心の使い方
精神疾患になってから学んだことの1つ。
人間の心は携帯やパソコンのなどの電子機器の用に充電切れになってしまうことがあるということ。
人間という生き物には感情というものが搭載されているので、どれだけ良い人そうに見える人もどれだけ優しそうに見える人も汚い感情を持っています。
もちろんそれは良いとか悪いとかではなく、人間なら当たり前のこと。
にも関わらず、辛くないふりをしたり、怒っていないふりをしたり、思ってもいないことを言う癖(相手を気持ちよくさせる言葉とか)がついていたり。
もしくは自分の言いたいことを言わない癖がついていたり。
これって上手く人間関係を築く上では大事なことではありますし、社会や学校生活を上手く過ごす上では大事なことではあると思うんですけど、過剰に感情を隠すことを長年やり続けると、心はボディブローのようにジワジワと傷が深くなっているんですね。
そうすると気付いた時にはキャパーオーバーしてしまって、心の糸がプツンと切れてしまうような感覚になって全てを投げ出したくなります。
私自身、元々自分の思っていることを伝えるのが苦手で過去に連絡や人間関係全てを断ってしまった時期があります。
結構、その時は苦しかったです。
だからこそ今は、限りある人生の中で何に自分が時間を使いたいのかとても繊細になりました。
人間関係も仕事も勉強も趣味も遊びも何をするにしても、心やエネルギーを使います。
知り合いや友人が多く、よく飲みや遊びに誘われる人は人生の中で人と接する時間が多いため、中々自分と向き合ったり、1人の時間を作ることが難しいかもしれません。
常日頃から無意識に知り合いや友人に心を使っている時間が長い状態だと思います。
そのような人が1人の時間を作ったり、自分の趣味に時間を当てようと思った場合には、これからは自分の時間を確保するために友人からの誘いを断る勇気が必要かもしれません。
断ることができれば、その時間を別の時間にすることができ、違うものに心を使うことができます。
また、仕事中心の生活をしている人がもっと土日は家族の時間を作りたいってなった場合には、もっと仕事を早く終わらすために効率良い方法を考えて実行するのか、もしく他の人に仕事を頼んだり振るのか、もしくは転職するのか、他に副業を始めるのか、など。
自分の心やエネルギーを向ける先を変える必要があると思います。
心の電池が携帯のように100%だとしたら、心を使う場所が仕事100%でそれ以外は0の人もいるだろうし、仕事50%、家族30%、趣味20%の人もいると思います。
もしくは趣味に80%で仕事20%の人もいるかと思います。
仕事で80%の電池を消耗したけど、趣味や恋人との時間を過ごしたことで100%まで充電されることもあります。
0%になってしまうと何もできなくなるので気をつけてください。
自分という人間は1人しかいないので、その自分の心を自分の心地の良い方向に使ったり、この人といる自分は好きだなと思える人と時間を過ごすようにする。
それだけで豊かになります。
そして電池を消耗するような人(自分を傷つける人)がいたらスッと離れる。
関わらないことを決める。
人生は限りあるからこそ、自分の心を何に使うのかというところに意識を向けることが豊かになるための過程だったりします。
また、それと同時に精神疾患を完治させるための過程でもあります。
現状に不満を持っていたり、悩んでいる人こそ自分の心と向き合ってみてください。
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