なぜ日本人は、ロシアの陰謀論やプロパガンダに騙されるのか

Twitterでツイートする一般人の他、YouTubeで言論活動をする日本の評論家等の中でも一部見られる。

今回、ウクライナに武力侵攻し、一方的な現状変更を試みるロシアのプロパガンダに乗っかってしまっている人たちの中には、ロシアのプロパガンダに乗じるに至ってしまう伏線があった。

その伏線とは、先のアメリカ大統領選挙で、当時の民主党バイデン候補が、不正をして、トランプ大統領(当時)に勝利した、というストーリーを信じているか否かである。

まず、言っておきたいのは、私自身は、どちらかというと、当時から現在にかけて客観的なさまざまな情報が提示されているのを見て、民主党側が不正を働いたと考えている、ということだ。

今回のロシアによる陰謀論(プロパガンダ)を信じてしている人たちのほとんどは、先の米大統領選挙でトランプ元大統領を支持していた人々である。

投票権のない日本人が、特定の候補を支持するのはおかしい、と言う日本人もいるが、事実上、世界のリーダーになるアメリカの大統領に誰が就任するかは、極めて重要だ。

さておき、プーチンのウクライナ侵攻を支持している日本人は、
「プーチンがある勢力と闘っている」という説を信じているのである。

プーチンが、何と戦っているかというと、具体的には以下である。

当Twitter
・プーチンがDSや軍産複合体、ネオコン、国際金融資本家、ユダヤ資本家、ネオナチ、グローバリズムと戦っているという話を垂れ流す人物や、それに追随する陰謀論者はプーチンは正義と信じ込んでいるのか。なぜそれがウクライナへの武力侵攻に結び付くのか。たとえ明確な証拠があっても戦争は肯定できない

当Twitter
・そもそもユダヤ資本家とネオナチは相容れないものでは。ウクライナで両方の勢力が跋扈しているのか。たとえ存在するとして彼らはウクライナ人を殺めているのか? 赤ちゃんや幼い子供たちの命を奪い、病院や学校を破壊するロシア軍やプーチンを擁護する人間は、かなりヤバい。

述べたように、こないだのアメリカ大統領選で、私はトランプ大統領を支持していたが、今回のロシアによるプロパガンダには与しない。

なぜなら、ウクライナは完全なる被害者であるからだ。
ウクライナは核保有国であるロシアを脅威に思い、NATOに加盟を希望したいという意思は示していたが、実際にウクライナがNATOに加盟したからといって、ロシアがウクライナに侵攻してよいという根拠にはならないし、一切正当化され得ることではない。

プーチンが、DS(ディープステート)や軍産複合体、ネオコン、国際金融資本家、ユダヤ資本家、ネオナチ、グローバリズムと戦っている具体的な、明確な証拠があるのであれば、見せてほしい。

陰謀論者は、トランプ大統領がプーチン大統領の仲間だという説を信じている。

そう考える理由は、以下。

「トランプ大統領は、プーチンのように、グローバリズムに反対し、戦争を嫌い、ネオコンや軍産複合体と戦っていた」

トランプ大統領は、他国に言いがかりをつけ、武力侵攻をしたことはない。

したがって、トランプ大統領がプーチンの仲間であるというストーリーには無理がある。

トランプ氏は、いざという時には、圧倒的戦力を誇る米軍が動き相手を「叩くぞ!」という強い意志は示していたが、実際に戦争はしてこなかった。

そのように強気の発言をすることが戦争の抑止につながることを、彼はよく知っていたのである。

中国人民解放軍が軍事力を高めているとはいえ、世界で最も強い軍隊を有しているのがアメリカ軍であることは、誰もが知っている。

ゆえに、トランプ大統領のこのような、

「いざという時に痛い目にあうぞ!」

という言葉が説得力を持つのである。

ともかく、プーチンは、トランプ大統領と同じ”光”の側にいる、正義の味方では、決してない。

陰謀論に浸っているあなたたちには、目を覚ましてほしい。

ロシアの陰謀論やプロパガンダに乗ってしまうのは、どのような人たちか、百田尚樹さんがご自身のYouTubeで分析されている。

気まぐれライブ「陰謀論にはまりやすい日本人的性格」


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