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マイナンバーカードが少し活躍した話(どこまで電子国家に近づくのか)

 今日のお題は、日本の電子国家がどこまでできるのかについてです。私はエストニアのe-residencyカードとマイナンバーカードの両方を持っていますが、どちらも記念程度で今まであまり活用できていなかったと思っていますが。

 ところが、昨年独立したことや本当だったら今ぐらいにエストニアへ訪問している予定があったと言うことで、この半年間は電子国家についてのあれこれを調べたり試したりする機会がありました。

 まず、エストニアのe-residencyカードですがどのくらい活躍しているのかと言うと、電子署名の実験に使用した程度で残念ながらまだ活用できていません。と言うのも、こちらはエストニアの現地法人を立ち上げて初めて役に立つ機能がたくさんあるからです。なので、近いタイミングでエストニア起業をしてみたいとは思っています。

 つぎに、我らが(?!)マイナンバーカードですが、こちらでまず役に立ったのは、確定申告ですね。e-Taxと言うやつです。これを使ってやったので申告自体は10分ほどで全て完了しました。サラリーマンの頃も医療費控除などがあったので、郵送した経験はありましたが、確かにこれを使うと快適です。ただ、本人確認と電子署名で2種類の暗証があるところが一般の人には分かりにくいのではないかなと言うのが感じたところです。

 このコロナでもマイナンバーカードを持っていてよかったのは、特別定額給付金の申請を素早く対応できたことです。こちらは、市役所から紙の申し込み用紙が届くより1ヶ月早く申請できました。これは、マイナポータルのぴったりサービスから行いました。(その時の実録はこちら

 ただこちらは後日談があります。数週間後に市役所から振込決定の通知は来たものの、記載の予定日を過ぎても一向に振り込まれる気配がしない。そこで、案内を見直してみるとなんと!口座番号が間違っている。

自分の申請が間違っていたのか?と申請した時の控え(もちろん電子書類)を確認してみると口座番号はあっている。

市役所に電話してみると、「組み戻しになっているので書類不備の通知がいくから再度申請をとの案内・・・

「いやいやいや、申請した内容は合っているんだって」と伝えると「確認します」と一度電話を切られ、1時間後に「申し訳ございません。振込依頼の時に誤って口座番号を設定してしまいました」とのこと・・・

と言うことは、入力したデータをどこかで人手で再入力していると言うことですね。まぁ、大半は郵送で送られてくるものだし市町村ごとに対応なので、各市町村独自の手順に後ろ側の処理はなっているんでしょうね。

これ以外にも各種オンライン申請ものは押し並べて不評で結局「紙にしてくれ」と言う声が多発しているのも納得なんですが、この機会を逃さずに出てきた問題に対処してしっかりと電子国家化を進めていく必要はあると思っています。日々融資関連の窓口を行っていると様々な情報が寸断されているがために、無駄な書類作成に経営者も役所も金融機関も翻弄されてる実態を目の当たりにします。

人手で解決は誰も幸せにならない
本当これにつきますね。

 別件で今日は印鑑証明を取得しにいきましたが、こちらもマイナンバーカードを持っていたので近所のコンビニで行えました。こちらは3分で完了。値段も市役所で取るよりも安かった。これは電子国家のいい例ですね。

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なんでこんなことを書いたのかと言うと、僕が推し進めているリモートワークが一般的になっていくと、電子国家化は必須だからです。様々な場所での働き方なので、いちいち各種機関へ行って行うと言う日常も変わる必要がある。まぁ、そう言うことですね。

そうそう、リモートワークについてのチャンネルを作ってもらいました。
名付けてリモートちゃんねる不定期放送ですがこの中でもいろいろと発信していこうと思っています。

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