蒼井瀬名(Aoi sena)

2005年〜2009年中国に滞在。 2006年韓国に滞在。 2010年〜2011年イタリアに滞在。 2015年〜2017年京都に滞在。 2019年〜2019年長野に滞在。 2019年〜2022年九州に滞在。 2023年にたぶん長野へ引っ越す予定。

蒼井瀬名(Aoi sena)

2005年〜2009年中国に滞在。 2006年韓国に滞在。 2010年〜2011年イタリアに滞在。 2015年〜2017年京都に滞在。 2019年〜2019年長野に滞在。 2019年〜2022年九州に滞在。 2023年にたぶん長野へ引っ越す予定。

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    • 日々の800字日記

      第一段階は「日々の散歩の描写」(スケッチのみ、外観描写のみ) 第二段階は「テーマ」を持つ(スケッチをさらに詳らかに)。 第三段階は「レジュメ」を書き記して。(「レジュメ」☞「プロット」☞「ストーリー」の「レジュメ」作成) = = = = = = = = 上記の練習は終わりになりました。 現在は本執筆の傍らに日記を書いております。

    • タイピング日記、丸山健二著/千日の瑠璃編

      そして、いつか3年ほどかけて一本の長い小説を書くという計画に必要な生活費を少しずつ蓄え始めた。すると、資金的にまだ充分ではなかったが、思いのほか早く、書き下ろしという申し分のない形で発表できるチャンスが訪れ、「今書かないものは次も書かない」という自戒の言葉に励まされて、踏み切った。それがちょうど2年前のことだった。(筆者・丸山健二のことば)

    • タイピング日記

      パソコンを前に座って、まんじりとなにも思いつかないときに、ウォーミングアップで打っていたりする文章です。 素振りって感じでしょうか。 ひとの文章を打っていると、個人的にはいろいろ発見があります。 が、 他人さまには役にたつかどうかはわかりません。 すみません。

    • 青い田を刈る。

      将来が楽しみだな、ぼくがオシのクリエイターさんたちの紹介です。

    • タイピング日記「百年の孤独」編

      ガルシア・マルケス著「百年の孤独」定価2800円(税別)のを二十章に分けて全編をタイピングしていく日記

    最近の記事

    800字日記/20221127sun/141「シンギュラリティに驚く」

    目覚める。部屋は温かい。が寒気がある。寝返る。日向でネコが寝ている。起きあがる。冷蔵庫を開ける。空だ。でも今日は外出しない。机はメモの山なのだ。そうじを始める。 そうじを終え、机に座る。ため息をつく。まる三日こねくりまわして、段落ひとつしか書いていないが接着剤としてはいい着想だ。書き進めよう。 一服だ。気晴らしにYouTubeを見る。度肝を抜かれた。「シンギュラリティ」という言葉を初めて知った。「絵を描くのは好きだが絵を描くのに一時間かかる。その時間がない。だからいまはす

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      • 私は靴だ。千日の瑠璃(丸山健二)上・P14 / 0012

        私は靴だ。 踵が磨滅し、とうとうつま先の部分がぱっくりと割れた、如何にも勤め人向きの靴だ。小春日和の午後、私は私より数倍くたびれて風采のあがらない男といっしょにバスを降りた。そして丘の上の家へ帰るために、いつも投げ遣りな一歩を踏み出した。そのとき彼は、私の寿命が尽きかけていることに気づいて立ちどまり、もう長いあいだ財布にこもったままの一万円札を思い出した。 通りを挟んで目と鼻の先に、靴屋があった。しかも女主人が表に出て、漁色家たちに評判のいい愛嬌を振りまいていた。彼女は丘

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        • 800字レジュメ/20221126sat/140「両子寺方面」

          本日はレジュメで御免。 快晴、暖か、モンシロ、モンキチョウが交差して飛ぶ、畔にはタンポポ、紫色のオオイヌノフグリ、まるで春だ。河原の藪から大きな鳶が、翼を広げる姿は二メートル弱。立ち止まる。鳶はぼくの頭上を、ゆっくりと旋回する。向かい風に乗りあげ、またくるりと追い風に乗って滑空。それをくり返す。五分ほど時間をかけて自らの威厳をぼくに見せつけ、去っていく。 右手の川に浮く鴨の家族、海手から飛んできた一羽が川面に着水すると、周りから鴨が集まってくる、まだまだ沢山いた。対岸から

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          • タイピング日記044 / もしもし下北沢 / よしもとばなな〜あとがき〜

            これを読んだ亡き父が「この小説の長さにはむりがありすぎる、だいたいこれは自分のおやじについて書いてるんじゃないのか」みたいなことを、半ボケで超長電話してきたとき、困ったなあと思った。新聞連載は自分の書きたいように書けばいいものではないから説明が多い内容になるのはしかたないし、だいたい出てくるお父さんのタイプが違うんだけどなあ、とも思った。 しかし、ゲラを読んでいたら、親を唐突に失った今の自分の心境をこの小説に出てくる人たちがうまく表しすぎていて、自分が自分の作品に癒されてし

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          • タイピング日記「百年の孤独」編
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          • コラボ小説(Matthew Evan Atkinson)
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            タイピング日記043 / なんのためにでもなく / よしもとばなな〜『歌うクジラ』村上龍・著、あとがきより〜

            ある段階から、私は自分が見聞きして発見したすごくたくさんのことをそのまま書いても、もうだれにも通じることはない、だから徹底的に夢を売ろう、と決めた。 人間は「知りたい」と決めてアキラのようにひたすら移動を続けたら、どんなことでも知りうることになる。 知れば知るほど絶望しても、真実に肉迫していくほかに小説家にできることはない。 一般の人は無意識にそれを知っているが、見ないようにしている。 しかし、知っているからこそ、小説を読むのだと思う。 ほんとうは知っている自分を慰めるために

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            タイピング日記042 / 人生の旅をゆく / よしもとばなな

            ギザというのは変な町で、何となく地につかないような感じがしてつかみどころがない。それは多分、ほんとうは人が住むために作られていないからなのだろう。だいたいあんな変わったものがあったら、町の雰囲気はそれに支配されてしまうだろう。 前に富士山のふもとで育った人に「毎日きれいな富士山を間近に見ていたなんてうらやましい」と言ったら、「冗談じゃない、こわかった」と言われてびっくりした。子供心にそれは「もしもあれが噴火したらどうしよう」という形をとっていたが、体育の授業のときにふと校庭

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            800字日記/20221125fri/139「千曲(ちくま)の元ヤン」

            目覚める。快晴だ。夏の陽射しだ。体調はいいが頭がまわらない。ネコは基地から起きたぼくを見ている。 そうじをして執筆に取りかかる。一息ついて部屋を見わたす。年内はまだ居るが、部屋に物がない。いますぐ夜逃げができそうだ。 昨夜はネコの移動を調べた。フライトであればぼくは快適だが、ネコのゲージは貨物あつかいで氷点下になる。却下だ。鉄道はコスパがわるい。ペット可の長距離バスに落ちつく。 三年前のGW前、ぼくは長野の松代にいた。そこに腰を据えるつもりだった。ぼくの部屋の世話をした

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            800字日記/20221124thu/138「冬晴れとうろこ雲と冬の夕焼け」

            目覚める。昼前。快晴だ。が、体が重い。部屋探しの疲労が取れない。かれこれ四日も本稿にふれていない。シーンは頭にあるが、書けるか不安だ。そうじをしてネコと遊ぶ。今日は投げる綿棒に食いつく。洗濯機をまわす。 恐る恐るパソコンをひらく。書けた。驚くべきことだった。レジュメは引き返せないポイントまで詰めておく。急病や別の仕事で中断されてもすぐに再開できるとはこのことか。だが、すっかり安心したとたん、筆がとまった。三時をまわっていた。 米を研いでいると、電話がきた。富山のアパートの

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            私は噂だ。千日の瑠璃(丸山健二)上・P13 / 0011

            私は噂だ。 花屋のどら息子が仕入れてきて床屋のおやじが撒き散らした、それなりに信憑性の高い噂だ。私は機敏に立ち回り、たった半日でまほろ町の隅々を駆け巡った。人々は皆、「こんな町にそんな連中がやってくるなんて」と言い、一様に顔を曇らせはしたものの、自分たちの眼が少年世一を見るときよりも異様に輝いていることは少しも気づかなかった。 そして、とりわけ物見高くて暇を持て余している者たちは、居ても立っても居られなくなり、真偽のほどを確かめようと、ネオンサインが全部で三つしかない町一

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            800字日記/20221123wed/137「やど探し・エピローグ」

            ネコの鳴き声が聴こえる。朝の四時だ。雨音が聞こえる。ネコの鳴き声はガラス戸を隔てて聴こえてくる。ハッと目覚め、慌てて戸を開けると体を濡らしたネコが部屋に入ってきた。タオルで拭いて暖房をつける。寝ぼけたぼくに締め出されたようだ。ネコが餌を食べる音を確認して、戸を閉めた。 目覚める。八時過ぎ。今日は勤労感謝の日だった気がする。体育の日も天皇誕生日も名が変わった。ググる。まだあった。国民の祝日を祝う法律によれば「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」を趣旨とする日

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            私は口笛だ。千日の瑠璃(丸山健二)上・P12 / 0010

            私は口笛だ。 少年世一が日の出の力を借りて吹き鳴らす、下手くそのひと言では片づけられない口笛だ。私は、決してきのうの延長ではない未知なるきょうに向かって吹かれ、控え目だが確実に狂ってゆくこの世に向かって吹かれ、そして、それまでの経歴が定かでない籠の鳥のために吹かれる。だがオオルリは応えてくれない。誰のおかげで命拾いをしたのか承知しており、さえずるための完璧な器官と必要な力は充分備わっているのに、人前では頑(かたく)なに沈黙を守っている。鳴いてもせいぜい短い地鳴きくらいだ。し

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            800字日記/20221122tue/136「やど探し迷走録(後編)」

            起きた。八時。外は曇りだ。また部屋さがしか。ゆううつでR。布団に寝そべって下巻に突入した文庫本をぱらぱらとめくる。窓から射す日が、手紙をにぎりしめるぼくの顔にあたる。膝をネコに小突かれたのを潮に、立ちあがる。 「舞ちゃんもYOASOBIを聴くんだってよ」 ネコは年甲斐もなく嬉しがる主人の姿を無視して餌皿へと向かう。 「あれナニ君。もしかして、焼いてんのぉ? 」 しゃがんで文通仲間の手紙をネコに鼻の前でひらひらとさせる。 ネコは固まったまま主人を見あげている。 「朝のオアソビ

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            タイピング日記 / 千日の瑠璃0009

            私は風土だ。 まほろ町の住民たちをまほろ町の人間たらしめるところの、まほろ町の風土だ。私は何よりも曖昧と中途半端をこよなく愛し、さっぱり要領を得ない話や、釈然としない説明の類を好んで受け入れる。そして私は一言一行を慎み、健康を気遣って摂食し、暗々のうちに重大な決定を下し、不偏不党の立場を厳守するような連中を忌み嫌う。 私は権門にこび、後難を極度に恐れ、弱者の心を汲むような観点が大の苦手で、金銭はともかく時間を空費する名人だ。私は常に、よそ者の敏腕家の出現を待ち望んでおり、

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            800字日記/20221121mon/135「やど探し迷走録(前編)」

            やっとこれで宿探しは終わりだ、と全身の力がぬけて机に突っ伏す。目の奥がいたむ。丸二日、パソコンのディスプレイを見つめ、新潟、長野、西東京全域の賃貸をさがした。フリーダイヤルにかけると不動産屋に転送される。あるいはクリックするとすぐに電話がくる。いまの時代は顧客と不動産屋をつなぐ業者が一枚かんでいる。 いっぺんにこんな人と話したのは何年ぶりか。たくさんの人と話をした。自分が正しい前提でぼくの意見を鼻で笑う人、カワボ、イケボ、おっとり系、ベテランセールス巧者、滑舌が悪い若い女、

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            800字日記/20221120sun/134「UKのペンパルへの返信」

            Pastiesは「ミートパイ」でいいのかな? beans on toastはハリウッドの西部劇でよく食べているのを観ます。僕も映画は好きです。25年前、僕は大学生だった。その当時は年間200本の映画を観ました。毎日映画館に通いました。当時はアル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・トラボルタ、ジョディ・フォスターなどがスターだった。その頃、ディカプリオの「タイタニック」が日本で大ヒットしました。 映画はなんでも観る。 サスペンス、SF、サイコスリラー、ヒューマン、ラブコメ

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            タイピング日記 / 千日の瑠璃0008

            私は雨だ。 ときにはしめやかに、ときには濛々(もうもう)と降り注いで、まほろ町の夜を一段と玄妙なものにする秋の雨だ。私はうたかた湖の面をかき乱し、片手間に丘を奇襲し、生活に疲れていることに気づいていない母親の眼を醒ます。彼女はまず、屋根を激しく叩きながら「生きたって無駄だぞ! 」などとわめく私に気づき、ついで、何とも不思議な声に気づいてそっと床を離れる。そして、天国へと通じるかもしれないような、急な階段を登って行く。 二階の奥の小部屋の襖をほんの少し開けた彼女は、灯りをつ

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