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2022年12月の記事一覧
中東生:サッカースイス1部「在グラスホッパー日本大使」川辺駿選手の軌跡 訴える「核廃絶」と「NoWar」
***当初公開時に、編集の手違えで執筆者の表記に間違えがありました。正しくはスイス・チューリッヒ在住中さんの原稿です。申し訳ありません***
2021年7月にサッカースイススーパーリーグ「グラスホッパー・クラブ・チューリヒ」に移籍してきた川辺駿(かわべ・はやお)選手が4月21日、今シーズン2度目のベストプレーヤーに選ばれた。同16日に行われたマッチウイーク30週目の試合は川辺選手の活躍もありグラ
谷口輝世子:アイスホッケー北米プロリーグのNHLの2部に相当するAHLには2人の日本人選手がいる。
日本代表FWの平野裕志朗(カナックス傘下アボッツフォード・カナックス)と、小学生時代を日本で過ごし、現時点ではカナダと日本の2つの国籍を持つDFジョーダン・スペンス(キングス傘下オンタリオ・レイン)だ。
北海道出身で26歳の平野は、スウェーデン、米国のジュニアリーグを経て、新型コロナの影響を受けた昨季を除いて、2018-19年シーズンから3部相当のECHLでプレーしていた。もともとAHLに昇格で
寺町幸枝:現地とつなぐ、在日外国人主導のウクライナ支援の輪
記事のポイント
①ウクライナ侵攻が始まって6カ月が経過
②軍事費に充てられることから、大使館への寄付に抵抗感を示す日本人は多い
③在日ポーランド人シェフのドミニカ・ジョルダノさんは、食のチャリティイベントを実施
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって6カ月が経過した。報道数の減少とは裏腹に、継続的な支援活動が日本でも続けられている。中でも在日外国人たちは、支援の手を緩めない。食文化やアートを通じ義
安部かすみ:夜中の地下鉄に2年ぶりに乗車。コロナ禍で治安悪化、NY生活20年で初めて感じたこと
ここ最近ニューヨークの地下鉄では、突然見知らぬ者が銃をランダムに発砲するといった無差別の銃撃事件が起きている。銃以外の武器による傷害事件も後を絶たない。
今月22日、チャイナタウン手前のQトレインで、男が突然至近距離から48歳の男性に向け発砲し、男性は病院で死亡が確認された。日曜日の正午前という家族づれがもっとも多い時間帯の犯行だった。
犯人は25歳のアンドリュー・アブドゥーラ(Andrew
クローディア真理:シリア難民の生活調理コンロで救う
シリアでは2011年の内戦勃発以来、 660万人以上が国外に避難し、現在も 1340万人以上の人が支援を必要として いる。非公式の難民キャンプで暮らす難民 も多く、その生活環境は過酷だ。暖炉・野外 炉を専門に扱うエシア社は、持ち運び可能 な調理コンロを開発し、難民の生活を支援 する。(ニュープリマス=クローディアー真理)
エシア創業者のナイジェ ル・バンフォードCEOは以 前から非公式キャンプで
岩澤里美:全身重度の大やけどで見た目問題に苦しんだ女性は、どうして「自分は美しい」と思うようになったのか
<変わってしまった自分をどうやって認めることができたのか......>
日本では「見た目問題」という言葉が多く聞かれるが、見た目でいじめや差別を受けている人たちはヨーロッパにもいる。
Changing Faces(顔や体のあざや傷、症状など目立つ損傷をもつすべての人たちが、その人らしく生きていけるよう支援しているイギリスの団体)によると、イギリスには先天的・後天的な理由で特徴的な外見の人が少な
谷口輝世子:NHLに最も近い日本人、平野裕志朗とジョーダン・スペンス。最高峰リーグへの道
アイスホッケー北米プロリーグのNHLの2部に相当するAHLには2人の日本人選手がいる。
日本代表FWの平野裕志朗(カナックス傘下アボッツフォード・カナックス)と、小学生時代を日本で過ごし、現時点ではカナダと日本の2つの国籍を持つDFジョーダン・スペンス(キングス傘下オンタリオ・レイン)だ。
北海道出身で26歳の平野は、スウェーデン、米国のジュニアリーグを経て、新型コロナの影響を受けた昨季を除い
岩下慶一:書評:『ビッグデータという独裁者―「便利」と引き換え「自由」を奪う』
(本記事は雑誌「オルタナ」2018年6月号から転載されたものです)
『ビッグデータという独裁者―「便利」と引き換え「自由」を奪う』(マルク・デュガン、クリストフ・ラベ共著、鳥取絹子訳/筑摩書房)
ヨーロッパのIT企業のCEOが出張でサンフランシスコを訪れた。飛行機を降り、スマートフォンの電源を入れると、宿泊先のホテルにほど近い寿司屋が新鮮なサーモンを入荷した、という情報が送られてくる。
特に
森摂:脱炭素は「きれいごと」なのか(オルタナ2022年6月発行号掲載)
先日、オルタナS編集長の池田真隆が、小泉進次郎衆院議員にインタビューしました。(「日本の脱炭素は『休憩』していないか」)。小泉氏は次のように語りました。
「しかし、残念なことに日本はコロナ禍とロシア・ウクライナ危機を受けて、あたかも脱炭素政策の推進がスピードダウンしているように感じることがあります。一方で国際社会はウクライナ危機によって、脱炭素政策の『強度』と『速度』を上げています」
私も
原美和子:外食が安いも今や昔。物価高騰にあえぐ韓国
2月に起こったロシアによるウクライナ侵攻から早半年が経過した。両国の戦況については様々な見方があり、まだ和平への兆しは見えない。
そんな中で、直接的でなくとも世界各国で徐々に日常生活に影響を与えているのが物価高騰である。
日本からは馴染みのある商品の値上げのニュースが絶えず伝わり、米国でも都市部を中心に家賃や生活費の高騰が著しく、物価の安いとされる他州への移住をする人が増えているという話も聞く