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文芸サロン「波打ち際ブンガク」


ブンガクをやりたい。
俺はブンガクをやりたいしブンガクに生きてブンガクに死にたい。何なら俺がブンガクになりたい。
ブンガクに狂ってブンガクに狂わされたい。
どうにかなりたい。
どうにかなりたいと言うのは何者かになるとか一角の人物になるとかじゃなくて、ブンガクどうかしてる感じになりたい。
なので俺はブンガクをやります。

俺がやりたいのはラノベでも文学でも文藝でもケータイ小説でもTwitter小説でも無い「波打ち際ブンガク」だ。
文学沼でも無く文学の大海でも無く、波打ち際のブンガクなんです。
カタカナで良い。芸の字は簡単な方でいい。

文学難しいんすよ、わかんないし。
太宰も三島も良くわかんない。
ボンボンが格好つけたりナルシストが筋トレしたり、関係性も系譜も歴史も分からない。
谷崎も川端康成も泉鏡花も読みづらい。
苛々するし行間が遠いし構造が読めない。
それら文豪を世間や学校がどう評価しようと俺にはわかんない。
読みづらいものは、わかんないし読みづらい。

それでもブンガクをやりたい。
俺はテクストが好きだ。ブンガクが好きだ。
俺は俺の世界をお前らにわからせたい。
俺はお前の世界をわかりたい。

詩に破れポエムに挫けラノベや現代小説を横目で睨みながら、俺はそれでもテクストに囚われて狂わされたい。
ブンガクをやりたいのだ。
ビビりも怯みも日和もしないブンガクをやるのだ。
俺は俺の世界を、俺のブンガクをわからせたい。
必死に書いて真剣に書いて誰愧じることなく俺のブンガクに胸を張って生きたい。

今後、ますます読書離れは進むだろうと思う。
文学も文藝もどんどん離れられる。
歯牙にも掛けられない。
箸にも棒にもかからない。
写真に負ける。漫画に負ける。
その漫画のセリフすら読み飛ばされる。

でもその時に俺はブンガクの波打ち際にいたい。
根暗な文学大海でもなく、パリピな海の家文藝でも無いブンガクの波打ち際に立っていたい。
ブンガクに誘いたい。
難解さは要らない。
堅苦しさも要らない。
でも軽さだけじゃないブンガクをしたい。

文学に勝つとか文藝になるとかそう言うのじゃない。

直木賞、芥川賞、そうじゃない。
流行り廃りのラノベでもない。
社会風刺だとかの現代小説でも無い。
俺は俺のブンガクをやりたい。
そして俺はお前のブンガクを読みたい。

それが波打ち際ブンガクです。

と言う事で新企画と言うか、サークルやクラブと言うかサロンを立ち上げたいと思います。

目標としては

「公募をして数作品を選出、その上位何作品かを載せた文庫サイズの単行本自費出版」
及び「書店に置いて貰う」こと。
ノウハウは無いが、やると言ったらやる。

本気でブンガクをやりたい。
本気でブンガクやろうぜ。
文藝でも文学でもないのをやろう。
コミケだ文フリだってのじゃない。
書店に置いて貰おうぜ、俺たちのブンガクを。

来年あたりから始動します。
楽しく殺伐としたい。

サポートして頂けると食費やお風呂代などになって記事になります。特にいい事はありません。