「この先、どう生きる?」の答えに出会う、世界遺産スペイン135kmカミーノ巡礼
何のために働き、 何のために生きるのか。
問いの答えに出会う、究極のひとり旅。
「スペイン・カミーノ巡礼135km」
人生のこんなタイミングに読んでほしい
✔︎なんとなく、人生の転機を迎えている気がする
✔︎今の会社(仕事)、悪くはないけど、一生続けるつもりはない
✔︎でも、辞めてまでやりたいことは、見つかっていない
✔︎自分にはもっと可能性がある気がするのに、何をしたらいいかわからない
✔︎転職・異動をしてみたけど、結局、似たような虚無感がある
✔︎やりたいことの方向性は見えてきたが、その世界に飛び込む勇気が出ない
✔︎起業や副業の種を探しているが、まだ見つかっていない
✔︎長年勤めた会社を退職し、次なる人生の扉を拓こうとしている
✔︎過去の成功・思考パターンから抜け出せず、思うように新しい人生が拓かれない
✔︎コーチング、カウンセリング、コンサルティング等を受けるも、まだ理想の状態になっていない
✔︎資格習得やイベント参加で、精神的な変化は感じるも、現実が変わらない
✔︎高額な自己投資をし、一瞬変わったようで、また元の自分に戻ってしまう
✔︎人間関係に、長年解決できない悩みがある
✔︎夫婦の在り方を見直し、離婚を考えている(離婚した)
✔︎子育てが終わり、自分の人生をもう一度はじめようとしている
✔︎近親者の病気や死を経験し、「生きる」ことについて向き合いたい
✔︎一度きりの人生を、もっと私らしく、悔いなく生きたい
★スペイン・カミーノ135km巡礼を体験された方の声
長浜 靖子さん
外資系会社の役員を勤め、昨年退職。
新たな命の使い道を探究すべく、巡礼に参加。
今そのものを生きることが、目的になる
去年は、長く勤めた会社を卒業したり、父の看取りがあり、私にとって大切なもののアークが閉じたタイミングでした。「さて、これからの人生を、どう生きようか?」そんな問いを持って参加しました。
巡礼を終えた今「一抹の後悔もない!!本当に来てよかったー!!!」という気持ちです。カミーノ 巡礼は「あるもの、出会うもの全てが、えっっ!!」ていう感じものもばかりで、凄かったです。
これからのことを考えると、つい、別の人生があるような錯覚を起こしちゃうんですよね。「この人生ではなく、あの人生を歩む」というように。でも、巡礼する中で、私の人生は、「別の目的のために今があるんじゃない。今そのものを生きることが目的になるんだ」ということに気づかせてもらいました。
そのほかにも、「自分には、まだこんなにも力がある」ということに気づかされました。カミーノ巡礼では、その日に泊まる宿は、歩きながらたどり着いた街で探すのですが、初日にまさか宿が満席でどこも空いてなかったんです。
スペインの昼は、暑さが厳しくて、これ以上歩けない。そう思って、来た道を戻りながら、宿を探そうとしました。すると、たまたま出会ったドイツ人とイギリス人が、戻ろうとする私に、先に進むことを教えてくれて。
その流れに乗ってみたら、素敵な出会いに導かれて、次の街まで歩けた自分がいました。何か問題にぶつかった時、安全圏に入りそうになる自分に気づいたら「とにかく、前に進むこと」。一歩踏み出せば、その地点には、また新たな出会いがあって。一緒に歩いて、笑ってくれる人たちがいるんだ、ということを知りました。
カミーノ 巡礼の朝は早く、出発時、外は真っ暗です。
星だけが見える中、山道を歩くのですが、怖かったけど、怖くないと思った。なんか、人間じゃない、動物じゃない宇宙とか、神様とか、もっと大いなるものが人生を守ってくれている、そういうものに導かれているという感覚があったんですよね。体験として、これだけストレートに入ってくるのは、”カミーノならでは”。ここでは、頭じゃなくて、体に落ちるメッセージがあります。
岡田 麻未さん
週4会社員・複業
(障がいのある兄弟姉妹がいる方へのメディアを運営)
仕事に没頭し、走り切った20代。
30代をどう生きて、働くか?自分に問いたい。
大切なのは、決めること。
決めた道を、正解にしていくこと。
20代は、とにかく目の前の仕事に没頭しました。ずっと、何かのため、誰かのためと思って走ってきたのです。でも、30歳を目前に「これから自分の命をどう使おうか?」という問いが、浮かんできました。でも、自分だけでは、その問いに、どう向き合ったらよいか分からずにいましたが…
巡礼中に、たくさんの外国人と語り合う中で、大切なのは、何をするか?の答えを探すことでなく「決めること」「決めたことを正解にしていくこと」なんだと、気づきました。私の人生だったからこそ、世の中に表現したいことを始めたいと思いました。
巡礼者での唯一の共通点は、ゴールまで歩くことです。その道のりを、どういう風に歩くかは、その人次第なんですよね。道を歩くことって、人生を歩むことに、通じるものがあります。
巡礼前に持っていた問いは「どんな未来を過ごすとワクワクするか?」ということでした。カミーノ を歩き終わった時、問いに対して受け取ったメッセージは「〇〇をするといいよ!」ではなく、「こういう風に歩くと、私はワクワクするよ!」ということでした。
巡礼は、歩く以外にも方法があって、自転車、ベビーカー、馬に乗る人、、いろいろです。特に大事だと思ったのは、「ゴールしたときに、どれだけ納得してるか?」そのためには、「道中の一瞬一瞬を、納得して歩くこと」の重要性を学びました。
「極力、今に集中したい」
一瞬一瞬を納得して歩くには、”今に集中する”ことが一番だと気づきました。目の前の人や景色に好奇心を向けて、軽い気持ちでいられてる時、私らしいのです。
巡礼途中で、史奈さんから提案があり、普段やらないことをやってみました。歩く足を止めて、草原で寝ころんだり、小川に入ってみたり。すると、太陽ってこんなに熱いんだなとか、太陽と私しかいない感覚とか。小川の中を覗くと小魚がいたり、冷たい水なんだなとか、入ってみたから気づいたことです。今を楽しむということは、こんなにもいろんな発見があるんだな、と思いました。
日本で過ごしていると、人がどんなことをしているのか?が気になったり、自分と人を比較しやすい。でも、カミーノ を歩いている時は、人の歩き方とか、歩く道とか、お互いに気にしてないんです。ゴールに向かってどう歩くか、どういう感情で歩くか、全部自分で決めて、今に集中しています。
この体験から、これまで人のことを気にして、自分の歩き方を考えるところがあったけど、「もう、自分が歩きたい道を、歩きたい方法で歩こう。」と、自信が持てました。
カミーノ巡礼は、何が得られるのか?
正直、カミーノ 巡礼は「終わってからが、スタート」と言っても過言ではないくらい、奥深い体験です。カミーノ巡礼で掴んだことを、その後の人生を通して、体現し続けていただきたいのです。そのプロセスの中で、本当にありたい人生へと、昇華していきます。あなたの人生は、あなた自身が、より味わい深いものに育てていくのです。
参考までに、私が得られたこと(の一部)を紹介します。
※人によって、気づきや学びの深度は、異なります。
✔︎何のために、どう生きると幸せなのか?が体験できた
✔︎人生で最も大切にしたいことがわかった
✔︎人生で最も恐れていることがわかった
✔︎人生で向き合うべきテーマが浮き彫りになった
✔︎自分の中に秘めた可能性や力に気づけた
✔︎自己制限的な思い込みに、イヤっていうほど気づけた
✔︎思い込みを外さざるを得ない体験ができた
✔︎コンフォートゾーンを越え続ける体験ができた
✔︎自分の何が、人に喜ばれるのか?がわかった
✔︎どうすると人間関係は深まり、広がるのか?を学べた
✔︎社会との心地よい関係性を知れた
✔︎人生の扉をひらく擬似体験ができた
✔︎自分を心から信じることができるようになった
✔︎人を信じられた時、信じられない時、起こることを痛切に味わった
✔︎人生で滞りのあることは、あらゆる出来事に乗って知らされた
✔︎残りの人生で取り組むテーマを導いてもらった
✔︎生きるとは何か、死とは何か、に向き合う時間を過ごせた
✔︎悔いなき生き方を、擬似体験できた
✔︎忘れていた、本来の自分にもう一度出会うことができた
なぜ、スペイン・カミーノ巡礼なのか?
はじめまして。スペイン・カミーノ 巡礼ナビゲーターの大薗史奈です。
私は現在、人生の転機を迎えた個人や変革期にいる組織が、本質的な変容を遂げるためのコーチングや、非日常体験プログラムを提供しています。
以前は、リクルートやトヨタ自動車の宣伝部門で、13年間、マーケティングやブランディングの仕事をしていました。大企業の中で順調にキャリアを積んでいるようで、実はずっと、言葉にならないモヤモヤを抱えていました。
「一度きりの人生、大切な命を、何に使うのか?」
「その答えは、今の仕事に打ち込むことか?」
答えは、はっきりわかりました。
「ちがう。」
でも、一体、何をしたら、
この不完全燃焼感から解放されるのか?
何をすれば
命の使い道として、心から納得ができるのか?
さっぱり分かりませんでした。次にやりたいことが決まらないので、何年も会社を辞められず、もやもやしながら仕事をしていました。
そんな中、決定打となったのが、定年退職される方のご挨拶でした。
「これでやっと、自分の好きなように生きられる」
この言葉は、心の真ん中に響きわたりました。
数十年先に、同じような言葉を残している自分を想像すると、もう、いてもたってもいられなくなりました。
全部が青信号になるのを待たない
やりたいことがわからないまま、とりあえず、会社を辞めました。辞めて、これまでやらなかった「好きなことをしよう」と思いました。
次の瞬間、衝撃をうけました。
今度は
「好きなことが、わからない」
嘘でしょ!?と思いました。会社から言われたことは、何でも都合よく意味づけて、やりこなせる。でも、誰も何も言わなくなったら、個人として何がしたいのかわからない。。。いつの間にか、アメーバのように自分の気持ちを操れる人になっていたのです。
それはきっと、幾度となく会社都合の部署異動を受け入れ、置かれた場所で価値を証明する働き方を続けた結果です。どこにでも馴染めるけど、自分が何者なのか?本当は何がしたいのか?わからない状態でした。
「こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない…」
そんな時に、偶然出会ったのが、スペイン・カミーノ800km巡礼だったのです。
なにもしない、それでいい。そんな1人旅を。
とにかく、頭も身体も空っぽにしたかった。肩書きも、役割も、経歴も、安定した給料も、うまく生きる術も、全てなかった頃の自分に戻ってみたい、と思いました。
カミーノデサンティアゴ は、人生の転機を迎えた世界中の人たちが、年間 30万人ほど歩く、800kmの巡礼路です。スペインの右上から、左上までの直線距離を歩きます。日数は(歩くペースによりけりですが)35日ほどかかります。
その道中は、”歩く・食べる・寝る”以外にすることがありません。だから、考えることも、悩むこともありません。ただ、ひたすら歩くだけの日々。”歩く瞑想”と言われる理由が、よくわかります。
800km巡礼を終えた私は、人生に通ずる壮大な気づきと学びに、満ちていました。その中でも、共有しやすい5つの事例を紹介します。
(ここには書ききれない体験が、たくさんありました。それは、おいおい書きますね!)
①会社の看板をとって、私に残るものって、何だろう?
トヨタ自動車の宣伝部ブランドマネージャー、リクルートの新規事業開発マーケター。
日本では、比較的わかりやすい看板をひっ提げて、生きていました。
どこで、誰と会うにも「〇〇会社で〇〇をしている、大薗です。」
この自己紹介で、ほとんどの人が、安心してお付き合いをしてくれました。
じゃあ、会社を辞めたわたしは、何者?
突然、霧の中に放り込まれたような感じがしました。
そのことを、何度も何度も、腑に落ちるまで体験させてくれたのが、カミーノ巡礼でした。
例えば、巡礼仲間やアルケミスト(人生案内人)との出会いは、奇跡の連続でした。彼らは、私がこれまでに何をしてきたのか?知りません。どんな人間性かも、知らない。
けれども、長い距離を歩いていると、どうしたって、自分という人間が出てしまう。その姿を、道中に起こる、さまざまな出来事を通じて、教えてくれるのです。
「Fuminaの魅力は、とにかくオレンジと黄色のエネルギーよ!!あなたに会うと、なぜか、ピュアな部分がくすぐられるのよ!」
どうやら、何も持たなくなった私に残っていたものは「純真さ」でした。
振り返れば、初日のピレネー山脈越えは、とても険しく、精神的にしんどい時間でした。深い森の中で「不安、怖い、早く着け、、、」そう思いながら、ひとり、戦々恐々と歩いていました。この感覚は、締め切りに追われながら、深夜のオフィスで、決裁資料を作り込んでいる時の身体感覚と似たものがありました。
しかし、巡礼も後半になると、同じような険しい山なのに、好奇心いっぱいに山登りを楽しんでいる自分がいました。ときに、巡礼仲間と歌を歌いながら、ときに、ひとりで、道なき道へどんどん飛び込んでいく。それは「未知なるものに出会えるかもしれない、、、」そんなドキドキとワクワクに包まれる時間でした。そこにいたのは、子供の頃の私、そのものでした。
カミーノの道が、本来の姿を思い出させてくれたのです。
「純真さ」これは、自分の中に強く持っているもので、無意識のうちに、人の中にも観ているものでした。だから、巡礼中、目に飛び込んでくるのは、純真さが極まった人ばかり。目がキラキラしていて、子供のような笑顔で笑っていて、みんな遊ぶように生きていました。例えば、この人。
大人になって、社会の規律に適応する筋力がつく一方で、どんどん見えなくなる純真さ(本当の気持ち)。そのことをふと思い出したり、大切にして生きることの尊さを、生き様から伝えたい。それが、私のお役目で、使命だということ。カミーノでのあらゆる体験を通して、深く納得しました。この気づきが、そのまま現在の仕事につながっています。
②父親への心のしこりが、浮き彫りに
カミーノで起きることって、持っている問いに関することだけじゃないのです。その人が、人生で向き合うべきテーマは、何度でも、あらゆる出来事を通じて、サインが送られます。例えば、私の場合、巡礼仲間の一人に父の姿を重ねていました。そのせいで、ある出来事が起こった時に、突然泣き崩れてしまいました。
なんとなく知っていたけれど、見て見ぬふりをしていた感情が、ひょんなことがきっかけで溢れてしまったのです。カミーノ のおかげで、涙が止まらないほど大切だったことに気づけた。お父さんが生きている間に、素直に伝えることができて、本当によかったです。こんな大きなものを、心の奥にしまい込んでいたなんて、自分でも驚きました。
カミーノを歩いていると、人生のテーマが、同時に、複数の物語で現れます。それは、思わぬ瞬間にはじまり、意図していない角度から、何度もやってきます。そのプロセスの中で、本当は要らなかったものはこぼれ落ち、最終的には、大切なことだけが残るようになっています。
③たった一度の人生を、できない理由で埋めたくない
私が会社を辞め、巡礼に出たのは、35歳の時でした。結婚して5年目。そろそろ親の目も気になる頃だけど、「正直、DINKSでいい。自由でいたい。」そう思っていました。
ですが、ここはやっぱりカミーノ 。不思議なほどに、人生で必要なことが届きます。なぜか、赤ちゃんを背負う巡礼ママに、ひたすら遭遇するのです。自分の荷物だけでも10kgはあるだろうに、赤ちゃんまで、、、。想像するだけでゾッとしました。
「大変じゃない?」と聞くと、
にっこり笑って「これって人生と同じだと思わない?」と返す、巡礼ママ。
彼女はシングルマザーだそうで、「この子と人生を歩むことを、体験しにきた!」というのです。自分の荷物は最小限にして、どうしても必要なものは、巡礼仲間や宿に助けてもらう。と。
私は、子供の存在を、自由に生きられない理由にして、避けてきました。そんな自分が、恥ずかしくなりました。カミーノでは皆、いろんな背景を持ちながら歩いている。「お金が、時間が、子供が、英語が、今じゃない…」もう、自分に言い訳ができません。
彼女達から学んだのは、「やりたいことをやるのに、一人の力でやらなくていい」ということ。助けを求めれば、快く手を差し伸べてくれる人は、たくさんいるのです。「世界を敵とみるか、味方とみるか。」自分のあり方ひとつで、生きる世界を自由にも、不自由にもできる。すべては自分次第なんだということに気づかせてもらいました。
(この経験から、子供をもつことを望み、治療を経て叶えることができました。)
④私らしい生き方とは?の答え合わせ
それはカミーノで、誰と、どんな気持ちで、どんな道を、どういう風に歩くか?と同じことを意味していました。いろんな歩き方を試した結果、私にとって一番心地よい歩き方は「野良猫スタイル」でした。つまり、気まぐれ、ということです。
その日に出会った人の中で、「一緒に歩きたい!」と思う人と歩き、途中で一人になりたくなったら、軽やかにお別れする。さみしくなったら、「今日は仲間に入れてー!!」と叫ぶ(笑)そんな一期一会な歩き方でいるとき、のびのびと、自分らしくいられることに気づきます。
きっと、生き方も同じです。”今の私”は、形態はフリーランスがよい。仕事もできれば、プロジェクト単位が心地いいのです。そして、その感覚が変わっていっていい。だって、野良猫なのだから。
(ちなみに、カミーノ出発地点で仲良くなったグループのまま、ゴールまで一緒に歩く人たちも、たくさん見かけました!それはそれで、一生物の絆ができていることでしょう。どんな歩き方も、素晴らしいです。)
⑤自分の弱さが、どうしたって道に現れる
「人は信じない。信じられるのは、自分だけ。」
「プロセスは気にしない、最短でゴールできればいい。」
これは、私の強さでもあるけれど、本当のところは、”弱さ”です。
この弱さが仇となり、カミーノで、こんなピンチな状況になるとは。。。
カミーノ巡礼では、黄色矢印が定期的にあり、巡礼者がルートを見失わないようになっています。例によって”野良猫ライフ”を満喫していた私は、早朝真っ暗闇の中、携帯ライトとGoogleマップを頼りに、一人で巡礼を始めました。
ですが、辺りが明るくなっても、黄色の矢印を見つからない。地元の人に聞いてもわからないというので、ゴール地点の宿をGoogle mapに設定し、示されたルートの通りを歩きました。
途中、何度かバスの運転手さんが「ププッ」と鳴らして、手で反対の方向を指していました。「なんか違うんだろうな」と思ったけど、逆って言われてもGoogle map的に元の場所に戻るだけだし。その先、どっちに行ったらいいかわからないし。とりあえず、携帯片手に最短ルートを歩き続けました。
すると、きづけば、高速道路の脇道を歩くようになっていました。ものすごいスピードで大きなトラックが🚚ビュンビュン走る。ささやかに引かれた細いラインの内側をおそるおそる歩くも、怖くて足がすくむ。「このままじゃ轢かれて死んでしまう」ついには、足が震えて動かなくなり、道端にしゃがみ込んでしまいました。
すると、すぐに、あることに気づきます。ゴール地点の宿までには、9つの街があったことを。巡礼手帳に書いてあったのに、すっかり忘れていました。私は、ゴールしか見ていなかったのです。「プロセスは無視、とにかく、最短でゴールに着ければヨシ。」会社を辞めて、とっくに卒業したはずの心癖が、またしても、顔を出していました。
もし「次はどんな街だろう?」とプロセスも楽しんでしたら、Google mapに設定したのは最終地点でなく、次の街だったはず。そしたら、こんな風に、最短だけど、とても人が歩けるような道じゃないところに迷い込むことはなかったでしょう。
たとえ迷ったとしても、早い段階で、バスの運転手さんの合図を素直に受け入れていたら、違うことが起きていたと思います。。
このように、巡礼中の喜びや痛みには、自分の生き方が現れます。クリアしていない人生のテーマは、何度も、姿形を変えて、やってくるのがカミーノ です。
歩けば、誰でも必要な気づきを得られるのか?
そう問われれば、「違う」と思います。そのことは、ゴール地点”サンティアゴ デ コンポステーラ”の場で、如実に現れていました。
大切なものが胸いっぱいに詰まっていて、歩いてきた旅路を慈しむかのように、ゴール地点の大聖堂を眺めている人たち。彼らは、とにかく、この言葉を口にしていました。
「ありがとう。」
あらゆるものに、感謝の気持ちが溢れていました。とても味わい深い表情をしていました。
一方で、こんな質感の人たちも、いました。
「あ、おわっちゃった。もう、おわっちゃったよ」
あっけなさを感じさせる、寂しさを纏った人たちです。
彼らは、巡礼が終盤になるにつれて
「どうしよう、このまま終わっちゃうのかな」
「まだ歩いていたい、歩かなきゃいけない」
焦りにも似たような感じで、そう話していました。
両者の違いは、何だったのか?
正しい問いと、深め合う仲間の存在
本当のところは、巡礼者をリサーチしないとわかりません。でも、35日800km、たくさんの人と語り歩いた感覚から、わかっていることがあります。
それは、
「どんな問いをもって、巡礼に臨んだか?」
だと思いました。
問いの有無や、持ち方によって、道中に起きること、気づきの量が、全く違っていただろう、ということです。つまりスタート地点が、分かれ道だったんじゃないかと思うのです。
問いを持たず、なんとなく観光気分で歩いていると、いつの間にか終了します。
「あー楽しかった。充実してた。で、なんだっけ?」
となりやすい。
SNSでも、人生の転機に、何かを変えたくて一人旅に出かけたけど、環境を変えただけでは何も起こらなかった、、、という、拍子抜けしたような投稿を見かけます。
私も、カミーノ巡礼の前に、ハワイやオーストラリアなど、2−3ヶ月ずつ放浪旅をしていて、そのことには、うっすら気づいていました。
なので、今度の旅は、ひとりでは過ごさないと決めました。だから、質のよい問いを見つけられる場と、探究する仲間がいそうなコミュニティを探しました。
ちょうどその頃、1990年代に、コーチングをアメリカから日本に持ってきた第一人者、榎本英剛さんが行っている3ヶ月間のワークショップがありました。テーマは、「本当の自分を生きる」でした。
しかも、その場には、プロコーチが、わんさかいました。私もプロコーチではあるものの、自分の置かれている状況は、なかなか自分では捉えられないもの。それに、自分の思考パターンや、過去の体験を飛び越えて、人生を変容させたかったので、申し込み即決でした。
これが、大正解でした。
問いのプロフェッショナルが関わり合い、互いに視野を広げたり、ハマっている思い込みを手放したり、思いも寄らないチャレンジアクションを提案されたり。
自分ひとりでは、絶対やらなかったであろうアクションをし、そこからの気づきをいろんな角度から眺め、深め、次なるステージに向かう自分のエネルギーに昇華させていったのです。
私の人生が激変したのは、紛れもなく、この場が影響しています。
つまり、「正しい問い」と、「探究する仲間の存在」をなくして、本当の変容はなかった!と思うのです。(きっと途中で、思考がぐるぐるして、足が止まったと思う)
だから、そういう場をつくる
私自身が体験し、変容のポイントだと思った4つを掛け合わせた、スペシャルな場づくりにチャレンジします。
①身体感覚で気づく力(ヨガの叡智)
社会で働いている多くの人が、身体感覚を閉じています。思考と思考のせめぎ合いの中、世の中は回っているからです。せっかくカミーノに行っても、身体が感じられない状態だと、たくさんの大切なサインを見過ごしてしまいます。なので、カミーノに行く1ヶ月前から、仲間と一緒に、身体感覚を鍛えるトレーニングをはじめます。
×
②正しい問いを持つ力(コーチング)
問いをもつと、目に入るものや感じ方が、如実に変わります。正しい問いをもつために、人生の総振り返りを行います。あらゆる出来事から、あなたの人生が乗り越えようとしてるテーマを見つけ出します。テーマは、多くの場合、不本意な現実に隠れています。次なるステージに向かうために、必要な内省と探究を行います。
×
③圧倒的な体験を受け入れる力(サレンダーな在り方)
カミーノ では、今のあなたに必要なメッセージが、降り注ぎます。でも、気づく力、受け入れ委ねる力がないと、せっかくのサインも水の泡です。カミーノ での気づきや学びを余すことなく人生に活かすために、「流れ」を観る力・乗る力を一緒に鍛えてます。自我を沈め、流れに委ねると、いったい人生にどんなことが起きるのか?仲間と一緒に実験します。
×
④体験で得た気づきを、人生に活かし続ける力(対話の場)
カミーノでの体験を、人生の学びへと昇華させます。体験は、どう意味付けるか?によって、身になるものが大きく変わります。ポイントは、仲間と分かち合うこと。ひとりでは決して見ることのできない視点から関わり合い、あなたのエネルギーが上がる意味づけをします。そして、新たに人生に取り入れたいアクションを宣言し、行動を応援しあいます。
体験こそが、最高の自己投資と言えるワケ
人は、目に見えるものが欲しい。立派な資格をとって、有名な大学院を卒業して箔をつけ、高額サービスでさらなる知見を深める、、、
コロナ渦で、経済情勢に不安を感じたり、在宅ワークによる隙間時間ができたことで、未来の自分にとって良さそうなスキルを身につける流れが加速しています。
しかし、学び終わりの達成感も束の間、終わってしまうと、また、次の何かをを欲してしまう。そんな終わりのない、自己投資沼にハマっている人が多いと聞きます。かつての私も、同じような気持ちでいたので、よくわかります。
でも、目に見える、確かなカタチが欲しいのは、本当に必要なもので自分を満たしていない証拠です。頭は満ちたつもりでも、身体が満ちていないのです。
本当に必要なものが何か?を見つけるためには、とにかく「身体」がキーになります。身体は、あなたの魂が、何に喜びを感じ、何を欲しているのか、知っています。
身体が体験してしまえば、もう紛れもない事実ができます。しかも、それを証人のように見届ける仲間がいて、なかったことにはできない。もう、新しい自分から、逃げられません(笑)
だから、あらゆる投資の中で、最も効率がよく、人生に良い影響をもたらすことができるのは「体験」と「仲間づくり」です。ここにこそ、リソースを費やしてほしいです。
本当に必要なものを知り、不要だったものを手放す体験こそ、最高の自己投資だと思います。
本当は、800km、全部歩いてほしい
それが、わたしの本音です。
もし、あなたの人生が、時間をたっぷり有しているタイミングならば、カミーノ巡礼を800kmフルに歩いてほしいです。
でも、現実問題、1ヶ月半も休みをとるなんて、なかなかできる人は少ない。それに、いきなり800kmを、ひとりで歩くなんて、ハードルが高すぎるという声もわかります。
そんなあなたに、サリアからはじまる135km巡礼を、提案します。
自分の足で歩いてみて、「あーもっと歩きたい!」と思えば、来年、再来年と続けて、通ったらいいのです。何事も、小さな一歩からです。はじめの一歩を踏み出す勇気から、現実が少しずつ変わります。
ということで、究極の体験がもたらす、自己変容の世界へようこそ。
135kmの道は、ひとりで歩くけれど、
人生は、ひとりで探求しない。
仲間の存在があるからこそ、ひらける未知なる世界へ。
人生の転機にいるあなたを、招待します。
新しい人生のはじまりを、一緒に、体験しに行きませんか。
★プログラムの詳細
2024年度 Camino巡礼プログラムは、4/27(土)-5/7(日)を予定しています。
募集開始の連絡を希望する方は、下記フォームにご登録ください。一般募集の前に、先行案内をさせていただきます。
①日程
2024年4月27日(土)〜5月8日(月祝)
※日本発着の移動時間(想定)を含めた日程です。
予約される航空券によって異なりますので、各自でご確認ください。
※現地プログラムは、2024年4/29(月)朝6:30〜5/4(土)20:00までの6日間
※現地集合・現地解散です。
②旅程
★一人一人歩くペースが違うので、到着場所が異なります。
サリアから、約140kmの巡礼です。
【巡礼前後 グループ対話 全6回】
・巡礼前 「巡礼を通じて、明らかにしたい問い、体験したいことを決める」
日本時間です(ヨーロッパ圏の方は、おそらく朝8-10時頃)
3/16(土)14:00-16:00@ZOOM
3/23(土)10:00-12:00@ZOOM
4/6(土)10:00-12:00@ZOOM
4/21(日)10:00-12:00@ZOOM
※参加することで、より充実した巡礼体験ができます。参加できない場合は、後日録画共有&メッセージにてフォローさせていただきます。
・巡礼後
「巡礼旅の学びを完了し、新しい一歩を決める」
5/18(土)10:00-12:00@ZOOM
「巡礼の学びを、シェアしてさらに深める」
カミーノ巡礼体験 報告会を、参加者全員で開催します!
5/25(土)11:00-14:00@リアル in 江ノ島
※参加必須です。
※過去にこのプログラムで巡礼体験したメンバーたちも参加予定
③プログラム料金(税込)超早割 2023/12/31(日)→ 208,000円
早割 2024/1/31(水)まで→ 248,000円
通常価格 2024/2/29(木)まで→ 298,000円
※上記料金は、プログラム体験のみです。航空券、移動費、巡礼装備、寝袋、宿泊費、食事、お土産、旅行保険などは、含まれておりません。必要に応じて、各自でご手配ください。
※総額イメージ
総額55-60万円前後です。下記は、私が2022年に行った時の情報なので、金額が変わっている可能性があります。最新情報は、各自でお調べください。
・航空券+移動費 20万円前後
・プログラム費 20.8〜29.8万円
・宿泊費 相部屋ドミトリーの場合 2万円程度
(1泊あたり15ユーロ×7泊分)
※個室の場合は、1泊50-60ユーロくらい
・食費 2万円程度(1食 15ユーロ程度)
④定員
1〜6名まで
※3名以上で、主催者も同行。
※1月中に3名に満たない場合は、オンラインにてサポートとなります。
※1月中に3名を満たした場合でも、主催者の妊娠・介護・子供の緊急事態などで、急遽、同行が叶わなくなる場合があります。その場合は、オンラインの遠隔でサポートさせていただきますことをご了承ください。返金はいたしかねます。
(なお、オンラインサポートでの実施も、問題なく完了できることを実証済ですのでご安心ください!)
⑤お申し込み方法
まずは、無料説明会へご参加ください。
説明会の案内希望の方は、下記フォームからご登録ください。
申し込みフォームをご記入いただくと、下記の案内を受け取ることができます!
✔︎事前説明・相談会(無料)のご案内
✔︎2022年度に巡礼参加された方の報告会動画の視聴
✔︎早割適用、お支払い方法のご案内
※説明会の前に、質問したい方は、LINEからお問い合わせください。
⑥キャンセル規定
振り込み完了後は、いかなる場合でも、返金いたしかねます。
※ただし、コロナ感染拡大などの事情等で、入国拒否やスケジュールの大幅変更等が発生した場合には、上記キャンセルの扱いについて、別途検討します。
※やむを得ずいけなくなった場合には、次回以降(未定)開催時に、振替受講可能です。その際、差額が発生する場合がございます。
⑦行き方・帰り方
現地集合、現地解散です。プログラム前後のご予定は、ご自身にてプランニング・ご手配いただきます。ちなみに、私はこんな風に行きますという情報を、ご参考までに載せておきます。私の場合、決め手は、「時間」でした。
往路
羽田空港発
イスタンブール空港経由 (所要時間15-19時間程)
マドリード・バラハス国際空港着
↓
サンティアゴ デコンポステーラ空港
↓monbus に乗って2時間程度
サリア(Sarria)駅
復路
サンティアゴ デ コンポステーラ空港
↓
マドリード・バラハス国際空港
↓
イスタンブール空港経由
↓
羽田空港着
他にも、こんな方法があるようです^^ 一番格安を探すもよし、前後に立ち寄りたい場所によって、プランを組んでもいいですね!!自ら、旅を作るところから、巡礼は始まっています!そんなプロセスも、ぜひ楽しんでくださいね!!
⑧準備するもの
⑨プログラム以外の費用感(宿泊費、食費などのご参考に)
※今回、私たちは、135km巡礼なので、サリア→サンティアゴまでを歩きます。
よって、利用空港は、上記ブログとは異なります。
⑩ご質問
下記のご質問は、2022年9月の巡礼体験報告会で、イベント参加者からいただいたものです。報告会では、カミーノ 巡礼参加者が、リアルな感想を語っています。その内容は、無料説明会にてお話させていただきます^^
また、その他ご質問がある方は、下記フォームからお問い合わせください。同様に、説明会にて、回答させていただきます。
※説明会の前に、質問したい方は、LINEからお問い合わせください。
Q .興味はあるのですが、135kmも歩けるか不安です。普段運動していないですし、体力にも自信がありません。
Q.毎日の食事は、どこでどんな物を食べるのですか?
Q.ドミトリー宿は苦手です。その場合、どんな手段が他にありますか?
Q.人生の目的(なんのために生きるのか?)にどのような影響がありましたか?
Q.途中でくじけそうになったり、辞めたいとおもったことはありましたか?
Q.その時、どのように乗り越えましたか?
Q.カミーノ巡礼中の最大のピンチを教えてください!
Q.この体験は、カミーノ の道でなくても得られるものですか?
Q.カミーノ に行く前に感じていた不安はどのようなことがありましたか?
Q.カミーノを歩いても変わらなかったものは何ですか?
Q.コーチング やカウンセリングなど、人による対話とは何が違いますか?
Q.非日常に身を置くリトリートとは、得られるものがどう違いますか?
Q.「カミーノ は、◯◯だ」の◯◯に入る言葉はなんですか?
Q.カミーノ を歩いたことで、幸福度はどのくらいあがりましたか?
これら、よくある質問の回答は、無料説明会でお話させていただきます^
<まとめサイト紹介>
<番外編>
サリアから100km巡礼した人のブログ紹介!
さいごに
カミーノに、いま、必要な人を導くことは、私の使命で、天職です。
いま、人生の転機にいるあなたにとって、
「そう、これが、私の生きたい人生!」
そんな確信が持てるような旅を共につくりたいです。
きっと、一生忘れられない体験になる。
一緒にいこう。
ようこそ、カミーノへ!!
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大薗 史奈 (Fumina Ozono)
1982年横浜にて、父 母 妹 4人家族の長女として生まれました。
現在は、夫と息子と共に、海の近くで、ほのぼの生活しています。
【保有資格】
・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ ACC/PCC
・世界最大プロコーチ養成機関
米国CTI認定プロフェッショナルコーチ CPCC
・全米ヨガアライアンス RYT200
株式会社リクルート(本体)に新卒入社。10年間マーケティング部門で、新規事業開発室でファッションメディアや、ホットペッパーBeautyの立ち上げ、ゼクシイのブランド戦略などに従事。
その後、トヨタ自動車株式会社 宣伝部に転職し、約3年間、高級車種のブランディングとマーケティングプロデューサーを兼任。
70,000人の社員のうち、ブランドプロデューサーは15名ほど。そのうちの1人として採用され、年間、数十億の予算を担当する。
一見、順調なキャリアのように見えるが、全然そうではなく。
外側に映るのは、華やかな仕事に奮闘するバリキャリでしたが、内面は、どこにも自分の居場所をみつけることのできない「万年やりたいこと迷子」。
仕事も職場もそこそこ楽しいのだけど
「命を使ってまでやりたいことなのか?」
分からず、もやもやしながら働き続ける。
心機一転、会社の看板や役割をぬぎ捨てて、無期限の世界1人旅へ。
そこで
私の人生だったからこその天職と
本当に好きなことで心を踊らせながら働く外国人にたくさん出会う。
大企業勤め中には出会ったことのない
圧倒的な内なる輝きを纏う人たちに魅了された。
日本でもこんな風に、自分の本当に好きなこと、世の中に願っていることで、生計をたてて生きられる人を増やしたいという想いから、
複業や個人事業家として新たなスタートラインに立とうとしている方のサポートを、コーチングとブランディングのスキルを通じて提供している。
もっと詳しいストーリーを読みたい方は、こちらの記事をご覧ください
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雰囲気や人となりがよくわかると思います。
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