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起業までのいろんなこと ~独立前編~

2017年、父親の肺がん発覚を機に当時、東京の化学品メーカーから実家に近い兵庫県の化粧品OEMメーカーへ2018年に転職。
このとき化粧品の知識などまったく持ち合わせておらず、化学品の知識を化粧品にも活かせればよい、という感覚で化粧品業界に入りました。


会社員のよくある悩み~自転車操業?根性論?~

特に化粧品が好き、化粧品業界に何かが活かせる、というものはなく、化粧品の営業職に興味があったので飛び込みました。
入社してからは新規顧客をゼロから構築する営業活動を行なっていました。
 
 
主な業務内容は
・新規リストの作成
・それを元にテレアポ
・アポの取れたクライアントと商談
・企画書、見積書の作成
・サンプル試作~製造、納品までの管理
etc.
 
基本的にやることは変わらず、ひたすらに数をこなしていく作業です。
会社の理念や営業方針を否定はしませんが、とても生産性が高いとは思えない内容でした。
営業に関しては 「根性論」にも捉えられそうな単にリストを作って営業をかけるだけという内容に、最初のうちは楽しく前向きに取り組んでいたのですが、絶えず新規顧客を基本とした営業スタイルにいつの間にか漠然とした営業方針に対する不満と、これをずっとやり続けるのかという不安に駆られていきました。もちろん、ブラック企業ではなかったのですが、その頃の自分の理解にも知識不足や柔軟性が欠けていた部分が多くありました。

社内・業界への取り組み~改善策はあるのか?~

単に不満や不安を抱いていたわけではなく、自分なりにこの状況を整理し組織として生産性を上げる取り組みもしました。
設備の導入提案やインスタ運用など、長期的な貢献を目指した活動もしていきました。
しかし、注文を取らないと設備導入を実行できない、インスタ運用も実績に繋がるまで時間がかかる。
会社の売上が現実的に厳しかった状況もあり、すぐに売上につなげたいという会社の方針とは考えが違っていました。
その会社の一員として、自分自身がその方針も受け入れ、よりスピード感を持って売上に貢献しなければならなかった。
その気持ちも今となっては感じることがあります。
 

飛び込んでわかった化粧品業界~華やかな世界ではない?~

化粧品OEMメーカーの立ち位置として、販売者(サロンや企画会社)の製品を作り納品する。当たり前ですが、エンドユーザーの顔が見えない仕事です。たくさんの知識もあり、原材料も豊富にあるにも関わらず「潤い成分」「さっぱり感」といった感覚的な会話の中で私も販売者もどこか大事なものを見ていない、見えていない気がしていました。
単なる下請けではなく、パートナーとして一緒にエンドユーザーに商品を届ける仕組みができたら、もっと具体的に意味のある製品(商品)を提供することができるのではないか。
そのように感じていました。


たどり着いた答え~起業だけが選択肢ではない?~

入社して数年が経ち営業エリアが関西→東京へ移り、今までの顧客も全て一新し新たに売上ゼロ、顧客ゼロからのスタートとなりました。あれだけ努力して作ったリストもクライアントとの関係も全てリセット。その頃は社内で共有されることもなく培った関係全てが無くなってしまいました。
 
顧客との向き合い方、売上の伸ばし方、社内組織の生産性の向上、他社との連携等、それらについてももっとできることがあるのではないか。
 
その頃から漠然としていた不平不満が自分の将来の不安へと結びつき始めました。
この営業活動への繰り返し、生産性の低さ、社内環境、化粧品業界実情等全てが閉塞感でいっぱい。
では独立して自分でやるのか?
そのための準備は?
どのように進めればいいのか?
何を頼る?
資金は?環境は?
 

実は何も考えずにこの閉塞感だけで退職してしまいました。


次号へ続く

 


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