ジグソーパズルの欠片のように①

すべてのことを終えて、フローリングにへたりこむ。

久しぶりの汗をかいて、この部屋ってこんなに広かったかなって、
途方に暮れる。

後は、ほらあのふたつ並んだ椅子を梱包してもらえばすむだけ。

すむだけっていいながら、やわらかい木調のダイニングチェアを
まるでじぶんの部屋の椅子じゃないみたいに見てる。

あの日、家具屋さんで海さんとふたりで椅子を選んだ。

椅子はそれぞれ好きなの選ぼうよってことに

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あしたもスキされたいな💕
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そよげ胎海

無の荒野を泳ぐ宇宙船のなかじゃ

おそらく私は心が虚震して潰されるのであろう

海面を遠くに見上げる潜水艇のなか

それは私ひとりの操縦席で

無駄なものなど何もない

引っ越したての狭い部屋の様に

簡素な布団でうたた寝中

操縦桿は存在しないから

ずっとこの場所で停泊している

たまにカモメが海面の上で

騒ぎたてている様が好きだ

ぴゅー

ぴゅー

ららら

私は身体を揺らし潜水艇を少し

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励みになります。ありがとう🎈
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埋められた上で決めたこと

 「ここに、フェルナンド先生が埋められているのね」
 スマホを向けて写真を撮った涼香は、フィリピン・マニラ郊外にある、視界が非常に開けた墓の前にきていた。そして静かに手を合わせる。  涼香の横には、学生時代からの親友で、今ではビジネスでの繋がりがある清美の姿がいた。

「フェルナンド先生は、私にとっては義父でもあるけど、涼香の前だし、今日は先生と呼ぼうかな。急なことだったけどあれからちょうど3ヶ月

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「スキ」を頂きありがとうございます
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【募集】 『仮面おゆうぎ会』 やりま〜す(5/9 追記あり)

【開催概要】このアカウントの更新頻度も下がったところなので、ひとつやってみたかったことをしようかなと思います。

その名も、仮面おゆうぎ会。

だいたい、noteの記事のスキの数って、アカウントの大きさとか、誰が書いたか、とかに依存する部分が大きいじゃないですか。

だから、今回はそれを見えなくして、誰が書いたかわからない状態で、「文章のみ」をこのアカウントに投稿していくという、そういう実験みたい

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洗濯物を放り投げる娘
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あなたに会いに来たんだよ。

「ねぇ、どこにするか決めた?」

「うん、わたし、あそこにする。」

「いいね。楽しそう。でもすごいいっぱいだ。もう3人もいるよ?」

「うーん、でもきっと大丈夫だよ。男の子しかいないし。それにあそこがわたしには一番光って見えるから、たぶん、あそこだと思う。」

「そっかぁ。じゃあそこで、決まりだね。」

「うん。君はもう決めた?」

「ぼくはね、多分、あそこ。」

「え?あそこ?わたしには全然光

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やったー🙌
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夜空と種

「夜空はどこでもつながっているんだよ」
夜空に浮かぶ星たちが言いました。

それなら、とタンポポの種は言いました。
「それなら、夜空に自分たちの種を植えよう!」

「それはいい!それはいいかんがえだ!」
種たちはくちぐちにいいました。

そうと決まったら出発です。

種たちは、夜空に向かって飛び出していきました。

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スキありがとうございます😋✨
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幾何学と盗まれた前髪

最新のトレンド施設の視察も、わたしの任務の一つだ。
環状の高速道路を走っていると、非常に目立つ建物がある。デザインが斬新で、新たなランドマーク、シンボルとしても注目されている。今からそこに向かうわけだ。
その形状は、斜めに傾いた円錐台が細かくスライスされているようにみえる塔で、円錐の切断された楕円状の断面の上には、紫色の球がけん玉のように乗っかっている。スライスされた各パーツ?各階?はそれぞれが重

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ありがとうございます★
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『絵|足跡の流れ星』



大切な人が、これまで長く歩いてきた足跡。
これからは、自分がその続きを歩いてゆく。

そして、いつかまた、誰かが
自分の足跡の続きを歩いてくれる。

わたしたちが繋いでいく足跡の流れ星は、
いつまでも、いつまでも、
心の中で輝きつづける。

.✫*゚・゚。.☆.*。・゚✫*.

今回の絵は、小牧幸助さんの『小説|足跡の流れ星』を元に描かせていただきました。もう会えない大切な人を想う時、そっと

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嬉しいです!100倍のスキをお返しします!♡
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【ショートショート】めでたしめでたし

大きな地震が起こり、
家財は流され避難所生活を余儀なくされた。

川端地区は小さい街だが、
避難所には1000人ほど集まりすし詰め状態だった。
皆、着の身着のままで逃げてきたため凍えていた。
そして飢えていた。

数日後、
支援物資が届いたものの、毛布は500枚しかなかった。
食料も届いたが、おにぎりが800個しかなかった。
そしてたくさんの1000羽づるが届いた。

代表は困った。

毛布も食料

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ありがとうございます!頑張ります!
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Cup9☆Cafeでしか出合えない【Cafe本~またのご来店をお待ちしております~】絵本作家のこころメッセージ☆

誰しも気付かれたくない「こころ」があると思います
でも誰かに気付いて欲しいと思うのも「こころ」なんですよね

その「こころ」に、Cafeでしか出合えない【cafe本】は
そっと話しかけてくれるように綴った「こころメッセージ」です☆

お店がCloseするまで、毎日Cup1を15時頃お届けさせて下さいね(#^^#)

Cup9・こころのキャッチボールは、素手で捕る

自分の周りに、立ち入って欲しくな

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ありがとうございます(#^^#)
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