masaki hilano(城跡広場)

経営コンサルタント(中小企業診断士)・FP(ファイナンシャルプランナー)(Nordly…

masaki hilano(城跡広場)

経営コンサルタント(中小企業診断士)・FP(ファイナンシャルプランナー)(Nordlys(ノルウェー語でオーロラの意味)を主宰しています。オウンドメディア:城跡広場(https://siroato.net)を運営。

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最近の記事

2024年年初に

2024年が始まりました。 新しい年とういことで、心機一転、これからの一年に思いを馳せている方も多いのではないでしょうか? 今年の出だし、関東は穏やかな晴れの始まりでした。子供の頃に比べると正月自体はだいぶ小規模になってきたことを方方で感じました。これは時代の流れで仕方ないのでしょう。 盆と正月は基本商店が全て閉じてしまっていた頃は、年末に年越しのために大量に食料品を買い込んで、正月はそれを食べて何もせず(初詣ぐらい)に家でのんびりしていたものでした。 いつしか、元旦も

    • 今年一年を振り返って

      noteの年内執筆も今日が最後になります。 元々は、コロナが始まったばかりの2020年に少しでも役に立つ情報を伝えたいとこのnoteを立ち上げたものの、まだ私自身がそこまでアウトプットできることが少なく、だいぶ長い期間放置していました 今年は、年初に定期的にアウトプットをしようと当初は私のブログを中心に始め、春ぐらいからは、こちらのnoteも定期的に執筆するようにしたのが今年一番のトピックだと思います。 経営コンサルタントの仕事をしていると、どうしても、インプット中心にな

      • 原油にまつわる話

        昨日の私のブログではSAFのことをテーマに書きました。書いた意図としては、SDGの名のもと社会の常識が変化していることと、その中で価値がなかったものに価値がつく時代なので、それをチャンスにしていきましょうと言うことでした。 原材料の話となるとどちらかといえば製造業向けのような気がしますが、技術が進んでさまざまなものが資源として活用できるようになったところが、この話のポイントでもあります。SAFについては、飲食店や家庭の廃油から生成できるので、単にゴミとしてお金を取られていた

        • メタバースと知財

          12月15日にG7知財庁長官級会談が開かれ、その中でメタバース空間も含むデジタル領域での知財保護のための共同声明が採択されました。 この共同声明では、「①イノベーションやクリエイティビティを加速させるためには、知財エコシステムの既存のステークホルダーにとどまらず、知財の恩恵を受けることができる様々な者からの強力かつ積極的な関与が必要であること、②メタバースを含む新たなデジタルの領域における知財の問題等、最新の課題に対応できるよう知財制度を継続的に改善していくことが重要である

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        • 移働する診断士
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        • 多摩シャルソン
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        記事

          事業が成り立つポイント

          別に病気ではないんですが、以前から「職業病」という言葉があります。 特定の職業の仕事をしていると、その職種の観点から世の中のもの見てしまうことを言いますね。 飲食業であれば、飲食店に入った時に同業者の目線で見てしまうでしょうし、建築家なら建物を見る時に、構造を気にしたり、仕上げを気にしたりするあれです。 私の職業も、同様でこの仕事を始めてからどうしても、いった先々で「この事業は成り立っているのか?」ということを無意識に頭の中で考えてしまいますし、スーパーでも商品を手に取る

          事業が成り立つポイント

          補助金、助成金の難しさ(Part3)

          この数年間、補助金、助成金支援の数がかなり増えていたので、振り返りにと描き始めて3回目です。 6:最後の関門 補助事業が進むとみなさん当然そちらに集中するので、これが補助事業だったということが自然と頭の中から抜け落ちていってしまいます。当然、補助事業をやることがメインなのではなく、自身の事業を進めることがメイン(たまたまその事業が補助事業になっただけ)なので、当たり前と言えば当たり前。 そして、「これが補助事業だった!」と思い出すのが事業の終盤ということが結構あります。

          補助金、助成金の難しさ(Part3)

          補助金、助成金の難しさ(Part2)

          さて、今回も補助金の難しさの続きです。 4:お金をもらえるわけではない 補助金をもらえるという書き方を前回はしましたが、厳密には使った分のお金のうち対象となる費用に対して補助率に応じた額が戻ってくる形になります。10割(100%)補助と言うのはコロナの期間はかなりありましたが、日常が戻ってきた今はだいぶ下火になったと思います。 多くの補助金では1/2,2/3,3/4といった具合に、自社の持ち出しはあります。またこの金額は税抜きに対して適用となるのには注意が必要です。(小

          補助金、助成金の難しさ(Part2)

          補助金、助成金の難しさ(Part1)

          私が関わっている、仕事の中で「経営相談」とか「専門家派遣」と言うものがあります。こちらは、公的なところからの依頼で、経営者の方々は無償でそのサービスを受けられると言うのがいいところなのですが、これ、逆にプロコンサルタントの立場から見ると、どこまで入っていいのかが難しかったりします。 と言うのも、公的なところからの依頼にはなるべく多くの企業にサービスを受けてもらいたいと言うところから、その支援できる時間や回数、その範囲にも限りがあるので、目的がある程度明確になっていて、そのう

          補助金、助成金の難しさ(Part1)

          決済方法について想うこと

          気がつけば11月ももう直ぐ終わりで、すでに気分は師走モード。 師走という言葉は12月に先生が走ると子供の頃覚えましたが、正しく理解したのは落語を聞くようになってから。 江戸時代の日本では商売、掛けでの売り買いが日常的。それは現代も同じですが、その掛けの期限が12月31日までと結構悠長な時代だったようです。そのため、12月になると売掛金の回収に多くの商売人が街中を走り回っていく。 落語の話の中でも、この売掛金の回収から、お金のない町人が逃げる滑稽話が多数出てきます。 ふと思

          決済方法について想うこと

          GDP4位というけれど

          僕らは、ついつい自分中心に世界が回っていると思い込んでしまうことが多々あります。例えば、日本は世界から見ると実は、かなり割安な国になっているということに気が付かず、「これだけ物価が上がっているのだから日本は割高な国だ!」というような感じですね。 先日は日本のGDPがドイツに抜かれ世界第4位になったというニュースがありました。GDPの解釈を「経済力がある国」としてとらえてしまうと、「日本は世界で4番目に裕福な国だ!」となってしまいますが、実はそんなことはありません。 GDP

          GDP4位というけれど

          広告の力

          必要だと思っていて、実は不要だったということは結構あるもので、最近知ったのがコンディショナー・リンスといった、シャンプーの後につけるもの。 頭を洗う時にシャンプーをつけたらそれを中和しないといけないので必ず必要と思っていたし、シャンプーとリンスは店頭に必ずセットで売っているのでセットで使わなくてはいけないものだと思っていました。なので、片方が切れて別の種類を試そうとするとセットで切り替えるなんてことも・・・ でも、実はコンディショナーやリンスは、色を染めていたり、パーマや

          グローバルに行き交うデータ

          先日、某国際的な企業との打ち合わせに同席しました。こちらの会社と取引する時に、その会社の顧客(海外からの方がほとんど)とコンタクトを取る場面があり、その時に最初のコンタクト方法は顧客からで個人情報を入れないで使わして欲しいとのことでした。 コンタクト自体は特定のツールを使うのですが、最初の認証的な場面でメールアドレスをと思っていたのですが、どうもそれ自体がNGで、逆に相手側がこちらをいつでも削除できる仕組みがいいとのことでした。こちらも、一時的に利用してもらうサービスなので

          グローバルに行き交うデータ

          システムと日本企業

          最近ERPがまたはやっているそうです。 ERPとは、Enterprise Resource Planningのそれぞれの単語の頭文字を三つ並べたもので、直訳すると企業資源計画と言います。これは、経営資源と言われるヒト、モノ、カネ、のつながりを全体的な視点で管理していく計画を指しています。そもそも、ERP自体は製造業等での「Material Requirements Planning」(資材所要量計画)という工場におけるヒト、モノ、カネ全体を管理する時の手法を経営に置き換えたモ

          システムと日本企業

          一番会社に囚われるのは

          ヴァーチャル界隈で最近ちょっと話題になったのが、社畜集会というものです。 ヴァーチャルないので集会と言うのは、特定なテーマに沿って集まる会で、今回は、自身が社畜だと思う人たちにアンケートをとりつつ、集会の中でその結果やさまざまな体験談が語られるんだとおもいます。 仕事でこれだけ大変という話は、我々の仕事からすると結構センシティブで、あまり触れたいと思われない部分でもあります。特に、労働環境改善は会社にとって重要な取り組みに挙げられているので、一種の内部風評的に感じられる方

          一番会社に囚われるのは

          ためないことが

          この三連休に知人を自宅へご招待してちょっとした昼食会をやりました。我が家はあまりお客様を呼ぶことがなかったので、来ると決まった1週間前からは、人を呼べる様にと合間時間を見つけてはひたすら片付けとなりました。片付けも集中していればいいのですが、その途中で、「あれもやっていない」「これもやっていない」と本来終わらせてなければならないことがどんどん見つかる始末。普段からやっておけばと思いながら、ついつい優先順位を下げてしまっていました。 掃除は簡単に掃除機をかけるぐらいは週に何回

          使いにくい行政システム

          行政の仕組みは相変わらず使いにくさを感じると思っているのが、先日、東京都の「子供・子育て支援」018(ゼロイチハチ)サポートを電子申請した時。申請する前から「システムに慣れている人でも30分以上かかります」という評判のものだったようです。 私は、なるべく行政関連のものには時間をかけたく無いので、積極的にオンラインを活用しようと思っているのですが、実際にはオンラインで楽だったという経験の方が少ないようにも感じています。 また、融資の窓口で実感するのは、電子で証明取得できるもの

          使いにくい行政システム