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ブラックでも、ホワイトでもなく。

モーレツが、ホワイト企業を、打ち負かす。
おはようございます。「いま、すぐ、やる。」の
クリエイティブディレクター矢野まさつぐです。

「ハードワークで勝つまでやる。ワークライフバランスなんて言ってると戦いに負ける」
と言ったのは、ボクではなく、なんとニデックの永守代表です。

先日、日経新聞に「ホワイト企業で勝てますか」というチャレンジングなタイトルの記事が載っていました。

これは、日経新聞が国内最大級の口コミサイトの社員の投稿を、AIで数値化し分析した結果を元に書いた記事。しかも調査対象が上場企業約2,300社というから面白い。

日経新聞は、
働きやすいが、働きがいが低い企業を「ホワイト企業」、
逆に、働きやすさは低いが、働きがいがある企業を「モーレツ企業」、
両方とも低い企業を「ブラック企業」、
働きやすさも、働きがいも、ともに高い企業を「プラチナ企業」としています。

すでにこの分類の仕方が面白すぎますが、注目すべきは、その分析結果で、「売上高伸び率」と「PBR(株価純資産倍率)」を比較したときに、順位は下記のようなものでした。

1位:プラチナ企業
2位:モーレツ企業
3位:ホワイト企業

プラチナ企業が最強なのは当然として、注目はモーレツ企業がホワイト企業に勝っている点です。しかも微差ではなくガッツリ差をつけていました。

もちろん、これがベンチャーなら当たり前だし、そもそもベンチャーなんて、ブラックかモーレツしかないので、今回の調査外の話になります。あ、ちなみに、ブラック企業は順位すら載ってませんでしたw まさに論外です。

さて、我々はどんな会社を、そのような順番で作るべきなのか。今日はそんな話です。

最初にお伝えしますが、会社を作るのは、経営者だけでなく「社員の方も会社を作る権利を持っている」というのがボクの考え方なので、この前提条件はご理解ください。さぁいきましょう。

弊社のクライアントにも(今回の調査対象の)上場企業が何社もいますし、このnoteを読んでくれている人の中にも上場企業の社員の人もいると思います。その人たちにとっては、前述の調査結果は面白くないものかもしれません。ある意味では「従業員からの不平不満は多いが、会社は成⻑している」という結果なわけですから。

ただ、これ、ボクの勝手な意見ですが、絶対に⻑続きしないと思います。なぜならば、これは「大企業のベンチャー化」という現象だからです。

厳密には「ベンチャー魂を取り戻した」の方が正しいでしょう。

いろいろ厳しい今の時代、従業員満足度(つまり働きやすさ)を意識して働き方改革をに取り組み、気がついたらスカスカの会社になっていて、コロナもあってさらにスカスカ。

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