長野充宏

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長野充宏

出版作品2016「織姫」2020「東京リストカット」 Amazon 楽天 三省堂オンラインで発売中 大切な人を亡くし それから この世に何かを残すために書いてます。  読んで頂いた みなさんに感謝します。 管理美容師免許 DTM環境音楽 ねこ好き🐈‍⬛

最近の記事

心から消した言葉

あなたがいなくなって もう何十年経つだろう いつも君は頑張ってた 真面目に一つの事に頑張ってた でも君は我慢してた 人に話さず我慢してた 助けての言葉も残さず 灰になり空へと広がった 君の魂も 君の記憶も 今となっては大切な宝物 それから僕は 頑張って という言葉を心から消した

    • 口紅

      私はある日 ドライブをしていた お気に入りの音楽をかけて とても楽しい時間だった 山の緑を見ようと 車を走らせているときに 持病のてんかんのせいか その後のことは覚えてない あれから何年経つだろう 誰も来ない谷底で 私は腐敗して行く 寄ってくるのは鳥や虫ばかり 誰か私を見つけてくれませんか 私は何もできないんです 今の私のお願いを聞いてくれますか お願いです誰か私のポーチの中から 鏡を取って #創作大賞2024

      • 生命は風に乗って

        はなのいのちは くりかえし  めぐるみどりに きをとられ すぎるじんせい たいせつに にんげんらしさ おうかする すべてのみらい かがやいて はなのいのちも ほほえんで いきものみんな さきほこれ

        • カナリアは空へ

          音大を卒業したおばあちゃんが 隣の部屋で歌ってる カナリアはカナリア 85歳のカナリアは 大空にその歌声を響かせて

        心から消した言葉

          AM5.00

          静寂の中で ジタンに火をつける まだ薄暗い窓の外 始発列車の走る音 未来が動き出す

          笑顔のエイリアン

          初めて見た 宇宙人が 一見優しそうだったので 近づいてみたら 派手にレーザービームぶち込まれた おわた おわた おわた あんなに優しそうだったのに

          笑顔のエイリアン

          短歌 人生は変わる

          花になれ 光の下で 咲き誇る 優美な花と 君は変わるさ

          短歌 人生は変わる

          君に花束をわたそう

          君に会えない悲しみは 時とともに縮まるよ 君のそばに近づくから 時が近づけてくれるから 終わりだってもう怖くないよ 今も何処かで 赤ちゃんのうぶごえ。

          君に花束をわたそう

          ぼくの人生

          小学一年生の頃 父親にこう言われた もう500円しかない みんなで死のうか その絶望感は 今でも心に残っている なんとか大人になって 父ももう死んだけど この人生でも 他の人生でも この人生をやはり選ぶと じぶんは思う

          ぼくの人生

          夜空の月

          今の人たちは ロマンチックな表現をしたら どういう意味ですかと聞く 月が綺麗だねって言ったら 月を見てどうするんですかという 僕が子供の頃は よく夜空の月を見て うさぎさんをさがしたものだ

          夜空の月

          傷跡

          お互いの 手首を切ってつなぐ手を 誰が離せるものでしょう やがて2人はどこかに消えていった その手首に 傷痕だけを残し

          命の重さ

          人は死ぬと 身体の重さが 21g軽くなるという その21gに その人の思い出 夢の記憶や 楽しかった日々や 生まれてから 死ぬまでの すべてが詰まった その人すべてを意味する 21gなのかもしれない それは魂が宿っていた 間違いない証拠なのだろう

          命の重さ

          涙の意味

          悲しみは あなたと同じ 泣きぬれて また来る朝に 忘れ去り 涙の痕も どこかへと 君の分まで 生きるから 泣いてる日々が 続いても 明日になれば 新しい 自分にかえる 未来への チケット買って お互いに 明日にとびたて 悲しみを 知っているから 喜びを 伝えれるんだ

          まもなく晴れ

          自分だけが 被害者じゃないんだ 世の中には 被害者はたくさんいて みんな涙をこらえて 我慢して生きているんだ 当たり前のように見える世界が 平和であることも 我慢している人がいて いつも笑っている人でも どこかに悲しみを 背負っているものだ みんな何かを 犠牲にして生きているんだ いつか報われて 君に青空が微笑みますよう 君よ未来の青空を 希望の瞳に焼きつけて進め

          まもなく晴れ

          散歩道

          野に咲く花の 尊さに 自分の命 儚さと 重ねる今日の 大切さ 明日に続く 未来へと

          道すじ

          人はなぜ同じ過ちを 繰り返すのだろう それしか人生の選択肢が なかったわけじゃないのに それが成長なんだろうか 答えはもう分かっているのに