どうか、生き残ってくれないか
人間社会は「上か下か」とか「勝ちか負けか」とか、そんなたいそうなものではないような気がしてきました。
人間社会はただの「生存競争」です。
人間社会という生存競争
人として生きているから、無意識のうちに他の生物よりも優れていると考えることがあります。
動物にはない楽しみがあったり、苦しみがあったり。金儲けをしてみたり、仕事で大失敗をしてみたり。
でも、人の本質も結局は「生存競争」です。
いかに生き残るか、求められているのはただそれだけです。
なぜ人間社会は「生存競争」なのか
人間社会の本質が生存競争なのは、すべての行動の目的が「よりよく生きるため」だからです。
お金を稼ぐのも、恋人を作りたいと願うのも、仕事に命を懸けるのも、全ては自分がよりよく生き残るための手段にすぎません。
にもかかわらず、お金や恋人、仕事などの手段が目的化されてしまったがゆえに人の人生の目的は「勝ち負け」や「上下」で判断されてしまうのです。
本当は、生き残れればそれでいい。
では、どう生き残る?
では、どのようにして人間社会で生き残ればいいのでしょうか。
人間社会における生存戦略の大枠は、自分のリソースを有効活用することです。
人間に与えられたリソースは、基本的には以下の2種類で構成されています。
①「心技体」など自分自身を構成するリソース
②「お金」や「仲間」など自分自身以外の活用できるリソース
これらのリソースをどう活用・保持していくかが生存戦略を考えるうえで大切です。
生存戦略について、具体的に
で、これらのリソースをどう活用すればいいのでしょうか。これも基本的に2パターンしかありません。
①多くのリソースを得るように努力する
②リソースの消費量を削減する
この2通りが基本的な生存戦略です。
多くの自己啓発本などでは、多くのリソースを得られる方法について述べられています。
投資とか、仕事術とか、セルフプロデュースとか…。
これらのリソースを多く得る戦略について学ぶのも大切ですが、実はリソースの消費量を削減するのも重要な戦略です。
なぜ、リソースをの消費量の削減が重要なのか
リソースの消費量の削減が重要になるのは、リソースを多く得る方法と同じくらい大切であるにも関わらず、注目されづらいからです。
リソースをたくさん得る方法は注目されやすい。なぜなら、手に入れられるリソースは青天井だからです。もしも、万が一、成功した場合には大量のリソースが手に入る可能性があります。
この魅力に取りつかれて、多くのリソースを得ることばかりに注目してしまいがちです。
しかし、いくら大量のリソースがあっても、それを大量の支出によって消費してしまえば生存戦略としては優れていません。
リソースの手持ちが0になるのは、すなわち「死」を意味します。
だからこそ、リソースの消費量を削減する方法にも着目するのが大切です。
自分は最低限どれくらいのお金があれば生きていけるのかを計算してみたり、いらないものはどんどん捨ててみたりするなどの方法がオススメ。
リソースをたくさん得るのは、あとからでもいくらでもできます。
自分にあった生存戦略を
というわけで、人間社会という生存競争の中でなんとか生き延びる方法について考えてみました。
が、理屈っぽいのはここまでです。
結局のところ人間社会は「生存競争」ということでした。つまり、生き延びればそれでいいんです。
生き延びることに勝ち負けはありませんが、価値ならあります。
あなたの可能性を紡ぎ続け、その先の見たことのない景色を見に行こうじゃありませんか。
なりふりなどかまっていられません。生き残れるよう、なんとかしていきましょう。
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