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ナルシストな2人の夜は最高だ!

金曜の夜、気のおける友人と久しぶりに2人でお酒を飲んで、思いっきりおしゃべりをした。
その夜が本当に楽しくて、自分にとってなくてはならない時間だなぁと思ったから、忘れないようメモしておく。


友人は私の元同僚で、今年の3月に会社を退職した。5月からは新しい会社で働いている彼にどんな調子かを尋ねると、

「ほんとにもう全然違う。慣れるのに必死って感じ。」

と、はにかみながら教えてくれた。
きっと彼の言う通りなんだろうと思いつつ、
言葉とはうらはらな明るい表情をみて、
“あぁ、本当に良かったなぁ〜”と心から思った。
彼は未経験の職種に挑戦したから、大変なのは間違いないけれど、それでもその選択を後悔していない様子にとても安心した。


退職した時はまだ転職先も決まっていない状態で、「正直、期待よりも不安のほうが大きいよ」
とぽつり呟くように話していた彼が、たった2ヶ月の間に自分の居場所を見つけ、生き生きと将来のことを話している。
その事実は、これ以上ないくらい私を勇気づけ、励ましてくれた。

もちろん、彼の決断力と行動力あってこその未来だということは分かっている。
“環境を変えるという決断”が、必ずしも良い未来を運んでくれるわけじゃない。
けれど、彼の変化もまたひとつの答えだと思うのだ。

彼は言っていた。
「つらいのは昔も今も変わらないけど、ひとつだけ違うのは、それが自分のために自分が決めた選択だっていうこと。同じ“つらい”でも、耐えるべき理由を自分が握っているから、なんでこんなことをって思わないし、もっともっとできることを増やしたいって思えるんだよね。」

なるほどな、と思った。
そして、かっこいいなぁと心底あこがれた。

だから素直に

「かっこいいじゃん」

と伝えたら、

「自分で自分をダサいと思うことにうんざりしてたから。あの頃と比べたら少しはかっこいい?かもしれない。」

と言って笑った。

……。

すっっっごい分かるよ、その気持ち。
めっちゃくちゃ、めっっっちゃくちゃよく分かるよ。首がもげそうなくらい頷いて、ジタバタしながら「分かる〜!!!」と言ってしまった。

誰よりも何よりも私たちは、自分自身に幻滅される生き方をしてしまうことが1番堪えるのだ。
“かっこいい自分”だと胸を張れない生き方なんて、もうお終いにしたいと心の底から思うから。

「結局ナルシストだよね、我々ってやつは。」
「いいじゃんナルシスト。最高だよ。」

なんて言って笑い合った。

彼みたいな友達は本当に貴重だ。
これからも、死ぬまで大切にしていきたい友人の1人。お互いに刺激し合って影響し合って、「自分だって!」と前向きなやる気を引き出しあえる関係はとても尊いものだと思う。

働く場所は違うけれど、これからも定期的にナルシスト会を開催して、やる気チャージさせていただこうと思っている。

ここまで読んでくれて、ありがとう。

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