【にっぽんのいろ】空色鼠(そらいろねず)
今日、ふと空を見上げると、
深い雲と、雲の間からわずかに漏れる陽光が。
雲と光が織りなす姿に
もの悲しさより、美しさを感じました。
この空模様のような
青みを帯びた明るい灰色のことを
空色鼠というそうです(伝統色のいろは)
灰色でもなく、
青色でもなく、
白色でもない。
その狭間を捉え、
何気ない日常を美に昇華する感受性の
高さには驚きます。
一方で、
この感受性を日本人が失ったのかといえば
そんなことはないと思います。
というのも、昨今、
中間色と呼ばれる淡い色