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あなたの人生、このままでいいの?

「余計なお世話じゃ!」という声が飛んできそう。かつての私なら、同じように、0秒で噛みついたと思います。でも、とっさに反応しちゃう時って、図星が隠れてる。今日は、”ドキッ”としたあなたに向けて、届けてみます。

いいよ、と言えない「なにか」の正体

自分の行動は、自分で選んでる」これ、普通にそう思ってますよね。でも、実は違うんです。私たちは、所属する集団の価値観に、大部分をコントロールされています。しかも、それが、無意識で刷り込まれているというから驚きです。

だから、いま常識(すべき、あるべき)だと思っている事柄は、かなり疑わしい。もしかすると、他人や社会にとって、都合の良い考え方なのかも。さらには、それらが、自分の価値観にすり替わっている可能性だってあります。

私が、このことに気づいたのは、友達のある悩みを聞いたことがきっかけでした。(許可済)

「悪くないんだけど、なんか違うんだよね」

「恵まれているんだけど、なんか足りない」

「周りに人がいても、なんか寂しいのよ」

とにかく「なんか」の正体がわからないで、苦しんでいました。でも、他人や社会の価値観でみると、彼女は決して悪くない(むしろ真っ当な)人生を歩んでいるのです。そこで思いました。きっと、他人からも社会からも「ヨシ!」と言われる、”ちゃんとした生き方”をしているからこそ、見えなくなるものもあるんだな、と。

では、この「なんか」の正体を知るには、どうしたら良いのでしょうか。

一刻も早く、集団から離れて

「集団」とは、親子、夫婦、家族、友達、会社、社外サークル、国、社会、世界、、、など、個人をとりまく存在です。どの集団にも、暗黙の価値観があり、私たちは、知らぬ間に大きな影響を受けています。

もしあなたが、「なんか」に通づる”本当の価値観”を知りたいのなら、集団から離れることをおすすめします。これは、1人の時間をしっかり取る、ということです。そして、普段の自分なら、絶対しないことをやってみてほしいです。そこで起こる、感情の変化に、”本当の価値観”の手がかりが眠っています。

私が”本当の価値観”に気づいたのは、スペイン1人旅でのこと。800kmの巡礼をする中でハッとしました。もともと、価値観というのは、言葉にしなきゃいけないものだ、と思っていました。でもこの旅で、言葉にならない価値観もあるんだなあ、ということを知りました。

というのも、私の場合、こども時代の感覚がキーでした。その感覚のまま行う全てのことが、自分の価値観にあった言動だ、ということを発見。”体感覚”を通じて、本当の価値観を知ったのです。

具体的なイメージで言えば、体はふんわり軽くて、可動域が広がっていく感覚。丹田のあたりから、胸のあたりをスーッと通って、顔から弾けるようにエネルギーが飛び出します。この感覚のある状態で、決断するすべてのことは、私の心が喜ぶことでした。視界は馬並みにひらけて、体は鳥のように軽く、心は猫のように自由気ままです。

私のように体感覚で知るパターンもあれば、思考や対話の中で閃く人もいるでしょう。人それぞれ、いろんな価値観の気づき方があるのだと思います。さあ、あなたなら、どんな風にみつけていきますか?1人時間と、普段は絶対やらないことに飛び込む。これらのプロセスに、発見のヒントが隠れていますよ!


目的思考を手放して

”本当の価値観”に気づく方法を、もう1つ紹介します。それは「目的を手放す」です。

例えば、

”こういう人間であるために”
”こんな人生を送るには”

どのような価値観を持っていたらいいだろう?という考え方です。” ”がまさに目的の部分ですが、ここを決め打ちすると、あなたの中に眠っている未知なる可能性が小さくなってしまいます。(逆に、ゴールを設定した方がエネルギーが湧く人はそのままでも良いのですが、敢えて、それすらも手放してみてほしいです。)

しかも、「こういう人間・こんな人生」に入る言葉というのは、往々にして社会から求められている理想像だったりします。もちろん無意識に刷り込まれています。

でも、ここでは、まじりっけのない本物の価値観を見つけたい。だから、いつもの目的思考は、ちょっとだけ、横に置いてみてください。

そもそも、あなたは、何かのために、生きなければいけない存在ではありません。別に、何かのために生きても、生きなくても、そのまま生きていていい、十分な存在です。だからもし、目的思考のせいで、小さくまとまってしまうなら、目的なんてぽいぽい〜!捨てちゃえー。(もちろん、会社では”テイ”を忘れずに^^)


「本気」が試される時間

1人の時間をつくり、目的思考を手放して、”本当の価値観”をつかめてきた。すると途端に、”引き戻し現象”が起こります。これは、変わろうとする自分を、元の世界に引き戻そうとする現象で、生存本能の一種です。ホメオスタシスとも言われます。

私には、大きな転機が2回ありました。(小さい転機は、たくさん。)

1回目は、休職期間をいただいて、元に戻れる場所を持っていながら、探求した時間。2回目は、会社を辞めて、元に戻る場所はない中で、探求した時間です。

結果的に、どちらの時も、元の(ような)場所には、戻りませんでした。なぜなら、自分の価値観が明らかに進化したから。自分のコアとなる価値観が変わったのだから、生きて働く場所が変わるのは自然なこと。大切にしたいことを大切にしながら生きられるライフスタイルを作るべく、必要なことをゼロから取り組みました。

この2回を、改めて振り返ると、”本気度”が試されていたなと思うのです。やっぱり、変わるを決める瞬間は、怖かったからです。何がって、自分の居場所がなくなることへの恐れです。

でもよく考えると、「自分の居場所」て何ですか?って話。せっかく変化した自分を、元さやに合うよう変形させ、つじつまを合わせるように生きるその場所を、本当の意味で、居場所とは思えない。それに、私の人生で、元に戻っていく選択は違うなと思いました。だから、引き戻される事なく、なんとか前に進むことができたのです。

自分の本質(価値観)が変化する時って、こんな風に、色々な葛藤や痛みを受け入れながら、乗り越えていきます。すると、後を追うように、少しずつ現実も変わっていきます。だから、ちょっと時間差があるんですよね。そのことをあらかじめ知っておくと、どっしり構えて、自分の環境変化を楽しめると思います。

【一方で、こんなケースも】1人時間を設けたことで、従来の仕事の見方が圧倒的に変わったという例です。これまで、生きがいを感じられなかった仕事が、実は、「自分の価値観を満たして働ける、ど真ん中の仕事だった!!!」ということに気づけるようになったそうです。この場合のように、改めて元の仕事に戻ることが、本質的な変化になることもあります!

ここまで来たら、もう大丈夫!

あなたは、「このままの人生でいいの?」という問いに、「YES!!」を即答できるでしょう。それは、自分が大切にしたいことを、大切にした(価値観が満ちる)生き方をしているからです。そして、この一連のプロセスは、あなたの人生にとって、宝物のような体験になります!

このあと、あなたがどのような仕事をするのか、はわからないけれど、もし同じような悩みをもった人をみかけたときに、かけられる言葉の重みは、断然違います。

私は、プロコーチなので、まさにです。コーチという職は、自分の姿が、クライアントを通じて鏡のように跳ね返ってきます。だから、どんどん自分自身も進化させています。新しい空気は取り入れて、惜しいけど要らなくなったものは、潔く手放す。そんな風に、必要な変化を受け入れ続けています。それでも、これまで持っていたものを手放すときは、ちょっと怖いです。だけど、変わっていくんだ!という覚悟ができた人の前にだけ、新しいチャンスやご縁はやってくるんだと思ってます。だから、大丈夫。必要なだけ、自分を変えていきましょう!大切なことを大切にして生きるために^^

まとめ

・「人生このままでいいのか?」の答えが詰まるのは、他者の価値観で生きてるからかもしれない

・自分の価値観を取り戻すには、集団から脱出して、1人時間をとること

・もう1つ、目的思考を手放す方法もある

・新しい価値観がみつかると、途端に引き戻し現象が起こる。

・このプロセス全てが、宝物のような経験になるよ!


最後までお読みいただき、ありがとうございます!


命がきらめく、唯一無二のシゴトを。
複業準備室 bySTAR Branding 
大薗 史奈 (おおぞのふみな)


【Stand.fmにて、好きを仕事に育てるコツを発信中!】


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