ものかきのおかしみと哀しみ

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記事

フリーランスこそラジオ体操をやったほうがいい理由

ラジオ体操をほぼ毎日している。というと意外な反応をされるのだけど。そういうイメージはないらしい。

どこかの工場とか現場で勤めてるわけでもないフリーのライターなのに?

たぶん99%の人はラジオ体操に興味ないと思うので、ちょいちょい小ネタ挟んでいくよ。

なんでフリーランスのライターがラジオ体操するのか? 

最初は妻がどこからか「ラジオ体操いいらしいよ」と聞いてきたのがきっかけ。正直、最初は「ラ

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落したのは金の斧です!
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取材の笑顔の向こう側(再放送)

取材用の顔というのがある。比喩的な意味でも使われるけれど、実際にその現場に居合わせるといろいろと考えさせられる。

ある著名な法律家の先生のところに伺っていたときに、急に新聞社の記者が同席することになった。

記者は時間がないらしく先に話を聞きたいという。僕は別にかまわなかった。どうせその日は泊まりだし、時間は気にしなくていい。

先生は「それならすぐに始めましょう」と、僕らとの雑談をやめて記者か

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落したのは金の斧です!
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おじいさんはもう山へ芝刈りに行かない

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に。

昔話『ももたろう』の有名な書き出しは令和の時代になっても生き続けている。なんてことのない、おじいさんとおばあさんの日常が書き出しなのに、なんでこんなに記憶に残ってるんだろう。

まあ、でもそれはよくて、問題はもうおじいさんは山へ芝刈りに行かないことだ。

これも有名な話だけど、本当は「芝刈り」じゃなく「柴刈り」。べつにおじいさんは山で優雅に芝生

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雉が横切りました!
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好きなひとのはなしをするよ

いつ告白しようかと、ずっと考えていた。

嘘です。そういう誤解を招く言い方はよくない。だけど、いつ書けばいいんだろうなというのはずっと自分の中にあった。これは本当。

日記の話だ。

僕には好きな日記がある。もしかしたら、その人はこんなふうに話題にされるのはあまり好まないのかもしれない。

日記はどうしたって本来、その人自身に向いているものだから。なのになぜか日課のように読んでしまう

短い日記だ

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あ、ありがとうございます!
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なぜ、あの飲食店本を読みたくなるのか(その5)バーのマスターが書く理由

どんな仕事もそうだと思う。新人のころは先輩や大ベテランの仕事ぶりが、すごく余裕のあるものに見えたし、本当に同じ職業を名乗っていいのだろうかと気後れすることもあった。

自分は仕事の中身もスカスカなのに、悩みはつきない。わからないことは聞けと言われても、なにがわからないかがわからないのだ。まるで服を買いに行く服がない状態。(ちょっと違う)。

そんなのは誰もが通る道で、その先にはとくに悩むこともなく

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落したのは金の斧です!
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ピュアなこと

どうやら思いのほかピュアらしい。

なにが? っていうのも自分でいうのも変だけど、僕自身のこと。もちろん自分ではそんなの思ってもない。

自分でピュアいってたら気持ちわるいね。

あることで「ピュア疑惑」が発覚したのだけど、わりと人から言われたこととか、人のやってることを「そのまま」受け取る傾向がある。

あの人、あんなふうに言ってるけど本当はこう思ってるんだからね。
親切にやってくれてるように見

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虹の味がしました!
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世界が手に入っても入らなくても

人間には二つの考え方がある。世界を手に入れたいという考え方と、世界を感じたいという考え方。

どっちがいい悪いではなく、ある。考え方というかアティチュードというか。

たぶん無意識レベルでは僕にだってあるんだろう。人間に備わった欲のような何か。あるいは原罪みたいなもの。大げさ。

で、自分の置かれた環境とか状況でどっちにもスイッチが入る。世界を手に入れたい←→世界を感じたい。

人気。評価。影響力

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山が見えます!
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ものかきに必要な距離感

ひとは基本的に寂しい。

どうしたって自分をわかってもらいたい生き物だ。文章にだってつい、出てしまう。

自分をわかってもらいたい気持ちが強い文章は読みにくい。

誤解を招く表現なのはわかってる。自分をわかってもらいたい初期衝動みたいなのがあって文章を書く。そこはいい。じゃなきゃふつう文章わざわざ書こうとは思わない。

大事なのは、その次。「わかってもらいたい」のまま文章に突っ走るのではなく、「わ

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雉が横切りました!
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拳銃の悩みについて(再放送)

誰にだって人に言えない悩みはある。この国にもいろんな人がいるのだから、どんな悩みだって存在理由があるのだろう。と思う。

もう今では撤去されてしまっているのが残念だけど、とある駅前に《拳銃の悩みでお困りの方へ》と記された電話相談の看板があった。

ほとんど誰も気に留めない中で(まあ、だいたいどんな看板もそうだけど)、僕はそこを通るたびに気にしていた。

といっても、僕が法に問われるようなものを所持

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イノシシが遊びに来た話

最初に気づいたのは妻だった。

「うちにイノシシが来てる!」

真昼間である。いくら里山だとはいえ、人間の活動してる昼間にそれも家にイノシシが来訪する想定はしていない。

だからなのか、「イノシシが来てる」が現在進行形なのか過去形なのか一瞬よく分からなかった。

「え、イノシシって?」
仕事の手を止めて、妻のほうを見ると外を見ている。

一応、キッチンガーデンと名付けた(実際はそんなオシャンティな

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spasiba!
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