記事一覧
俺のまつげがナチュラルにカールしていて何が悪い
ビューラー、あれは本当に恐ろしい。悪い奴に捕まり、やれとテーブルに投げ出されたら、手がぶるぶる震えてしまうだろう。
しかし女性の方々は日々平然とあれでまつげをばちばちに立てている。まぶたを挟むのも厭わず、まつげが抜けるのも厭わず、ミュラー・リヤー錯視に則り(矢印の向きで真ん中の線分の長さが違って見えるあれ)、少しでも目が大きく見えるように大変な努力をされている。あれはもしやすると、ヤンキーが
次の仕事は着ぐるみですって⁈
トム・ウェイツの『スモール・チェンジ』を再生し、ウィスキーをグラスに注ぐ。1曲目『トム・トラバーツ・ブルース』のストリングスの、悲しみを慰めるような美しい旋律が流れ、トムがしゃがれ声で歌い出す。
「俺は疲れ切ったし、負傷したよ
いや、月のせいなんかじゃねぇ
いまツケが回って来たってとこだな...」(訳:私)
薄汚れた私の部屋は孤独な酒場と化し、私は心の中で泣き、ひたすら杯を傾ける。
あなたの街に100ローはあるか?
『ビッグになりてぇな』
『あぁ、それで好き放題金使ってよぉ』
『夜の街で女はべらせてな』
『おい、でもよ、ブラザー、俺は100ローがやってけねぇような小洒落た街に住む気はねぇんだよな』
『ファッキン同感だよ、ブラザー』
(グッ!と固い握手)
これはとあるダウンタウンの路地で私が実際耳にした話、などでは全くなく、いま適当に作った話。そう、今回は泣く子も黙る100円ローソンこと“100ロー”の話。
そうだ、歯医者へ行こう
私は大人になるまでほとんど歯医者にかかることがなかった。歯磨きも食事の度にするほどマメでもなかったのだが無事であった。しかし大人になり、酒に飲まれて寝落ちして、を繰り返し、どこもかしこも悪くなってしまった。文豪らしくて良いかと思っていたが、痛み出しては耐え抜く肝もない。地元に名医がいて、通うならそこ一択であったが、時はコロナ。いま住む街で探すことにした。
幸い通っても良い場所が一度で見つか
音楽が売れるとコンタクト屋が儲かる
私は普段メガネをかけている。
しかし20年近くメガネであっても、自分に似合っているとはとても思えない。音楽活動にあたっては、メガネではサマにならない(私は)と思っているので、コンタクトレンズをする。当然毎日コンタクト、とは比較にならないほど消費が遅い(ワンデイタイプの話)。
そんな私の消費スピードなど露知らず、某コンタクト会社から、値引きのクーポンメール(20%オフ)が毎日送られて来る。