ものかきのおかしみと哀しみ
ガムテープ椅子の存在
工場が好きだった。こう見えて(どう見えてるのかなんて誰も知らんがなだけど)工場の現場を取材するのは嫌いじゃない。
もちろん、そこに住みたいとかの「好き」ではなく、人が介在していながら「人以外の無機質な何か」がそこに息づいてる気配が好きなのだ。どこでもない位相。
当然、工場では何かしらの「モノ」を製造しているのだけど、それは会計上の仕掛品や半製品だったり、一般のユーザーの目には直接触れることのな
食べれる言葉と食べれない言葉と
言葉だけの奴が多いな。あるところである人に言われた。
自分に言われたわけではないのだけど、自分にも言われた気がした。言葉だけの奴。いったい、どんな奴だろう。
言葉を扱って生きてる人間だから「言葉だけの奴」は他人事じゃない。自分もそうなってる可能性はゼロではない。
その人はどちらかと言えば生き方(高尚な意味ではないほうの)で結果的にいろんなことを話せるし物語れる。しかも、その人がつくり出すもの
5分で書いたnoteが重かった
なんか5分で書かないと駄目らしい。noteの新しいトレンド。いや、適当なこと言ってます。
流行ってるのかどうかわからないけど、やってみる。というか本当にそれぐらいしか時間がない。
まあ、ふだんから書くのはそんなに遅くはないけど「5分間しか書いてはいけない」しばりはそんなにない。何かの試験的なものとも無縁な人生だし。
そういえば最後に受けた試験って何だっけ? 思い出せない。
資格とか言っても
人は無人島で言葉を覚えるのか
言葉はどこにあるのか。言葉のゼロ地点ってどこなんだろう。どうでもいい話です。
たとえば、もし自分がポツンと無人島に生まれ育ったとして、言葉を覚えるのだろうか。
そもそも「無人島で生まれ育つ」が原理的にあり得ないという異論は認めます。でも、まったくないとは言えない。
「人」がひとりでも存在した時点で無人島ではなくなってしまうのだけど、それでも自分しかいなくて、他の人との接触や情報のやりとりがま
想いと信念は何がちがうのかの話
似ているようだけど、全然別のものという言葉や概念がある。
その違いを考えたりするのがわりと好きだ。数少ない「趣味」と言えるかもしれない。嘘です。趣味ではない。そんな趣味あまり聞いたことない。
たとえば「想い」と「信念」の違い。
何かを成し遂げてきた人、成し遂げようとしてる人とインタビューで対話してると、その領域の話がよく出てくる。
といっても、べつに「どんな想いがあったんですか?」とか「信
ひどい話を聞いたときにどうするか
ライターの仕事をしていると、聞かなくてもいい話を聞いてしまうことがある。なんだそれ、と思うような。
まあ、ふつうに生きててもあると思う。ただ、そのレイヤーが通常なら自分がまったく関係ない世界のものだったりすることもよくある。知らなくていい世界を知ってしまう。
直接的な被害者がいるものでもないし、善意の第三者(法律的な意味ではなく)が「大変だった」と言ってるだけで実害もない。関係者に疲弊をもたら