2021年8月の記事一覧
『 たゆたゆども沈まず』原田マハ 読書記録(短文1分弱)
≪文献や資料や時代背景と、あったらうれしいロマンチックを混ぜこぜにした世界観≫
【 内容 】誰も知らない、ゴッホの真実。
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。 二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。
1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。
その頃、売れない画家のフィンセン
『 明日なき暴走 』歌野晶午 読書記録(短文1分弱)
≪編集の怖さ、SNSの煽り、心の闇等にスポットを当てた、現代サスペンスホラー≫
【 内容 】じつはディレクター長谷見のヤラセだったTV人気企画「明日なき暴走」内の若者たちの無軌道な行動。
それを知らぬ若いネクラ美容師が若者たちと交錯し殺人鬼に変貌、凶行を重ねる。
長谷見は視聴率アップを狙い暴走の末、職務停止に。だが彼は警察の裏をかき殺人鬼にコンタクト、なお映像に収めたい……。
大どんでん返
【 マルカン大食堂の奇跡 】北山公路 読書記録(短文1分弱)
≪皆に愛されている田舎の大衆食堂。奇跡の復活を一冊にまとめたノンフィクション本≫
岩手県花巻市民には、誰もが知っている、
老舗デパート『マルカン百貨店』という場所がある。2016年、惜しまれつつも一度閉店。
特に最上階にある、580席のマルカン大食堂は大人気。
「特大ソフトクリーム」、
「ナポリカツ」等の人気メニューがたくさんある。花巻市民にとって大切な憩いの場。
誰もが存続を願い、何とかな
【リボルバー(LE REVOLVER) 】原田マハ 読書記録(短文1分弱)
≪事実と妄想とロマンスを混ぜた、世代を越えた新しい物語が又ひとつ生まれました。≫
【 説明 】
誰が引き金を引いたのか?
「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。
パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。
週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにと
【甘美なる誘拐】平居紀一 読書記録(短文1分弱)
≪真二と悠人、荒木田の三人がメインの続編がでれば、きっと読者は喜ぶと思います≫
【 あらすじ 】
第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!
ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人。
人使いの荒い上司にこき使われる彼らの冴えない日常は、ある日、他殺体を発見したことで変わり始める。
同じ頃、下町で自動車部品店を経営する植草父娘は、地上げ屋による嫌がらせで廃業に追い込まれかけていた