズやファンク、ダブ、パンクの要素を取り入れた「ポップグループ」の「Y(最後の警告)」や「For How M

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ありがとうございます😊
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読書紹介 ミステリー 編Part17 『雪密室』

 どうも、こぞるです。
 今回ご紹介する本は法月綸太郎先生の法月綸太郎シリーズ第1冊である『雪密室』です。part17を名乗るほどやってきましたが、まだまだ名探偵ってたくさんいますね。思えば、『名探偵コナン』は背表紙の折り返しに100巻近く名探偵を紹介しているんですよね。
 先は長いですが、その分楽しみもまだまだありそうです。

ー作品内容ー
 雪の山荘で美女が殺される。部屋は旋錠され、犯人の足跡

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3lt@s4(ありがとう)
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おはようございます。

昨日、やっとこさ「奇面館の殺人(下)」著者 綾辻行人を読了。
そもそも、あまり分割読みしないのですが、今回はかなり長期に渡って読んでおりました(^_^;)

最近寝不足気味なので、早寝早起きにリセットして、読書時間も確保したいと思います。

次はこれかな。

パンナコッタw
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【おすすめ本】主人公は「きみ」!?前代未聞の2人称小説!『しらみつぶしの時計』法月倫太郎

小説をあまり読まない人にも是非読んで欲しい小説を紹介します。

本書の紹介

法月綸太郎の、2009年本格ミステリ・ベスト10で19位を獲得した「しらみつぶしの時計」です。短編集ではありますが、その中の表題作である本作だけでも見る価値は必見です!

見よ、本格の真髄を!
名手が仕掛ける極限の推理
1440個のうちたった一つ!
正しい時計の見つけ方とは?
気がついたとき男は閉ざされた施設の中にいた。

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キングを探せ/法月綸太郎

カラオケボックスに集う、奇妙なニックネームの四人の男。 交換殺人を企てる彼らの連帯意識は、それぞれに配られた、トランプの手持ちのカードによって繋がれていた。

ターゲットを入れ替えることで捜査を撹乱する四重もの交換殺人に、法月親子が挑む。

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この本のトリックが明かされた瞬間の心境を申し上げるならば、私は『盲点』の一言に尽きた。
綸太郎本人を使ってまで読者を騙し通そ

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本格ミステリーマニアに向けた、超ハイブロウなショート○○○集/法月綸太郎「挑戦者たち」

 まるでボクシングか何かのドキュメンタリーかルポルタージュのようなタイトルだけど、まったく違います。筋金入りの本格ミステリーマニアに向けた、超ハイブロウなショートギャグ集。

 そもそも、「読者への挑戦状」という言葉にピンと来る人はどれくらいいるのか、ましてや僕のように胸踊る人をや。

 推理小説好きは概して衒学趣味の傾向が強くて雑学好きなので、この作品でも過去のミステリーの名作はもちろん、古典文

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