現代語訳『山家集』(843)

【 原文 】
露深き野辺になりゆく故郷《ふるさと》は思ひやるにも袖しほれけり (843)

【 現代語訳 】
露深い野原になってゆく我が故郷を思いやると、袖で絞れるほど涙があふれてくる。

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現代語訳『山家集』(1216)

【 原文 】
葎《むぐら》這《は》ふ門《かど》は木の葉に埋《うづ》もれて人もさし来ぬ大原の里 (1216)

【 現代語訳 】
大原にある我が庵《いおり》は、つる草に覆われた門が木の葉に埋もれ、わざわざ訪れる人もない。

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現代語訳『山家集』(148)

【 原文 】
初花の開《ひら》け始むる梢《こずゑ》より戯《そば》へて風の渡るなりけり (148)

【 現代語訳 】
最初の花が開いた桜の梢から、風が戯れるように渡ってくる。

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現代語訳『山家集』(1321)

【 原文 】
君慕ふ心の内は稚児《ちご》めきて涙もろくもなる我が身かな (1321)

【 現代語訳 】
あなたを慕う心の内はまるで赤子のようで、涙もろい我が身であることだ。

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#古典, #古語, #現代語訳, #和歌, #山家集, #西行

現代語訳『山家集』(1177)

【 原文 】
君が代は天《あま》つ空なる星なれや数も知られぬ心地のみして (1177)

【 現代語訳 】
我が君の御代は、天上の星のように数え切れない年月を重ねることでしょう。

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現代語訳『山家集』(660)

【 原文 】
怪《あや》めつつ人知るとてもいかがせん忍び果つべき袂《たもと》ならねば (660)

【 現代語訳 】
袂《たもと》では抑え切れない涙のため、周囲の人が怪しんでわたしの恋心を知ったとしてもどうしようもない。

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#古典, #古語, #現代語訳, #和歌, #山家集, #西行

現代語訳『山家集』(214)

【 原文 】
五月雨の頃にしなれば荒小田《あらをだ》に人も任せぬ水たたひけり (214)

【 現代語訳 】
五月雨の頃になると、誰も水を引き入れていないのに荒れた田に水が張られた。

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現代語訳『山家集』(561)

【 原文 】
夜もすがら嵐の山に風冴えて大井《おほゐ》の淀《よど》に氷《こほり》をぞ敷く (561)

【 現代語訳 】
嵐山では一晩中、北風が吹き荒れ、大井川のよどみでは氷が一面に広がった。

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現代語訳『山家集』(1300)

【 原文 】
逢ふことの無き病《やまひ》にて恋死なばさすがに人やあはれと思はん (1300)

【 現代語訳 】
あなたと逢えないために病を患い、恋い焦がれて死んだら、さすがにあなたも気の毒と思うことでしょう。

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現代語訳『山家集』(640)

【 原文 】
夜もすがら月を見顔にもてなして心の闇に迷ふ頃かな (640)

【 現代語訳 】
あの頃は一晩中、月を眺めている振りをしながら、心の闇の中で迷っていた。

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