ある日のこと

AKA sugar

AKA sugar

まだ、私がアメリカに来たばかりの頃。 とりあえず、英語英語ってことで大きな教会で提供されているESLに通い始めた。 そこで簡単なテストを受けるのだけれど、私程度の読み書きでも中レベルのクラスに振り分けられてしまう。そして、他の国の方たちは驚くほど読みが苦手(といってもさほど気にはしていない)でも、しゃべれる、というかとにかくしゃべる。 他のアジア人は、なまりがきつくて私には聞き取りにくかったけれど、アメリカ人の講師にはちゃんと伝わっていてとても優秀だった。 私はいささか居心

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私にとったらナショナルジオグラフィック級

私にとったらナショナルジオグラフィック級

CAUTION! 爬虫類が苦手な方は読まないでください 私が住んでいる所は、5分も車を走らせればマックもスタバもあり、高速にもヒョイと乗れる。でも、国立公園の程近く、地形から言うとその中に住んでいると言っても過言ではないくらいのところ。 家も自然の地形そのままに谷と谷の間に建っているし、そこかしこに野生の動物がいて、車にひかれた動物たちが路上に転がり始めることで春の訪れを知り、強風が吹けば大木が倒れて道路封鎖は日常茶飯事、真剣白刃取りに失敗したみたいに家が倒木で真っ二つな

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17ねんぜみ A.K.A Brood X

17ねんぜみ A.K.A Brood X

それは今の家に引っ越して初めての春、ちょうど5月の今時分。朝スクールバスを待っていると、フロントヤードにある大きな木の幹に二匹のセミが殻の背中を割ってニョっと出てきているところだった。乳白色で目が赤くてアルビノみたい。初めての経験だったのでうれしくてSNSでシェアしたら、それは17年ゼミだよ、と友達が教えてくれた。 17ねんぜみ??WHAT? そう、その年は17年の周期で地上に出てくるゼミの当たり年だったのだ! 興奮したのもつかの間でそれからというものあれよあれよと地面

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あの鳥はもうTweetできない

あの鳥はもうTweetできない

長く深い冬がだんだんと優しくなってゆく、鳥たちの鳴き声が聞こえ始めると忘れかけていた春の記憶が蘇る。愛し合う恋人たちのことをラブバードとはよく言ったもので、毎年春になるとカップルになれた鳥たちは行動を共にし優良物件を探し、リノベーションをして卵を産み、仲睦まじく子育てに勤しむ。種によるのだろうけれど父鳥もかなり協力的。 因みにうちの人気物件は、玄関前の桜の木にぶら下げたバードハウスと玄関ランプの上。毎年、2−3回ずつその巣で違うカップルたちが卵を産んで小鳥たちは巣立ってゆく、

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ブレット ジャーナリング なるものを

ブレット ジャーナリング なるものを

今日、Bullet Journaling のレクチャー全4回の1回目を受けた。それはパブリックの図書館が無料で提供しているイベントで老若男女問わず予約さえすればだれでも受けられるもの。私の住んでいるところの図書館は赤ちゃんからシニアまで利用できる企画も多く、DVDやCDもかなり充実していて本以外にも結構お世話になっている。特にメインライブラリは建物もきれいでその空間にいるだけで気分が上がる。 はて?ブレットジャーナルとは?と気になったので事前にググってみた。日本語では”箇条

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寿命が三年延びた

寿命が三年延びた

コロナが騒がれだす少し前、日本に帰国したときのこと。 私は地元のバーで場所を少し貸してもらってアンテークを売っていて、普段はそこのオーナーに管理を任せっぱなしなので滞在中くらいはと思い、閉店間際までお店にいたときだったと思う。 帰ってゆく友達たちにハグをして別れた、またあおうね。気をつけてね。次に会えるの楽しみにしてる。 私とオーナーともうひとり、常連のおじさんがまだいた。そのおじさんはかれこれ20年くらい前からの知り合いで、当時の私はピチピチぎゃるだったけれど、そのひと

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お前、なにニーズ?

お前、なにニーズ?

うちの子供達の通う学校はほとんど白人の学校で、この言い方が適切かわからないけれど、有色人種の生徒は白人社会に馴染んだ家庭の子供が多い。 そして、日本人はうちの子供たちだけ。 コロナになってから、スクールバスではなく毎日私が送り迎えをしていて、これがティーンネイジャーの子供たちと話す貴重な時間になっている。 娘 あのねぇ、きょうねぇ、話したことのないアジア人のおとこのこにねぇ、急にはなしかけられてねぇ、 私 うん。それで?(どきどき) 娘 「お前、何ニーズ」ってきかれたの

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hello young girl

hello young girl

グロサリーストアのレジで私の番になった。 Hello young girl! レジのお兄さんが明るく挨拶する。              Hello! ありがと。うれしいよ。

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カードボードサインを持った彼女

カードボードサインを持った彼女

カードボードサインを持った人がハイウエイの出口や交通量の多い赤信号の脇にいるのをよく見かける。その人たちは信号待ちで停まる車に何かを求めて訴えている。HELP ME、NEED JOB, I have 4 chirdrenなどなど。 ある夏の日、信号待ちをしている私の横に立っていたタンクトップにショートパンツ姿の彼女もその一人だった。足元にはパンパンに物が詰まったバックパック。目を合わせない程度にちらっと彼女の様子をうかがう、信号はまだ変わらない。バックミラーを見ると私の後ろ

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侍魂。

侍魂。

以前も書いたのです。 時々同じようなことを感じるのです。 いつもこんな毎日なのです。 仕事で車の運転をすることがあります。 それで「運転が上手ですね。」 そう言われることがあったりします。 それがとても嬉しいのです。 僕のなかの、こっそりした喜びってこと。 「セックス上手ですね。」 そんなこと言われるより嬉しく思うのです。 それで毎回 「セックス上手ですね。」 なんて言われたことがないことに気がつくのです。 空の青さに目がしみることがあります。 夜

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