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2019年1月の記事一覧
正解を追い求め続けると壁に当たる話
「うまく当てはまらない人って苦手なんですよね」
ある若い編集者がボソッと言った。
取材が終わって、取材させてもらった人についての感想的なことを話していたときのことだ。取材自体はとくに何の問題もなかった。
原稿の構成をすり合わせて、取材内容も問題なくて無事に記事にすることができる。それだけでなく、取材させてもらった人からはおもしろい切り口の提案までしてもらえた。
そういう切り口からその職業の
写真徒然 2019.1.27
※日曜日は写真と話す日
どこでもない場所に佇むのが好きだ。
自分にとっては無関係で無目的な場所。
たとえば、ひなびた物静かなスキー場。
もちろんスキーやスノボはしない。
ただ、無口なスキー場の風景や気配を愛でるのだ。
一応、スノーブーツを履いているとはいえ、
明らかにスキー場に遊びに来たのではない格好をしているのを、
時折通り掛るスキーの人たちがチラと見る。
もちろんエリアの中には立ち入っ
深夜3時にガラスの棒を
こんにちは。村暮らしのライター、ふみぐら社です。
僕はあまり夢を見ない。いや、正確に言えば見てるはずだけどあまり覚えていない人間なのだけど、たまに見る「不条理な夢」は覚えている。
あまりにそういうのばかり覚えてるので、本当に夢だったのかと自分でも不安になる。もしかしたら寝ているつもりで、実はそうではない世界を歩いてるのかもしれない。絶対にないとは言い切れない。
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僕が
ガムテープで人生が変わる
ある朝、新聞を読んでいると「ガムテープで人生が変わる!? 口コミで話題に」という記事が目についた。
どうやら、ある通販サイトで売られている『ガムテープ』がすごく評価され、「人生が変わった」「志望校に合格できた」「会社を辞めずに済んだ」「モテ始めて周囲の目が変わった」とレビューでも絶賛されているらしい。
これは気になる。僕も早速、その通販サイトに飛んでみたのだけど、どう見ても「ただのガムテープ」
神さまは何もしてくれないけれど
ふだん、というか毎日だけど、ほぼ一日中仕事で言葉に触れてるのに、それでもまだ言葉を探してしまう。
職業病なんだろうか。よくわからない。それも、ふつうに生きてる人のなんでもないひと言みたいなのが読みたくなる。
SNSでべつにフォローもしていないけれど、何かのはずみで見えてしまう誰かの断片的な日常の断片的な言葉。
狙って書かれたようなものではなく、たぶん、書いたというかつぶやいた本人はもう忘れて
コーヒーカップが消えたりする
よくない兆候だなと思う。やらなければいけないことはすごくたくさん目の前にあるのに、それをつかもうとした瞬間にひゅんと消えてしまう。
忙しさの中に一瞬だけ空白ができる。真空マシーンのように、いろんなものが吸い込まれていく。
物理的にではないから余計に厄介だ。物理的なモノや状況は何も変わらない。そこにあるはず。なのに、自分の意識や認知からは消滅する。だから、あるはずのものが「ない」のだ。
それこ
大きな話に心が動かないことについて
大きな夢を持ちなさい。野心って大事だよ。壮大すぎるくらいがいいんだよ。
そんなことを直接、間接、婉曲的に言われることってあると思う。若いときはとくに「大人」から言われがちだ。
いや、同じ世代の仲間からだって「なんだよそれ、ちっちぇ夢だな」と笑われる。
どっちかというと僕も口にこそ出さないけれど、小さい夢はあっても「大きな夢」ってないかもしれない。
べつに超現実主義者というわけでもミニマリス
人に嫌われてもいいけど、自然には嫌われたくない
何のくだりでそんなことを言ったのか覚えてない。でも、たしかに言ったのはすごく覚えてる。そんなことってあると思う。
「人に嫌われてもいいけど、自然には嫌われたくない」
このひと言もそうだ。
妻と話していて、ふと何かの流れでそう言ったときに、一瞬、謎の間があって妻が「なにそれ、BGM付けてテロップ入れようか?」って言ったのとセットで覚えてるのだ。
べつに「うまいこと言おう」とか思ったわけでも全
写真徒然 2019.1.13
※日曜日は写真と話す日
わざわざの平田さんの『B面日記』が始まったので早速購読させてもらった。
基本的にそうなのだ。コミュニケーションは疲れる。
こんな当たり前のことを当たり前だからか、あまり誰も言ってなかったけどすごく深く頷く。
なぜこのくだりなのかは『B面日記』を読んでみてください。
世の中には、コミュニケーションをしようと思わなくても出来てしまう人と、ちゃんとしようと思わないとでき