Amati@studioKOKS

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Amati@studioKOKS

ライターが売る先のない文章を書きなぐる場所 Twitter:https://twitter.com/koksamati 文中のリンクよりAmazonアソシエイトとしての収入を得ています

マガジン

  • ビジネスライターのクリエイターEXPO出展記

    2024年7月に開催された「第14会クリエイターEXPO」の出展レポです。 最後の収支報告(売り上げ金額)部分のみ有料です。

  • 当方腐女子、BLが好きです

    女だってエロいの好きです!腐女子はとくにエロが好きです!「理解しなくてもいいけど誤解しないで」と「そっとしといて」が入り交じるディープな文化「BL趣味」について解説してもいいですか? ブックレビューサイトシミルボン(2023年10月に閉鎖)に投稿したレビューの転載です(2017年6月~2018年3月までの連載)

  • 爺ちゃんの自伝『昭和十二年十一月、東京』を出版するまで

    死んだ祖父が遺していた自伝を歴史資料として出版しました。 小さなトライの記録として、上梓までの具体的な道のりをここに残します。本を出したい人の参考になればいいな。(2019年に、ブックレビューサイト「シミルボン」に載せていた連載の転載です)

最近の記事

  • 固定された記事

ライターが考える「読みやすい文章」の書き方(基礎編)

ありがたいことに、文章が読みやすいと言われることがそこそこあります。 「文章が読みやすい/分かりやすい」はライター冥利に尽きる褒め言葉ですし、おそらく私の武器なのだろうな、と思っています。 ただしこの技術は目立ちにくく、強みにするにはたいへん地味なものです。 特に、作家やタレント、インフルエンサー志向のある人は文章のクセが強くなる傾向があります。そのため、クセがなく読みやすい文章が評価されることは、あまりありません。そこに価値を見出していただき、お仕事のお声がけをいただけ

    • 第14回クリエイターEXPO2024出展レポ 当日の状況から商談結果まで全部見せます

      絶滅危惧種「ライター」出展記2024年7月3〜5日に開催された、第14回クリエイターEXPOに出展してきました。 お越しくださった方、お声掛けくださった方、本当にありがとうございました。 結論から言えば「出展して良かった」の一言で、もう来年7月分の申し込みも済ませています。 出展のおさらい、用意したものとかかった費用出展小間料はこちらで話した通り、209000円(えっぐい…) A4パンフレット印刷はここ タペストリーはここ カタログスタンドはこれ ※同じものがクリ

      ¥800
      • ライターのクリエポ出展記録(事前調査と試算編)

        いきなり出展を決められる額じゃない 「クリエイターEXPOって知ってます?」 ……と、在宅ワーカーが集まる通話アプリで聞かれたのが、ことの発端です。 私はロボットスタートアップとフリーライターの二足の草鞋ワーカーです。どちらの仕事も基本的には自宅の書斎でするため、時々人と話さないと思考が詰まってしまいがちで、そういうときに通話アプリは助かります。 平日昼間に信用できる同業者と通話をつなぎ、作業したり唸ったり、相談をしあったり。友人から始まる横の連携がとても心強い。クリエポ出

        • ライターとしてクリエイターEXPO 2024に出展します(お金編)

          出展費用がヤバいこれは出展を決めた経歴9年の個人事業主が申し込み前も申し込んでからもあまりのコスト感に震える記録です。 今回の「お金編」に続き「事前調査と試算編」「当日出展レポ」「答え合わせ編・お金ぜんぶ明かす収支報告(有料)」でお届け予定。 今回は見出し通り「出展費用やばいよ」という話で、有益情報というよりゆるめの読み物です。少しでも出展を検討する方のお役に立てれば幸いです。 (つまらない前書き)クリエポ、というちょっと変わった催し クリエイターEXPOとは、コンテンツ

        • 固定された記事

        ライターが考える「読みやすい文章」の書き方(基礎編)

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        • ビジネスライターのクリエイターEXPO出展記
          3本
        • 当方腐女子、BLが好きです
          12本
        • 爺ちゃんの自伝『昭和十二年十一月、東京』を出版するまで
          7本

        記事

          NICOBOと他の製品の比較(2024年9月27日追記)

          ペットロボットはあまりにも「何なのか」が分からないため、検討の段階でさまざまな角度からの比較が試みられます。Google検索でも「できること・メリット・コスパ」なんてフレーズがよくおすすめで出てきます。 上記でPanasonicのペットロボット「NICOBO」をお迎えした体験記を書きましたが、私もお迎えに至るまでに紆余曲折がありました(だって分かんないんだもん、マジで!) せっかくなので、NICOBOを検討する時に対比されそうなモノのうち、現時点で私が体験したもの、書けるも

          ¥600

          NICOBOと他の製品の比較(2024年9月27日追記)

          ¥600

          ペットロボット「NICOBO」と5ヶ月暮らして分かった、「弱いロボット」のすごさ

          (2024年9月21日追記)紹介キャンペーンのご利用ありがとうございました上記紹介キャンペーンでどなたかが紹介コードをご利用くださり、ミニNICOBOぬいぐるみを受け取りました。本当にありがとうございます。可愛い……可愛いよお…… 本来の書き出し……「かわいいロボット」四半世紀の歴史SONYのaiboが初めて発売されたのは1999年(!)それから「…っぽい感じ」の可愛いロボットが出ては消え、出ては消えしています。 出ては消え出ては消えしている理由はシンプルに「明確に分かる

          ペットロボット「NICOBO」と5ヶ月暮らして分かった、「弱いロボット」のすごさ

          どことなくドライな機械生命、という癒し〜セラピーロボット「Qoobo」感想〜

          叱られそうなタイトルを付けてしまった…… 本当はパナソニックの「NICOBO」 について書こうと思ってたのに、体験を比較したくて迎え入れた、こいつ…… ↓ これにちょっと予想外の衝撃を受けて、先に書き始めてしまいました。 Qooboって何?Qoobo(クーボ)とは、理工系の学習キットやテクノロジー癒しアイテム類を開発・販売している「ユカイ工学」社製のネコ風ロボットです。ちょっと前に口に指を突っ込むと甘噛みしてくれるモルカーで話題になっていました。 それから、科学未来

          どことなくドライな機械生命、という癒し〜セラピーロボット「Qoobo」感想〜

          Blueskyってそもそも何よ? という話(マジのTwitterキラーかもしれない)

          Bluesky始めました。待ち行列に並んで1ヶ月放置され、もう諦めていたところで先に始めていた友人から招待していただけたのが昨日のこと。 まだ1日しか使っていないものの、なるほど「引越し先」として激アツになる理由がなんとなく感じられたもので、この感動が新鮮なうちに文章に残しておきます。 Twitter(現X)からの引越し先候補にされてる理由Twitterを作った人が作ったから Blueskyの開発者はTwitterの始祖「ジャック・ドーシー」です。 Wikiにざっくり載っ

          Blueskyってそもそも何よ? という話(マジのTwitterキラーかもしれない)

          survivor 生きのこった子ども(桜庭一樹で創る 応募作)

          2019年1月にシミルボンで募集されていた「桜庭一樹 2次創作コンテスト」応募原稿です。 普段なら落選作品はそのまま破棄しているのですが、思うところあり公開しました。 『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』より、「survivor 生きのこった子ども」 「お兄ちゃんはしっかりしてるから」 電話口の母の声に、心がえぐれる音が重なる。 「私もそろそろ身体がしんどくてね。あの子、バイトもしたことないじゃない。……お兄ちゃんのこと頼りにしてるのよ、なんだかんだ言っても家族じゃない」 冗

          survivor 生きのこった子ども(桜庭一樹で創る 応募作)

          文フリ振り返り(売りたい人のための覚書)

          まさかの完売でした! 2019年5月6日の文学フリマで出した『昭和十二年十一月、東京』、おかげさまで、全数完売いたしました! いやー、びっくりした。 作りすぎたかな、一冊も売れなかったらどうしようってビクビクしていたのがウソのように、開始からたくさんの方に来ていただき、余分に印刷していたぶんもあわせて42冊が2時間半ほどで売り切れてしまいました。(勢い余って献本予定のぶんも売ってしまった…どうしよう…) こうなると「100部くらい売れたじゃん……」みたいな気もしてきちゃ

          文フリ振り返り(売りたい人のための覚書)

          クッキーフリマおじさんみたいな人が文学を不良債権にしてんじゃねえの?

          ジェンダーバイアスの加齢臭がキツすぎて鼻が曲がりそう。かけまくもコスパの悪い椅子に座ってらっしゃる老害の大神たちが一刻も早くお隠れあそばしますよう畏み畏み申す。 煽りここまで。 エコ出版と文学フリマ Amazonにて、祖父の自伝『昭和十二年十一月、東京』を上梓しました。「このくらい」までなら、やろうと思えば誰でもできちゃうなと思いました。 大手版元に頼らない「じぶん出版」。どこまで出来てどこからは出来ないのかを実感する、とても良い経験を得られたと思います。 非常にエ

          クッキーフリマおじさんみたいな人が文学を不良債権にしてんじゃねえの?

          文学フリマに出店します(売るため準備編)

          ニッチな歴史資料だから… プロパガンダ臭のない戦争の一次記録って、たぶんそろそろ貴重だと思って。 なので、祖父の自伝を文学フリマ『ノンフィクション・郷土』カテゴリにて頒布します。 前々回・前回のコラムで「出版までの工程・出版してから知ったこと」を書けたので、今回は「出店までにやったこと」を記録しておきます。 何はともあれ申し込み 文学フリマ公式サイトから申し込みます。 申し込みには先着枠があり、半分くらいは申し込んだ時点で出店が確定します(残りは申込みが定員超過した

          文学フリマに出店します(売るため準備編)

          本を出してわかったこと

          何事もやってみるもんだね。 賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ とか、 お前がどこにもない素晴らしいアイディアだと思っているものは過去に誰かが捨てた選択肢だ とか言いますよね。 私はガチンコの愚者なので経験しないと学べません。先人が散々やってきたことをなぞって、ここに経験知を残します。どこかの賢者の糧になりますように。 ミスはする 見本誌見て、何回も読み返して、朱入れもしたのにな~~!!!ミスってたな~~! 発売後にいちど改修をしました……些末すぎて恥ずかしいので、どんな

          本を出してわかったこと

          本を作る方法

          書いてつくって、出せば本だ! 前回までのコラムの通り、Amazonのオンデマンドサービスを利用して、祖父の自伝を出版しました。 大手版元に頼らなくても、一人でここまでできるよ、という事例として、出版までの具体的な道のりを記録していこうと思います。 祖父の自伝『昭和十二年十一月、東京』こちらで販売中です。 本を作る前に決めること 正直な話、本の内容やページ数は後からいくらでも調整できます。なので最初に「売るための体裁とガワ」を決めましょう。 ISBNコード、どうする?

          本を作る方法

          作家になる方法

          何でもやってみよう→出版しました フリーランス生活も五年目、毎月転職活動みたいな不安定さにもなんとなく慣れてしまったそんな折に、本の出版をしてみました。案外できちゃうもんですね。 「本を出したい」と考えている人の礎になればと思って、ここに小さなトライの記録を残しておくことにします。 本を出版する方法 作家になるには、最低限「本の書き手」であることが必要です。必要十分条件はかなり意見が別れると思いますが、少なくとも「本を書かない作家」は存在しないので。 では、本の書き手に

          作家になる方法

          爺ちゃんの自伝を出版しました(まえがき)

          うちには、爺ちゃんの自伝がある。 私が生まれたのは田舎の小金持ちの家で、祖父はそこの帝王だった。 キツくなってくるので詳細は省くが、いわゆる田舎の家父長制ファミリーにありがちな闇エピソードにはだいたい既視感がある。(興味のある人は「膿家」で検索どうぞ……) 小金はあったが文化への感度は低く、図書室に入り浸る私に、積極的に本を与えるようなことはなかったように思う。のちに、祖母は私の高校進学に反対した。付き合った男性が長男か否か、彼氏の父親が長男か否かは重要な問題で、彼氏の実

          爺ちゃんの自伝を出版しました(まえがき)