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ダイバーシティーと真珠
「真珠貝は貝殻の内側にはいった砂くずが痛いため、それを包む成分を出しているうちに真珠を作り、詩人は自分の心の痛みをもととして詩を作るという。
貝にとっては、砂くずは異物である。それが貝にとっては違和感なのであろう。しかしそれがもととなって美しい真珠が貝殻の内側に形成されるのである。人の心もおなじだ。」
これは、渡部昇一氏(英語学者、評論家)の言葉である。
これを読んだとき、私は国内におけるダ
クワイエットクイッティングしてませんか?
先日東京は雪だったが、湯河原のサテライトオフィスは雨。幻想的な山を見ながらこのブログを執筆。
クワイエット・クイッティングの長期的リスク
私が最近とても危惧しているのは、人生における生き方を決定づける大事な時期に「「クワイエット・クイッティング(Quiet Quitting)」、すなわち「必要最低限の仕事はこなすが、心理的に仕事から遠ざかっている状態」
を長期間続けていること、そしてそのことを
忘れかけていた「純粋さ」という能力
あけましておめでとうございます。年末はどのように過ごされましたでしょうか?
私は毎年抱負を考えたりはしないのですが、今年はなぜか、そんな気持ちになり5つの抱負を考えました。
1) 仕事で新境地を開く
2) バイク安全運転(近場温泉巡り)
3) 週3日スイミング
4) 下北・三茶 裏道&LiveHouse巡り
5 ) 料理を真面目に学ぶ
さて、昨年はパーソナル・グローバリゼーション(主体的・
矢沢永吉から学ぶ「セルフエンパワーメント」な生き方
矢沢ライブの流儀
先週10年ぶりに矢沢永吉さんの武道館ライブに行ってきた。
開始30分前に席につくと、すでに私の横に座っていた私と同世代(60代)と思われる男性が、私に向かって「よろしくお願いします」と頭を下げてくれた。
革ジャン姿だが、あまり着慣れた感じがしない。
しばらくすると、逆側の席にサイズの合っていない赤の革ジャンを着たやはり私と同年代の男性がやってきた。
そしてまた、「よろしくお願
「セルフエンパワーメント」とは?
リーダーシップに関わる仕事に携わって、かなり長い時間が過ぎた。幸運なことに、その仕事を通して、たくさんのリーダーの方々にお会いすることができた。
そんな方々を、興味深く観察させていただくと、大きな特性が私に見えてきた。
前回、前々回で書かせていただいたが、最も明確な特性は「人々に夢と希望を与えるビジョンがある」ことである。
そして、そのビジョンを実現するための「静的・動的思考力」も備えている。
自分の脳をカスタマイズする方法
今までこのブログにも書かせていただいているが、私はグローバル人材の要素としてカテゴリーを2つに分けている。
グローバルで「リーダーシップを発揮できる要素」を以下の2つとしている。
1)ビジョナリーシンキング
2)セルフエンパワーメント
グローバルで「周囲から共感性を得られる要素」を以下の3つとしている。
3)ダイバーシティー
4)コミニュケーション
5)グローバルイングリッシュ
前回のブ
鳥の目 虫の目 魚の目
私のもう一つの仕事のリゾートプロデュースのリサーチもあり、4日前から台風4号が去ったばかりの沖縄に来てプールサイドでこのブログを書いています。
iPhoneで写真を撮り、Siriでブログを書いてアップできるのはほんとに便利です。
前回のブログで、「良い偶然起こす」ためには、自分のできること(Able)を大きくすることを起点にするという考え方、について述べました。
今回は、自分のできること(Ab
良い偶然を起こす人/起こせない人
私は35年間グローバル人材の育成の仕事に携わってきた。そして、一昨年2000年に創業したグローバル・エデュケーションの代表を退任し、今は主にワークショップの講師やプログラムの開発に時間を費やしている。
そして、昨年から、このブログにも何度か書いている「gALf(grit- Able-Like-foresight)」と名付けた「成功するためのキャリア論」のワークショップ講師や講演の仕事が増えてきて
幸せとは「HAM」である
仕事柄いろいろな人の悩みを聞く機会がある。人生と言うのは、なかなか複雑で本当に幸せな気分で生きている人は少ない。
昔私の好きな小説家が、どこかでこんなことを書いていた。
知識労働者より肉体労働者の方が幸せを感じる瞬間が多い。1日現場で肉体労働をして、その日の日当でおいしいご飯をたくさん食べて、仕事が終わったら大好きなビールを飲む。疲れ切って寝るから、1日中忙しくて、食欲も満たされている。
一方
「新しい資本主義」と「人材育成」
新政権の政策に関して100%ネガティブな見方ではないが、岸田総理が掲げる「新しい資本主義」の部分が、いまひとつよく理解できない。
分厚い中間層を作るために、賃上げを行う企業に対して税制面の優遇を行うとのことである。
この「分厚い中間層」と言うのは、私には、高度経済成長期の「1億総中流」と重なって聞こえる。
「え?終身雇用、年功序列、企業内労働組合で下支えしながら守ってきた1億総中流を、超高齢化と