物書きを目指す人におすすめの本。根本先生に指導してもらったら輝きが出るんだろうなぁと、伝説的編集者の達人技を感じました。堅苦しすぎず、かといって簡単でもない。そして全ての人に開かれている。それが達人技。新幹線乗ってる間に読み進め、降りる頃に勇気と元気が出ました。
小説という意識でわあっと書いてみて、止めて。一晩寝かせて。次の夜も、わあっと書いてみて、止めて。そして見直さない。それを繰り返している。ちょっとしたリハビリ。マイペースにいきたい。写真は先日行ったカフェのレアチーズケーキ。
西村賢太「暗渠の宿」(新潮文庫)がなぜか家人の本棚にあり、ぱらっと冒頭読んだだけで立ち上がってくる粘りっこさがすごい。大正の私小説の文体そのものって感じで、よく自分のものにしてるよね、この文体を。世界観、作者の見た目と、これほど三拍子揃ってる人はいない。早逝が悔やまれる。