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【にっぽんのいろ】空色鼠(そらいろねず)

今日、ふと空を見上げると、
深い雲と、雲の間からわずかに漏れる陽光が。

雲と光が織りなす姿に
もの悲しさより、美しさを感じました。

この空模様のような
青みを帯びた明るい灰色のことを
空色鼠というそうです(伝統色のいろは

灰色でもなく、
青色でもなく、
白色でもない。

その狭間を捉え、
何気ない日常を美に昇華する感受性の
高さには驚きます。

一方で、
この感受性を日本人が失ったのかといえば
そんなことはないと思います。

というのも、昨今、
中間色と呼ばれる淡い色が話題になる
ことがあります。

原色は「自然」にはありませんが、
淡く、曖昧な色は「自然」にあります。

そんな色が多くの人に
受け入れられているということは、

自然の機微を捉える感受性は
継承されている、という証。

嬉しいね♪

==つぶやき==
空色鼠。

呼び名に意外性があります。

「色」を前提にした
世界の捉え方では
ないからかな?

私だったら考えつかない言葉だわ。

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