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キリル文字とは…?♯1
結論
ロシア語に使われる文字です。いろいろ見てみましょう。
どんな文字?
言語:使用国
ベラルーシ
ボスニア・ヘルツェゴビナ (主に国内のセルビア人居住地域)
ブルガリア
キルギス
北マケドニア
ロシア
ウクライナ
モンテネグロ (ラテン文字も使用)
セルビア (ラテン文字も使用)
タジキスタン (ラテン文字も使用)
カザフスタン(2025年まで)
モンゴル (モンゴル文字も使用) など
日本などではロシア語の文字として知られ、ロシア語で使う 33 文字(大文字小文字を同一視して)はロシア文字とも呼ばれている。
ただし、キリル文字はブルガリア語やセルビア語など多くの言語で使用されていて文字もそれぞれ微妙に異なる。また、キリル文字の発祥地はブルガリアだとされるため、キリル文字をロシア文字と呼ぶのは不適当だとする説もある。(諸説あり)
ここから説明長長くなるので一旦目次に戻って飛ばしてもいいかも…?
古くからキリル文字が使われ、現在も使われている言語は、スラヴ語派と正教会の重なる範囲にほぼ一致する。つまり、東スラヴ語群のロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語、南スラヴ語群のうちブルガリア語・マケドニア語・セルビア語・モンテネグロ語である。スラヴ語族でも、カトリック圏のポーランド語・チェコ語・スロヴァキア語・スロヴェニア語・クロアチア語はラテン文字であり、イスラム教に属するボスニア語もラテン文字を使う場合が多い[注釈 2]。また、スラヴ語とは全く関係のないモンゴル語族に属するモンゴル語、ジョージアでは南オセチア自治州のオセット語(イラン語派に属する)もキリル文字を使用している。
また、正教会であってもスラヴ語派でない場合、キリル文字はかつては使用されていた所も多いものの現代においては使われていない。ルーマニア語も正教会であるためキリル文字を使用していたが、18世紀以降民族主義の高まりによりラテン文字化運動が広がっていき、1859年から1860年にかけて、正式にラテン文字が採用されることとなった。ギリシア語はギリシア文字、グルジア語はグルジア文字、アルメニア語はアルメニア文字である。
ソ連時代のキリル文字化の進展
ソビエト連邦時代には、ソ連内でこれまで文字を持たなかったシベリアなどの言語や、アラビア文字を使っていた中央アジアなどの言語に、ラテン文字での正書法が制定された。しかし1940年以後の言語政策の変化によりキリル文字での正書法が改めて制定され、既にラテン文字で正書法が制定された言語についてはキリル文字への切り替えがなされた。
ソ連あるいは帝政ロシアによる併合以前からアラビア文字以外の文字を用いていたバルト三国のエストニア語・ラトビア語・リトアニア語(いずれもラテン文字)、アルメニア語(アルメニア文字)、グルジア語(グルジア文字)はキリル文字化されなかったが、ルーマニア語から政治的に分離されたモルドバ語はラテン文字からキリル文字に改められた。
使用地域が現在もロシア領である言語では、アルタイ語・ウィルタ語・エヴェンキ語・オセット語・カルムイク語・クリミア・タタール語・サハ語・ショル語・タタール語・チュヴァシ語・チュクチ語・トゥバ語・ドンガン語・ナナイ語・ニヴフ語・ハカス語・ブリヤート語などがキリル文字を使用している。ソ連崩壊時に独立した国の言語では、カザフ語・キルギス語・タジク語などがある。ソ連の強い影響下にあったモンゴルでも、1937年にモンゴル語がモンゴル文字からキリル文字化された。
さっきの要約
つまり、発祥はブルガリア説があるけど東ヨーロッパや中央アジアなどで広く使われているよ、そういうイメージを持ってもらえればオーケーです。それじゃあ、どんな文字があるのか、みていきましょう。というか…作者が疲れたのでまた次回…!
サムネの説明:赤の部分がキリル文字、青はラテン文字です。紫が中間。他の色はオレンジがグルジア文字、黄土色がアルメニア文字の使用地域となっています。Excelでなるべく早めに作っておきます。
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