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noteに投稿した詩をまとめました。 (pixivでは、過去作や詩集等も投稿されてます。よければそちらもよろしくです!→https://www.pixiv.net/users/6…
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2024年5月の記事一覧

[詩]「緩やかに」

[詩]「緩やかに」

緩やかに揺れる

徐行電車

緩めない手に

夢を掲げて

目には見えない

真実を

いずれ

形にしてみせる

緩やかに

行こう

ゆっくりでいい

一歩ずつ

確実に

前進して

首にかけた

銀色が揺れる

好きを

大切にして

心が

青く輝けば

少しずつ

装いも

変わってく

緩やかに

成長しよう

命を灰に

してしまうなら

少しずつ

燃やしていこう

少しだけ

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[詩]「心臓」

[詩]「心臓」

心臓に一突き

ドロリと不快

気分の悪い

心情の理由

生きていけるさ

どれだけの傷を

抱いても

この心臓が

まだ動くなら

貴方が
手を出した

振り払うと

不安や怒りが

渦巻いた

心臓に一突き

致命的なほど

気分の悪い

感情の羅列

終わらせない

心臓が

まだ

鳴っているから

サラリと流して

さよならを

顔もみたくない

人間がいる

分かり合いたい

分か

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[詩]「さよならだけの」

[詩]「さよならだけの」

夕暮れ時の

既読スルー

ブロックしたのは

誰からだっけか

もう

忘れてしまえれば

もう

過去のこと

流してしまいましょう

サイダーみたいに

いなくなっても

その人の価値なんて

分からない

いつ頃だったか

未読スルー

テキトーな言い訳

なんてしないで

ブロックしたのは

誰からだっけ

さよならだけの

エレジーを

三億年前からの

静かな亀裂

あの日

私は

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[詩]「メメント·モリ」

[詩]「メメント·モリ」

暗がりに

満ちる光

私はただ

この瞬間

切り取った

一瞬が

どうしても

愛おしくて

死を思えば

いつか終わる

寂しいけれど

輝いている

歩を進め

橋を渡り

川を越え

彼岸花の

向こう側

例え

遠くに

行ったとしても

いっぱいの気持ちを

語らおう

生きていたいから

だるまさんたちは

転がって

ひとりひとり

消えていく

最後に残るのは

私だけ

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[詩]「綿毛のレター」

[詩]「綿毛のレター」

ふわりふわり

宙に浮く

綿毛のレターは

旅立って 

息をするように

手紙を書く

綴った言葉は

散っていく

ふわりふわり

いつか芽吹く

その日まで

誰かの心に

宿るまで

無意味だとしても

生きていたから

風を感じていた

光が満ちていた

思い返す過去に

さよならを

諦感が満ちたから

飛んでいけ

夢想する未来へ

希望で満ちたから

ふわりふわり

言葉を飛ばし

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[詩]「爛々と」

[詩]「爛々と」

今日は

何をしようか

爛々と

駅前に降りる

心に抱く

夢が輝く

夢を仕事に

稼ぐためじゃない

ありきたりじゃない

道のりだ

陽の目を浴びない

日陰にて

実るのは

ほんの一握り

どれだけ立派に

芽吹いても

誰にも知られず

花を散らす

けれど

そこには

自由がある

どこまでも輝く

青空の下で

追い続けるだけ

絶望すらも

昇華されていく

さぁ

明日は

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[詩]「白線を引いて」

[詩]「白線を引いて」

薄く

線を引いた

他人と

私の境界線

誰も

ここまでは

薄く

膜を張った

他人と

私の境界線

白線の

その先で笑う

伝えたいことは

あんまりなくて

他人への

関心が薄れていく

長きに渡り

完成した

精神の鉛

これからの

日々で

壊れることは

ないだろう

心残りが

あるとするなら

線を引けるほど

強くなってしまったこと

弱くなってしまったこと

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[詩]「曇天の未来へ」

[詩]「曇天の未来へ」

変わる未来と

モヤモヤ

幕が開ければ

語り部はいつも

全てを知っている

フリをする

不定形な

役者達

セットされた

舞台の裏で

溜め込んだ感情が

破裂した

決められた

言葉を裏切って

台本通りの日々に

さようなら

先は見えない

ノープランで

生きている

何が起こるかも

知らないで

未だ雲行きは

怪しくて

でも

確かなのは

未来には

倒れた私がいる

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[詩]「一枚のかみ」

[詩]「一枚のかみ」

1.かみさま

はんてんする

らくえんの

くらいくらい

ちかしつで

めがみさまに

たすけてもらった

あなたは

わたしのすべてになった

あなたといるだけで

みたされるこころ

どんなしごとでも

たえられるくらい

ほかには

なにもいらなくて

ただただ

いっしょにいたかった

それだけなんだ

2.回顧録というべきもの

あれから

時は経って

私は彼女と

離別した

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[詩]「果てに」

[詩]「果てに」

欠けているものがあった

心に穴が空いていた

何が足りないのか

その答えを求めるように

積み重なっていく

ルーズリーフ

目が悪くなるほど

手が黒ずむほど

知識が増える

その裏で

何が出来るかを

考えていた

詠われていく

慰みの詩

突き詰めていく

一人旅

やがて

心は満たされていった

その傍らで

ふと気になった

当然のように

一人じゃない貴方

集団の中で輝く

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