ガイア

書いた小説を保存がてら更新していけたらいいにゃぁw なお、この物語はフィクションであり…

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書いた小説を保存がてら更新していけたらいいにゃぁw なお、この物語はフィクションであり、登場する国、団体、人物などは、実在するものとは関係ありましぇん(=^ー人ー^=)

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記事一覧

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 241ページ

「いいのですか?」 しかし、クラテスは、身構えるこ となく、ただ一言問いかけた。 「!?なに?」 カドルーは、質問の意図が読めず、 怪訝な表情を浮かべる。 「私とあ…

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 240ページ

~~~~~~~~~~~~~~~ 彼女は、立ち上る煙を見上げつぶ やく。 「ふん!虫ケラが!・・・!?」 ふと気配を感じ、彼女は、我が目 を疑った。 「なんだとっ!…

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 239ページ

「そなたは、ちょうどエルフたちの 森との境に倒れているのを、見回 りをしていた若者が見つけて運ん できたのじゃ」 (!そうだ、俺は、あのカルラと名 乗る子供のエル…

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2年前
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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 238ページ

~~~~~~~~~~~~~~~ 「はぁ!はぁ!はぁ!」 加賀裕也は、自分の胸を確かめる ように撫で下ろした。 いま思い出しても身の毛がよだつ。 いくら結界を抜ける…

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2年前
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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 237ページ

「ば、ばかな!あり得ない!!」 マカラトが再び、動揺した声をあ げる。 それもそのはず、アグリアは確か に息絶えていたし、こういう大き な魔法を発動してる時には、…

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2年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 236ページ

"ヒュッ!グサッ!" 「ぬっ!」 "ズバッ!" 「ぐぁ!」 その時、優が放った矢がマカラト の肩をとらえ、さらに神楽の斬擊 が致命傷を与えた・・・かに見え た。 「黒閻…

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3年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 235ページ

「ドールマスター、つまり、彼ら人 形使いは、糸や魔力で人形を操る のが一般的だが、イビス殿におい ては、その精神の一部を人形に宿 らせて操ることができるのだ、だ …

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3年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 234ページ

「それは出来ません」 アヌビスが静かに言い放つ。 「なっ!どうして!?」 アヌビスの落ち着いた様子は、加 賀の焦る気持ちと苛立ちを、さら に加速させた。 「この結界…

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3年前
1

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 233ページ

「あ、あんたたちは!」 加賀が驚きの声をあげる。 「いつから見ていたのですか?」 アヌビスが、カガとは対照的な 冷静さで問いかけた。 「あなたの偽物がヴァーリン…

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3年前
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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 232ページ

~~~~~~~~~~~~~ 「ぷはぁ!はぁ!はぁ!はぁ!」 ずっと息を止めていたわけでは ないが、息苦しさから解放され た安堵に呼吸が追いつかない。 「とりあ…

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3年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 231ページ

~~~~~~~~~~~~~~ "シュッ!シュッ!タタタッ!" 「!!」 "ピタッ!" (う、動けない!?) 人間を一人背負ってるとは思え ないスピードで、岩山をか…

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3年前
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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 230ページ

封樹の笛・・・ダークエルフに 代々受け継がれてきた至宝の 一つで、魔王樹の根を削って 作り出された、その笛の音色は、 魔王樹の力を封じると言われ ている。 …

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5年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 229ページ

「はぁぁ!三日月斬り[クレセ ントムーン]!」 一瞬の隙をついて、レーラが 斬りかかる。 「くっ!なにっ!?ぐっ!」 マカラトは、爪で受けようと …

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5年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 228ページ

「うそぉ!?もぉ?」 マリが驚いた声をあげると、 ユリが、マリに怒り出す。 「ちょっとぉ、あんたが魔力吸 収解く前に強引に魔法使うから、 弱々のアオイがヘバっちゃ…

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5年前
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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 227ページ

「もう!なんなのよぉ!りんご ちゃんくれないと噛むぞぉ!?」 妹のマリが、怒りを露に近づ いてくる。 「あ、あとであげるわよ!今は、 これで勘弁してちょうだい!」 …

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5年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 226ページ

二人とも色白で、どことなく 顔立ちが似ている。 そして、共通するのは、赤い 瞳に、鋭く尖った2本の歯・・ ・彼女たちが吸血鬼なのは、一目 瞭然であった。 「ちょ…

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5年前

ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 241ページ

「いいのですか?」

しかし、クラテスは、身構えるこ

となく、ただ一言問いかけた。

「!?なに?」

カドルーは、質問の意図が読めず、

怪訝な表情を浮かべる。

「私とあなたが戦えば、ジャラカト

ールが目覚めてしまうのではない

ですか?」

「!!」

クラテスの言うことは正しい。

ただでさえ、黒竜のヴィラスとク

ラテスの戦いは激しいものだった

だろう。

その大きな力のぶつかり合

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 240ページ

~~~~~~~~~~~~~~~

彼女は、立ち上る煙を見上げつぶ

やく。

「ふん!虫ケラが!・・・!?」

ふと気配を感じ、彼女は、我が目

を疑った。

「なんだとっ!?」

人間ごときが自分の幻霊炎[ファン

トムフレイム]を防げるはずがない

のだ。

しかし、目線の先には、二つの人

影が、しゃがみこんでいた。

そして、少し離れた所に炭化した

岩が見える。

「・・・なるほど、オロ

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 239ページ

「そなたは、ちょうどエルフたちの

森との境に倒れているのを、見回

りをしていた若者が見つけて運ん

できたのじゃ」

(!そうだ、俺は、あのカルラと名

乗る子供のエルフに殺されそうに

なったんだった・・・いや、殺さ

れたと思ったが・・・つっ!)

起き上がろうとした凱の胸を、痛

みが襲う。

「無理するでない、目が覚めたのは

峠を越えた証じゃが、傷口が塞が

っているとはいえ、死んで

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 238ページ

~~~~~~~~~~~~~~~

「はぁ!はぁ!はぁ!」

加賀裕也は、自分の胸を確かめる

ように撫で下ろした。

いま思い出しても身の毛がよだつ。

いくら結界を抜けるためとはいえ、

再び心臓を取り出されるとは思わ

なかったのだ。

そう、アヌビスが提案したのは、

再び裁定の秤を使い、加賀の心臓

を取り出すというものだった。

加賀の能力が、命の危険により発

動し、身を守るためのもの

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 237ページ

「ば、ばかな!あり得ない!!」

マカラトが再び、動揺した声をあ

げる。

それもそのはず、アグリアは確か

に息絶えていたし、こういう大き

な魔法を発動してる時には、魔法

障壁という物が発生し、術者の身

を守っている。

身体に触れるには、その魔法障壁

を破らなければならないのだ。

魔法障壁を打ち消せる魔法がない

ことはないが、アグリアは魔法が

一切使えない。

(ま、まさか、魔

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 236ページ

"ヒュッ!グサッ!"

「ぬっ!」

"ズバッ!"

「ぐぁ!」

その時、優が放った矢がマカラト

の肩をとらえ、さらに神楽の斬擊

が致命傷を与えた・・・かに見え

た。

「黒閻穴[ブラックホール]!」

しかし、マカラトが呪文の詠唱を

省略し発動した魔法により、その

傷口は姿を変える。

マカラトの、致命傷と思われた傷

口は、血が流れることもなく、醜

い怪物の口へと変化したのだ。

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 235ページ

「ドールマスター、つまり、彼ら人

形使いは、糸や魔力で人形を操る

のが一般的だが、イビス殿におい

ては、その精神の一部を人形に宿

らせて操ることができるのだ、だ

から、ドワーフたちに形状を記憶

する合金を用いて作ってもらった

人形を使い、半ば強引に結界を突

破されたのだ、誰にでも出来る芸

当ではない」

「ええ!ええ!先の戦いでは戦闘用

ではなかったため不覚をとりまし

たが、

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 234ページ

「それは出来ません」

アヌビスが静かに言い放つ。

「なっ!どうして!?」

アヌビスの落ち着いた様子は、加

賀の焦る気持ちと苛立ちを、さら

に加速させた。

「この結界は、私の命の危険によっ

て自動で発動した、とても強力な

結界なのですが、一度解いてしま

うと、再び発動するには数年の準

備が必要になるのです、タルタロ

スの檻が破られそうな今、そんな

危険は冒せません」

「タル

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 233ページ

「あ、あんたたちは!」

加賀が驚きの声をあげる。

「いつから見ていたのですか?」

アヌビスが、カガとは対照的な

冷静さで問いかけた。

「あなたの偽物がヴァーリン殿を

連れてきたあたりでしょうか?」

その問いに答えたのは、この自

由国クルンにおいて、盗賊ギル

ドの長であり、白鳥の獣人であ

るホルスであった。

見た目は背が低く、子供のよう

に見えるが、今

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 232ページ

~~~~~~~~~~~~~

「ぷはぁ!はぁ!はぁ!はぁ!」

ずっと息を止めていたわけでは

ないが、息苦しさから解放され

た安堵に呼吸が追いつかない。

「とりあえず、深呼吸して落ち着

きたまえ」

「!なっ!?」

声がした方を見上げると、黒犬

の顔をした獣人がこちらを見下

ろしていた。

「なぜ?と言いたいのかな?確か

に驚くのも無理はない」

黒犬の獣

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 231ページ

~~~~~~~~~~~~~~

"シュッ!シュッ!タタタッ!"

「!!」

"ピタッ!"

(う、動けない!?)

人間を一人背負ってるとは思え

ないスピードで、岩山をかけ登

っていたシュリであったが、突

然、身体の自由がきかなくなり、

動揺する。

よく見ると、身体の周りに陽炎

のようなものが、まとわりつい

ていた。

(これは!?)

「幻霊炎《ファン

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 230ページ

封樹の笛・・・ダークエルフに

代々受け継がれてきた至宝の

一つで、魔王樹の根を削って

作り出された、その笛の音色は、

魔王樹の力を封じると言われ

ている。

先ほど受けた傷が治らないところを

みると、その効力は疑いようがない。

爪が伸びなくなったのも、その

ためだろう。

「こしゃくなっ!迷宮弾[ラビ

リンスバレット] !」

マカラトが放った魔力の塊が、

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 229ページ

「はぁぁ!三日月斬り[クレセ



ントムーン]!」



一瞬の隙をついて、レーラが



斬りかかる。



「くっ!なにっ!?ぐっ!」



マカラトは、爪で受けようと



したが、爪が伸びなかったため、



とっさに、腰にさしていた短剣で



受けようとするも、斬撃が、



それを避けるかのように弧を描き、



マカラトの体に、三日月型の

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 228ページ

「うそぉ!?もぉ?」

マリが驚いた声をあげると、

ユリが、マリに怒り出す。

「ちょっとぉ、あんたが魔力吸

収解く前に強引に魔法使うから、

弱々のアオイがヘバっちゃった

じゃない!」

しかし、マリも負けじと言い

返す。

「ちがうもん!お姉ちゃんが解

くの遅かっただけだもん!」

「なんですってぇ!私が合図す

るまで待ちなさいよぉ!」

ユリが、妹のマリを上から見下

ろそうと、

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 227ページ

「もう!なんなのよぉ!りんご

ちゃんくれないと噛むぞぉ!?」

妹のマリが、怒りを露に近づ

いてくる。

「あ、あとであげるわよ!今は、

これで勘弁してちょうだい!」

葵は、急いで懐から、非常用

に持ってきていた、飴玉を一つ、

マリに手渡した。

「むぅぅ、あめちゃんかぁ・・

・嘘だったら、噛みついてやる

んだから!」

マリは、頬を膨らませながら、

飴玉を口に入れる。

「あれ

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ガイアストーリー 第一部 勇者たちの冒険 226ページ

二人とも色白で、どことなく

顔立ちが似ている。

そして、共通するのは、赤い

瞳に、鋭く尖った2本の歯・・

・彼女たちが吸血鬼なのは、一目

瞭然であった。

「ちょっとアオイ!喚び出すな

ら完全な姿でって、あれほど言

ったじゃない!」

黒髪ツインテールの方の少

女が、腰に手を当て、葵に指を

つきつける。

「お姉ちゃ~ん!マリ、また、ぺ

ったんこだよぉ!」

金髪でショートカッ

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