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#スキしてみて
パン職人の修造141 江川と修造シリーズ prevent a crisis 杉本
倉庫で縛られていた杉本は誰かが鍵を開けている音を聞いて口を塞がれながら「ふがふが〜(助けて〜)」と騒いで足をバタバタしたが、押し込まれた2人を見てびっくりした」「ふがふがふが(藤岡さん)」
「杉本」口を塞いでいたガムテープを取ると「藤岡さん何で捕まってんですかあ?得意の一本背負いで投げ飛ばしてやれば良かったのに」と捲し立てた。
「スーツが苦手なんだよ、動きにくくて。それを言うならお前だって何捕
パン職人の修造135 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
「観客の皆さん、テレビをご覧の皆さんこんばんは安藤良昌です。NNテレビが総力を挙げてお送りするパン職人頂上決定戦のお時間が始まりました!パン職人の皆さんには何時間も前から戦いを繰り広げて頂いておりましたが、その中から選ばれた3人のシェフと3人の助手の方々に並んで頂いています」
画面にはそれぞれの経歴と名前が流れた。
江川はそれを見ながら「これって誰が勝ち上がってくるかわからないのに20人と助手
パン職人の修造128 江川と修造シリーズ パン屋日和
仕方ない、普通の事を普通に話すかと覚悟を決めた。
「あの、田所と言います。リーベンアンドブロートは生活とパンと言う意味で名づけました。毎日の生活にパンは欠かせない、そこには色んなライフスタイルがあって、色んな場面で色んなパンが食べられている。縁あってこの笹目市に店を構えたんですから、地元のお客さんの生活にリーベンアンドブロートのパンを取り入れて頂けたらと思っています。パン屋さんの仕事は過酷と思っ
パン職人の修造126 江川と修造シリーズ パン屋日和
「えっ」
そんな風に言われるとは思わなかったので横田は驚いてピリッと緊張したが、平然を装ってトングとトレーを持って店内を回った。
プレオープンの時にここにきた時パン粉がここのパンは世界大会のパン、パンロンドのパンそしてドイツのパンを置いている。
「これとこれと」時々パン粉の方を向いてトングをちょっと動かして『これ?』とそれとなく指すとパン粉が目で合図する。
横田は店内を一周見回って「これで
パン職人の修造122 江川と修造シリーズ 満点星揺れて
その日の夕方、誰もいない駐車場で修造はヌンチャクの練習をしていた。
もうすぐ試合なのにあまり練習してないので焦る。
それを見て大坂が飛んで走って来た。
「修造さん、俺も昔空手やってたんです」
「そうなの?」
修造達は急に組み手を始めた。
蹴りを肘で受け止めたり、突きを鉄槌で落として防いだりしてるのを見て、パン粉と安芸川は「ケンカ?ではないですよね?楽しそうに見えます。あははって笑ってま
パン職人の修造119 江川と修造シリーズ ロストポジション トゲトゲする空間
それを聞いていた立花が説明する。
「昇進や昇格試験の時に速さを競う所もあるのよ。包餡やドーナツとかパンの成形とか、どちらが早くて綺麗か。和鍵さん、何にする?あなたの得意な事で良いって」
こないだまで味方だった人達はもうとっくに辞めてしまっていない。和鍵の吹き込みのせいで職場の印象が悪くなったのだから。
和鍵は周りのものに助けを求めた。
「こんなの急に言われても出来っこないわよね。無茶言うわ
パン職人の修造114 江川と修造シリーズ ロストポジション トゲトゲする空間
岡田は何枚かA4の紙を渡してきた。
「以前言っていた商品がなくなる件ですが、状態は変わっていません」
「うわ、トータルすると相当な金額だな。こんなにどうするんだろう」
「それで」岡田と中谷は顔を見合わせて頷いて「どうもお客さんじゃないんじゃないのかと」と言った。「レジ閉め後に数を数えて、試しに開店前に数えたら前夜と数が違うんです」
「えっ、てことは」修造は全員の顔を順に思い出していった。
パン職人の修造109 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン
藤岡達パンロンドのメンバー4人がパンを選んでいると修造がやって来た。
「修造さん、素晴らしいお店ですね、いいパンが並んでる」
「今日、パンの発酵の事で喧嘩が起こったり欠員があったりで江川にも忙しい思いをさせたけど頑張ってくれたおかげで助かったよ」
「発酵の事で喧嘩するなんてあるんですね」
「なまじっか経験者が多いから自分の意見を通そうとするんだろう、その内ここのやり方がお互いに定着するん
パン職人の修造108 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン
修造は大坂を店のテーブルに座らせてコーヒーを飲ませた「みんな前の店のやり方があるんだな、この店のやり方とかまだ身についてないから揉めたんだよ」
「すみません、カッとなって」大坂ががっくりパワーダウンしてきた。
「俺、すぐカッとなるんです」
「うん」
「前の所でも喧嘩して」
「それで辞めたのか」
「はい、でも折角入ったリーブロ、俺辞めたく無いです」
「うん」
ところで今パンを焼く人間