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地方ビジネスで、2年間生きてきた記録

皆様、こんばんは!
埼玉県越谷市で、がやてっく株式会社という小さな会社を経営している小栗義樹と申します。

本日は予告したとおり、
先週の水曜日に投稿した記事を書きなおしたバージョンを公開します!

こちらは、kindle出版しようと思っているビジネス書のまえがき部分です!

▼前回の記事はコチラ▼

先週とは全然違う形になりました。

ぜひ、忌憚なきご意見をお待ちしております!

それでは、よろしくお願い致します!


「あれ?実は地方ってかなり生きやすいのでは?」

会社勤めをしながら副業を始めて2年が経過したころ、僕が不意に思ったことです。

僕は埼玉県越谷市で広告の営業活動をしながら、マーケティングや人材育成の方法をレジュメにして講義したり、SNSの運用を代行したりして、お給料とは別にお金を稼いでいました。

広告の営業をしていると、沢山のお客さんから「どんな内容を発信したらいいのか分からない」「次はどんな商品を作っていこうか悩んでいる」など、様々なお悩みを頂くことがありました。

それは、会社で売っている商品の範疇を超えていて、僕が会社から預かっている商品では解決できない問題ばかりでした。

だから自分で商品を作ってみる事にしたのです。

調べてみると、越谷市にお店を展開している方が抱えている悩みのほとんどは、すでに都会では解決されているものがほとんどでした。最初のうちは、こんな事例が神奈川の横浜の方にあるみたいで、これを越谷市の人に伝わるようにするとしたら、文言はこうした方がよさそうですね。なんて言いながら、アドバイス感覚でご提案をしていました。

そんな事を続けていると「本当に色々な事を知っているよね」と言われることが増えていき、もともと僕が扱っていた会社の商品が売れるようになっていきました。

そこで気づきました。

「あ、これ、自分で値段を決めて、形にすれば売れる」

越谷市でお店をしている人は、僕が話している内容が、世の中ではすでに解決されている内容だとしても、僕からその情報を買いたいと思ってくれました。要するに、自分で調べるのはめんどくさいし、時間もない。だから仕事中にフラッと立ち寄る営業から話しを聞いて、理解したという満足感を得たいというニーズがあったのです。

それから僕は、こうした情報をレジュメとしてまとめ、越谷市でお店を経営している人に売り歩くようになりました。

これが思いのほか売れました。給料とは別に、毎月8万円くらいのお金を稼ぐことが出来ました。

レジュメや講演、SNSの運用代行を行うようになって1年が経過したころ、今度はお店だけでなく、この越谷市で働いている営業マンをターゲットにした商品を作ろうと思いました。

営業活動と副業活動の中で得た情報をリアルタイムで配信するメルマガのようなサービスを始めてみました。また、車で移動する営業さんに対して、交通情報を集めて事故や違反を防ぐためのツールを作ってみました。

形の無い商材ではなく、形が明確な商材を作り、より商売している実感を得たいと思うようになったのです。

これもうまくいきました。この商品を越谷市に発表してから半年くらいで、会社からもらっているお給料を超えるお金を手に入れる事が出来るようになったのです。

僕が地方に可能性を感じ、生きていくのが比較的簡単と思い始めたのはこの頃です。

ちょうど越谷市のとある企業からコンサルの依頼を受けたのがきっかけでした。その会社は毎月お金を払うから、定期的に訪問して色々と教えてほしいと言ってくれました。

この毎月頂けるお金が、僕が生活に困らない程度の金額でした。

この瞬間、僕は会社に依存しないで生きていける事が確定したのです。

この一連の話の中で特に注目すべき点は、僕は1つも最先端を取り入れていないという事です。WEB3.0がどうのこうのとか、AIがどうのこうのなんて話はしていません。グーグルに評価されるためにHPの文言をこうしましょうなんて話もしていません。

すでに別の街で解決された課題をリバイバルして販売しただけです。その情報に価値はなく、価値があるのは僕。僕が分かりやすく伝え、それで満足度を得ている人がいる。そこにお金が発生しています。

地方には、こうした人へ価値が付くという現象があちらこちらで起こっています。僕が根を生やしている越谷市以外でも、同様の現象が見られます。

サラリーマンとして、人に指図されることが苦痛だったし、そもそもサラリーマンとしてこれ以上の可能性を感じる事が出来なかった僕は、地方の可能性を信じて独立しました。

そうして立ち上げたのが「がやてっく株式会社」です。

少し、日本の話をしていいですか?

人口の話です。日本の人口は日に日に減っています。国土審議会政策部会長期展望委員会の発表では、日本の人口は、2004年12月に1.2億人超えのピークを迎えて以降、2023年には1.1億人に減少し、2050年にはついに1億人を切るらしいです。高齢人口が約1,200万人増加するのに対し、生産年齢人口は約3,500万人、若年人口は約900万人減少します。その結果として、高齢化率は約20%から約40%に上昇するみたいです。

どうして人口の話をしたかといえば、人口と経済というのは密接に関係しているから。早い話、人口が増えている国は豊かになるし、人口が減っていく国は貧しくなるのです。

ちなみに世界の総人口は増加しています。人口が減っているのは日本国内の話です。つまり、日本はこれから貧乏になっていきます。すでにその片鱗を、皆様も感じているのではないでしょうか?

コンビニやスーパーで買い物をするとき「高い」と感じませんか? にも関わらず、お家に入ってくるお金は以前とまるで変わらない。細かい話をするつもりはありませんが、ザックリいえば貧乏ってそういうものです。

優秀な若者が海外に飛び出している背景には、日本はこの先貧乏になって働き口が無くなる可能性があるから、人口が増えている英語圏に行こうという気持ちが働いているからだと思います。誰だって安定したいし、せっかく仕事をするならば、チャンスがある場所に行きたいと思うものです。

人口が減って貧乏になるとどのような現象が起こるか?

一例ですが、日本国内の企業が日本人を相手に商売しなくなります。これからお金が無くなっていき、財布の紐が固くなっていくことが分かっているのに、そこに向けて商売しようとする人はいません。

となると、就活なんかにも影響が出ると考えた方がよさそうです。大手企業は人口が増えている国外に向けて商売をしたい。そうなると採用したい人材は、外国語が話せる人だったり、国外の文化に詳しい人だったり、コミュニケーション能力にたけている人になってきます。

これは明らかに、今までよりも高い教育レベルを求められている。もっと言えば、今までとは全く違う教育を施された人材が求められていると言えます。

学校で教えてもらったことがあんまり意味をなさくなっていき、自分で必要な人材になる努力が求められるということです。

すみません。なんか怖い話をしてしまって(笑)

話しを地方の話に戻しますね(笑)

今の話は、別に僕が考えている妄想ではありません。色々なメディアでこんな話が沢山出ています。

皆様はこの話を読んでどう思いましたか?

知っていた人も、知らなかった人も、ぶっちゃけ「めんどくさい」って思いませんでしたか?(笑)

英語とか今からやったって外国の方と話せるようになるまで時間がかかるし、今まで学校で受けた教育とは違う学びといわれても、何したらいいか分からないし。正直、耳をふさげるならふさぎたくないですか?

だから僕はこの本を書くことにしたんです。

そんなめんどくさいことをしなくても、日本で生きていく方法があります。大きな偉業を成し遂げなくても、賞賛を浴びて、成功を実感できる場所があります。その可能性があるのが地方です。

僕は地方に就職し、地方で副業をして、地方で独立しています。この6年間、悠々自適な生活を送り、今なお手元にチャンスがあります。

僕はいくつかの仕事を自分で作ったのち、今度は自分に価値を付ける商売ではなく、自分が作った商品そのものに価値を付属させていく商売をしたいと考えました。

僕自身は時間の経過とともに老いていきます。僕が持っている無形商材もどんどん古いものになっていきます。

だからこそ、老いを感じることもなく、商品も古くならない、そんなサービスを作り出して、地方に根を生やして生きていこうと思ったのです。そうして考案したサービスが「越谷雑談がやてっく」というローカルメディア。そして、それを運営する会社が「がやてっく株式会社」です。

この本は、本格的に地方で独立した僕が「越谷雑談がやてっく」というローカルメディアを運営する中で、どうやって生きて、どうやってお金を稼ぎ、どうやって地方で楽しく暮らしているかをまとめたものになります。

今、がやてっく株式会社は会社の規模を大きくしています。お隣の街、草加市でがやてっくと同じようなローカルメディアを運営しようとしたり、お隣の県にある食パン専門店の事業を継承したり。とにかく活動の幅が広がってきたのです。

この本の中で、僕たちがやってきた事をまとめて紹介し、それを読んだ皆様が、地方になら活躍の場があるかもしれない! なんて思ってもらえたらめっけもんかなって思っています。

すごく極端な物言いかもですが、地方でビジネスをするのに頭の良さは関係ないです。手本はそこら中に転がっています。それをマネして、毎日やると決めた事を愚直にこなしていけば、ある程度の成功は保証されると思います。

最低限のビジネスの知識・分析する力・その街に溶け込む決意があればなお良しといったところでしょうか。この最低限のビジネス知識というのは、会社でやっている仕事を言語化出来るレベルで十分です。この本の中に、そうした最低限の知識も書いておこうと思っています。

僕が6年間、地方でビジネスをする中で、最も大切だと分かったことは1つ。

とにかく始めてみることです。

前述したとおり、地方のビジネスに頭の良し悪しは関係ありません。課題はそこら中に転がっていて、解決方法は他の街や都会に落ちています。ならば、さっさとそれを見つけて、とっとと商品を作り、パパっと売り出してしまう方がいい。むしろ、それが勝つための決定打になる事でしょう。

一度打ち立てて、軌道にさえのせてしまえばライバルはほぼいません。取り組んだ者が勝ち、行動するだけで賞賛と成功を実感できる。これが現在の地方ビジネスの実態なのです。

僕のように街に溶け込み、協力者を得ることが出来れば、数年間は何事もなく食べていけるでしょう。歩みさえ止めなければ、平等にチャンスが巡ってくるのも地方の良い所だと思います。

僕がこの本を書く目的は3つあります。

1つ目は、この本を機にがやてっく株式会社を沢山の人に知ってもらうことです。さんざん偉そうなことを言っていますが、僕たちもまだまだ発展途上です。もっともっと大きなことに挑戦するためには、知名度だって人気度だって欲しい。成功したいのです。

2つ目は、この本に自分たちのやってきた事をまとめて振り返り、これからの自分たちの活動の糧にしていきたい。会社をおったてて2年。がむしゃらにやってきました。適度に振り返りをしていますけど、まとめて振り返る機会はありません。今、会社の事業が拡大しつつあるこのタイミングは、いわば転換期と言えます。この機会にどうやってここまで歩みを進めたのかを振り返り、大事なことを書き留めておきたいのです。

3つ目は、この本を読んだ人が地方でイノベーションを起こしてくれる事への期待があります。僕としては、日本にはまだまだ可能性があると信じています。その可能性の多くが地方にあって、地方に真剣に目を向ける事で、日本がどんどん裕福な国になればいい。そうすれば、僕たちももっと楽に暮らせるはずです(笑)

僕はこの本を通して、新世代成金が現れる予感を持っています。僕の予感は当たるんです(笑)

数年後、僕たちが今よりも大きなステージに立った時、この本を読んだ読者の中から地方イノベーションを実現した人間が現れる事に期待しています。その際は、僕と一緒にグレートギャツビーのようなパーティー三昧の生活をしましょう(笑)

そんな未来が来ることを楽しみにしつつ、本編を始めていこうと思います(笑)

それでは、僕たちの地方ビジネス物語にお付き合いください。宜しくお願いします!


ありがとうございました!

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