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#経営

海外との取引に

海外との取引に

この一年ほどの大きな変化というと、やはり原油高を起因とした物価高と、円安による為替差損の影響を受けた事業者が多いことではないでしょうか?

特に、海外に生産を依存している業種での影響が大きく、コロナが明けたことで売り上げは戻ってきているものの、費用が輸送費や為替の影響で想定以上にかかり、収益を圧迫しているケースが多々あります。(窓口に相談に来られるケースも増えています)

また、最近は手軽に越境E

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産業転換について思うところ

産業転換について思うところ

 最近、色々とやりたいことが溢れていて本を読む機会が減ってしまっていました。ちょうど近所の図書館が数ヶ月間閉館(厳密にいうと閉鎖移転)になるので、今のうちに借りておこうと、借りてきた本の一つに、堀江貴文さんの「ゼロから始める力」がありました。堀江さんといえば、僕らの世代からはちょっと上のITの人というイメージが強いのですが、この10年ぐらいロケットを打ち上げようとしていることはなんとなく認識してい

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年度変わり

年度変わり

 いよいよ今日です3月が終わります。国の会計年度が4月始まりなので、明日から多くの物事が変わっていきますね。多くの企業様も組織人事的な部分は4月始まりかと思います。私の周りでも、人の異動のはなしが色々ときていました。(決算期は見ていると、設立ベースな会社が多いので3月でないことが多いですね)

 さて、先日の城跡広場ブログでは制度変更ことを書きました。当初大型制度変更だった、インボインス制度の導入

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WEBやSNSの活用って中小企業には簡単じゃない

WEBやSNSの活用って中小企業には簡単じゃない

 企業支援してくる中で、さまざまな素晴らしい商品やサービスに出会うのですが、それらが売れるようになるためには、知ってもらわないと意味がないです。特に、昔みたいにものを作って提供すれば売れる時代であれば、大衆と言われる多くの人々に向けて一定の広告宣伝するのが効果的でしたが、いかに個性的で特定の顧客が使いたいと思う商品やサービスを提供することが求められている今は大衆向けではなくニッチな市場に対して宣伝

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経営なんでも相談会をはじめたが・・・選択肢が多いって問題

経営なんでも相談会をはじめたが・・・選択肢が多いって問題

 こんにちは、中小企業診断士の平野です。9月は経営なんでも相談会って形で、千葉県鋸南町と東京浅草のコワーキングスペースをお借りしてなんでも相談会を行いました。

経営なんでも相談会はじめました そもそも、このなんでも相談会はコロナ禍で困っている人を助けたいと思い始めたオンライン相談とこのnoteで書いてきた情報提供がきっかけとなっています。診断士を始めてから一番感じていることが、診断士を活用しても

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withコロナ:東京都の制度融資を活用しよう

都の制度融資 コロナ感染症は一旦の収束局面に向かいつつあるのでしょうか?緊急事態宣言も解け、東京都もステップ3になりました。ただ、コロナ禍による社会変化でどこの事業者も依然として厳しい状況です。この状況を乗り越えるための策として様々なメニューがようやく揃ってきました。今日は特に東京都の制度融資について、簡単に説明します。(今回は東京都の事業者向けの記事です)

 このコロナ禍で持続化給付金や休業要

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マイナンバーカードが少し活躍した話(どこまで電子国家に近づくのか)

マイナンバーカードが少し活躍した話(どこまで電子国家に近づくのか)

 今日のお題は、日本の電子国家がどこまでできるのかについてです。私はエストニアのe-residencyカードとマイナンバーカードの両方を持っていますが、どちらも記念程度で今まであまり活用できていなかったと思っていますが。

 ところが、昨年独立したことや本当だったら今ぐらいにエストニアへ訪問している予定があったと言うことで、この半年間は電子国家についてのあれこれを調べたり試したりする機会がありまし

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結局は関係資産が大切(コロナでも乗り越えられる事業者)

結局は関係資産が大切(コロナでも乗り越えられる事業者)

 6月になりました。コロナによる緊急事態宣言も解除になり、初期の頃の混乱も落ち着きつつあります。世の中はアフターコロナモードへ移行したといえますでしょうか?ただ、コロナによる影響の範囲も、経済的な見通しはまだまだ見えていないのが現実的なところだと思います。

 今日はちょっと思ったことを

 今回、様々なコロナ対策を紹介しましたが実際に役所の窓口で経営者の方々とお話ししていると、どの制度も実際の着

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